先日、男性誌のGOETHE(ゲーテ)の表紙の

「仕事が楽しければ人生も愉しい」

というキャッチコピーを読んで、

違和感を覚えた。

雑誌の内容は、

仕事の出来る男は、

こんなレストランを選ぶとか、

こんなファッションを楽しむとか、

こんな生き方をしているとか・・・。

昭和な匂いのプンプンする雑誌です。

仕事出来る男が、

何でも本物を見抜く目が

あると言いたいのでしょうが。

平成に入って、

時代は変わりました。

仕事や高級なものが、

人の価値であるかのような

考え方は古くなっているように感じます。

これから、日本は、100年後の

人口5,000万人に向かって減少しながら、

衰退してゆく経済の時代には、

全く新しい価値感が必要です。

経済が衰退すれば、

仕事は、今以上に「生きてゆくための手段」になってゆきます。

高級なものは、今以上に「特別な楽しみ」になってゆきます。

では、「何が人生の愉しみなのか」

を考えなくてはいけない。




結論を言うと、恋愛(夫婦愛含め)なのです。

恋愛は、仕事が出来なくても、

高級なものを楽しめなくても、

誰にでもチャンスを与えられ、

心から愉しめるものなのです。

経済優先から、

恋愛優先の時代です。

経済という、

勝ち負け、

優劣の世界ではなくて、

側にいる、

愛する人の役に立つことや、

恋愛でときめいたり、

家族をつくることが、

新しい時代の大切な価値感になります。

人類は、文明の面では

産業革命以来

とてつもなく進化しました。

しかし、人間(生きもの)としては

退化しているのではないでしょうか。

退化しているという意味は、

恋愛に興味が薄れてきて、

セックスレス化も進み、

子供もつくらなくなったということです。

本来、あらゆる地球上の動物は、

子孫を残すために、

環境に適応して

進化してきたのです。

人間の進化は、

いったい、

どこに向かうのでしょうか。

そう言う意味では、

これからの100年間、

日本人は、大きな価値感の転換期に

さしかかったということを感じます。

最後に残るであろう、

人としての大切なことは、

心を重視した生き方です。


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