ベトナム在住の

ヒプノセラピスト・作業療法士の

二宮和加子です虹

 

 

未だに作業療法士の学校を

受験するために

勉強していた頃の夢を

見ることがあります。
 

 

受験前日に

「間に合わない」と泣きながら

勉強している場面で、

はっと目覚める夢です。

 

 

受験ノイローゼのイラスト(女性)


31歳の時に人生の方向転換を決意し、

会社を辞め退路を断って約1年間、

必死に受験勉強に打ち込みました。

 

 

32歳で作業療法士の学校を

受験して合格。
3年間一回り以上年下の同級生と

寮生活を共に過ごし、国家試験に

合格して、作業療法士になりました。

 


私は現役時代、文系だったので

理系の授業はチンプンカンプンはてなマーク
物理学や統計学、生理学、運動学、

病理学、人間発達学etc・・
人間の体は宇宙だと思いました・・

 

宇宙


理解するには、かなりの努力が

必要でした。
でも、諦めずコツコツと3年間

努力し続けました。


試験ではいつもぎりぎり合格が

多かったけど・・
必要単位をとることができ、

卒業式を迎えました。

 


卒業式では、先生から

はなむけの言葉として

一言いただくことが

恒例行事になっていました。

 


私への一言は

「ウサギとカメのカメ」でした。

 


カメ

 

 

その心は

「ウサギとカメの

カメは、歩みはゆっくりだけど

歩みを続け、ウサギに勝ちました。

 

 

あなたは歩みがゆっくりだけど、

コツコツ努力して

この卒業の日を迎えました。

コツコツ努力する意味を

教えてくれました」


私は誰かに認めてもらいたくて

努力していた訳ではありません。

 

 

それでも先生の言葉を聞いて

「あなたの生き方はそれでいいんだよ」

と背中を押してもらえているような気がして

素直にうれしく・・

 

 

この3年間の努力が

報われたような思いで、

心がいっぱいになりました。

 

ハート


それまでもカメな人生でしたが、

それからの私の人生は

「カメでもいいんじゃない人生」

となり、ゆっくりな自分のペースを

肯定できる生き方にシフトしていきました。


私もウサギを目指した時期もありました。
でも、納得しないと前に進めない性格は

変えられませんでした。



無理に進むと必ずトラブルが

起こりました。

 


学生時代ならテストの点数が落ちたり、

大人になったら体調を崩したり、

人間関係がおかしくなったり・・ 

 

たまご


だから、カメで生きようと開き直り、

カメな自分を受け入れて

生きるようになりました。

 

人生をマラソンに例えるなら、

最後尾でも良いから、

自分が信じる道を完走することを

目標にして生きています。

 


信じる道にも時々分かれ道があって・・

それを選ぶ時にもカメですね・・

 


でも、選んだら次の分かれ道まで、

ひたむきにカメとして進みますカメ

 


カメな人生は歩みがゆっくりなので、

周りの景色もよく見えて楽しいです目がハート

 

ハノイの風景


そして、いろいろな人が

声をかけてくれます。
ゆっくりだからかな?
その出逢いも面白いですラブラブ


随分、
楽しいカメな人生

変わってきました。

 

カメな人生でもいいじゃないカメ

 

 

不器用でゆっくりだけど、

カメな人生が好きですニコニコ
 

 


出会いとご縁に感謝して・・
ヒプノセラピスト・作業療法士
二宮和加子