大部分の昭和世代は

人生の大切なことは子供を育てることと

考え育てられてきました。

子育ては昔も今も変わらず20年ぐらいです。

親の元を巣立ってゆくからです。

一方、日本人の寿命はというと。
日本人男性の平均寿命 が初めて80歳を超えた。

女性は過去最高の86・61歳。

大人になる年がざっくり20才と考えると、

それから人生は70年もあるということです。

その中の子育ての20年間というのは

一生の中のウエイトとして

劇的に短くなったのです。

たとえば、昭和22年の頃は

まだ平均寿命は50才越えぐらいでした。

50才なら自分が大人になって、

結婚して子育てが終わる頃に

寿命がくるという人生になります。

つまり、自分が育ててくれた親同様に

子育てが人生の最大の関心事であり

人生のもっとも大切なことなのです。

それが、現在はプラス30年以上も

生きることになったのです。

平成の時代には、子育て後からの

人生が長くなってしまったのです。

この現状から自分の人生をどう考えるべきかは

大きく変化しなくてはいけないことだと気づきます。




子育ては人生の4分の1以下の期間となったから、

さっさと結婚して子育てする方が

今の時代には合っているということです。

もう一つは、結婚生活が子育て後から

30年近くあるから、夫婦の関係性を劇的に

変えなくてはいけないということです。

子供を育てる期間は、

人生の一部になった時代には、

積極的に結婚して子育てして、

その後の人生を充実するために

人生設計するべきなのです。

子育てでよく議論になるのは

お金がかかるというものです。

しかし、金銭的な問題など

子育てではたいしたことありません。

世界を旅してきた経験から言うと、

日本より遥かに貧困な国でも

必ず子育ては上手くいっています。

むしろ、そういう国の子供たちを見ていると、

日本よりも心豊かに育っています。

つまり、画一的な経済第一主義な

子育ての考え方を捨てることが重要なのです。

お金がないと子供は育たないという

妄想を抱かないのです。

日本は100年後に5,000万人の人口に

半減してしまう国です。

そうなると、子供というのはますます

社会にとっても個人にとっても

大変貴重な存在となるはずです。

つまり、どのように子供を育てなくてはいけない、

あるいは、こうあるべきだと考えるより、

子供を育てることが

人生の宝物だと考えるのです。


子供が高学歴でなくても、

親が沢山の財産を残さなくても

間違いなく社会には

必要とされる存在になるはずです。

太古の昔から同じことですが・・。

そうして子育てが終われば、

全く違う自分自身の人生を考えなくてはいけないのです。

夫婦共に子育て後を過ごすならそれもいいし、

離婚してお互いに新しい道を

歩む選択肢もあるわけです。

しかし、子供との関係は一生変わらないのです。

そして子育てしたことによって

親としても大きく成長します。

バツあり男女が何故再婚が容易であるか。

それは、結婚や子育てで成長してきたからです。

成長した人は人間的にも魅力があります。

だから、再婚率も高くなるのです。

そういう経験を積むことにより

子育て後の新しい人生をお互いに歩んだとしても、

楽しく心豊かな人生を過ごせるはずです。

子育て後の30年間をどう生きるかは

これからの時代の最大の関心事になります。

言い換えると、さっさと結婚して子育てして、

成長した大人として、子育て後の人生を

最高に楽しむことが少子高齢化の時代の生き方です。


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