フランカー=シリーズもの


大体のデザイナーズパフュームは

第一作目

オリジナルとしてEDP(オードパルファム)を発表し


オリジナルがヒットすれば


第二弾として

EDT(オードトワレ)版


さらに第三弾

インテンス(濃密)版

ブラック・ナイトなどのセクシー版


まだまだ売れるなら

サマー版やフレッシュ版


という風にどんどんとフランカーが増えていきます


フランカーが続々と登場するのは人気の証


ただ、ここ10年ほどで

フランカー誕生が異常に早いし多い(某マークジェ〇コブスのデイジーシリーズとか)


香水もビジネスですから


次々と新作を出して

売れないものは淘汰されていくのですが


新作にかかるコストと、元あるものからリミックスさせるならどちらが安易かといえば


全く新しいものを誕生させるより

フランカーを誕生させた方がはるかに手間もコストも削減できるのでしょう



私がよくフランカーのレビューでも

「オリジナルのバニラ増し版」

「オリジナルの〇〇抜き版」

と言ったように


元あるものから足し引きしてフランカーが作られているとなれば

調香師の仕事も速くなるに決まっています


そして残念ながら広告もオリジナルの使い回しが多いのも昨今のフランカー香水の特徴です


しかし、消費者もあほではありません


新作だからと言って話題性だけで香水を買う時代を過ぎた

中・上級者、マニア、長年のコレクターは


はっきりと

「オリジナルとほぼ変わらない。お金の無駄」とレビューし(海外のレビューサイトね)それらを買うことスキップします


私もフランカーは当たり外れあると思っていて

「オリジナルと似たり寄ったりのもの」はスキップするようになりました


ですから、

・オリジナルと全く異なるアレンジをした香り

・オリジナルと異なるボトルデザイン

(オリジナルと異なる広告)

これらを加味してフランカーを購入するようになりました


昨今のフランカーリリースし過ぎ問題

あまりに商魂たくましすぎると


消費者も萎えますが


しっかりとした目利きで

自分にとって良いフランカーを選ぶ必要がありますね



追記

フラワーバイケンゾーのコメントで

とてもユニークなフランカーを教えてくださった読者様ありがとうございます!


びっくりするようなフランカーで

なんと

トロピカルなフラワーバイケンゾー

プルメリア、塩バニラ、イランイランと完全に南国仕様!ボトルも真っ赤!




こちらは冬のフラワーバイケンゾーです

バニラ、ミモザ、ツバキ、ローズでラストは和風の香りになるそうです!

ボトルのキャップもオリジナルと異なりツバキになっています!なんて芸が細かいんだ…


良いフランカーもたくさんあるということを

最後に記すとしましょう