DAY56〜58
急に発現した急性の皮膚GVHDの診断は、
STAGE3(全身の50%↑)、重症度GRADE2とのこと
セレスタミン(ステロイドと抗ヒスタミン薬の合剤)を服用してコントロールを試みる
一方で、ステロイドによる免疫抑制による影響を考えて抗真菌剤(イトリゾール)を追加、
また抗真菌剤がタクロリムスの血中濃度に影響するので、モニタリングすることになった
セレスタミンに反応して痒みはコントロールできているものの、まだ拡がりがあるためデルモベート(ステロイド軟膏、ストロング)を追加することになった
手ごたえでは、セレスタミンとデルモベートで皮膚GVHDをコントロールできそうな予感、
さて、この頃の検査結果は、
白血球、赤血球は変わらず順調で、血小板は減ってなかったので経過観察が続いていた
が、急に血小板が自力で増えはじめた!
皮膚GVHDに対するステロイドによる免疫抑制作用が、血小板を抑制していた免疫に作用した結果かな?とのことであった
予想どおりイトリゾールの影響でタクロリムスの血中濃度は上昇し始めた
いろんなことが起こる、、
でも、このコントロールがついたら、退院について相談することになった
そう、どうしても気になり、、
ハリーポッターの敵は誰だった?って調べたら、ヴォルデモート卿でした
ヴォルデモート卿、、
デルモベート、、となんか、似てる