Vaara Penhaligon’s 2013年

調香師 Bertrand Duchaufour

メインアコード
・ローズ
・スイート
・フルーティ
・フレッシュ
・ウォームスパイシー

持続力
★★★☆☆ 普通

拡散力
★★★☆☆ 普通

ノート
トップノート
マルメロ、ローズウォーター、キャロットシード、コリアンダー、サフラン

ミドルノート
モロッコ産ローズ、ブルガリア産ローズ、フリージア、インド産マグノリア、ピオニー

ラストノート
ハニー、ホワイトムスク、シダー、サンダルウッド、ベンゾイン、トンカビーン
メインの香料目立つ順に
マルメロ、ローズ、サフラン、ピオニー、コリアンダー

年齢
20代から40代くらいのイメージ

季節
春夏秋

時間
昼夜問わず
オフィス・学校ギリギリ使用可能

こんな人にオススメ
・ローズの香りが好き
・ひとひねりあるローズ香水を探している
・オリエンタルでスパイシーな香りが好き
・サンダルウッドの香りが好き

インドのお姫様のためにオーダーメイドでマハラジャが作らせた香り



ウメイド・ガジ・シン2世が2011年に孫娘誕生を記念してペンハリガンに作らせたオーダーメイドの香水

ヴァーラは孫娘の名前で、香水も同じくヴァーラと名づけられました

香水のオーダーメイドの依頼があった当初は孫の性別はわからなかったので

性別の垣根を超えた香りにしてほしいと注文がありました

こうして出来上がった香水はというと、、、

ここでストーリーは終わりません

ペンハリガンがヴァーラを気に入ってしまい
「これを市場に出したい」とガジ・シンの許可を得る事に成功

こうしてガジ・シンの孫娘のためのオーダーメイドフレグランスは、2013年に市場に出回ることとなったのです

さて、インドのお姫様、ヴァーラの香りは

ガジ・シン所有のウンメイド・バワン宮殿に咲き乱れる花々の香り
インドの香り、意外にもローズがメインです

トップノートはジューシーなマルメロとローズがフレッシュなオープニング
ほんのり異国情緒が感じられるのはサフランとコリアンダーでしょうか

普通のフルーティフローラルではなく
スパイスの香りもほのかにします

そしてドライダウンするとローズを中心に甘い香りのピオニーやフリージア、マグノリアが柔らかく香ります

スパイスの香りは一旦薄くなってフローラルゾーンに突入

そしてラストノートではローズの残り香とサンダルウッドが肌に残ります

甘さがあるのはハニーでしょう

とても癒される至極のラストノート

サンダルウッドが好きな方には絶品ではないでしょうか


インドときいて、カレー屋みたいな香りだったらとビビりまくっていましたが

ほんのりスパイシーで美しい香りでした

インド過ぎず、丁度良いオリエンタルさ
でも、異国情緒あふれる香り

なんて魅力的なヴァーラ!