ミケちゃん ありがとう | 陽だまりの中で まったりと 

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      個人ボランティアとして活動をしていく中で
      自分の感じたことを綴っています

今日も覗いていただきまして

ありがとうございます

 

 

 

 

3人の餌やりさんで

餌をあげている場所で暮らしている

ミケちゃん

 

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ミケちゃんは 3年ぐらい前に

6匹で 捨てられました

 

そこは 他にも野良猫たちがいる場所で

それを知っている方が

遺棄したのだと思われます

 

6匹で捨てられた子たちも

自然と 姿を見せなくなり

私が 餌あげを手伝う 2年ぐらい前には

ミケちゃんとミーちゃんの 

2匹だけになっていました

 

 

ミケちゃんは

先月ぐらいから 食欲が無くなり

少しずつ 痩せて行きました

 

風邪もひいているようなので

抗生剤を 病院からいただいて

フードに混ぜて あげていました

 

でも 今月に入ると

カリカリはもう 食べれなくなって

パウチのみを 食べていました

 

9日 私が当番の日

餌場に行くと

うずくまって動けない状態でした

 

ミケちゃんは 私には

一定の距離を置いている子で

今まで 触れたことがありませんでした

 

この日 初めて ミケちゃんを抱っこし

病院で 診察を受けました

「非常に危ない状態です」

と 言われ

餌場に帰すことが出来ず

ウチへ 連れて帰りました

 

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私には 迷いがありました

 

以前 ある餌場に 不妊・去勢手術の啓発に行った際

体調が良くない猫がいて

ボランティアのHさんが その猫を保護されました

 

その猫は 体調が良くなることは出来ませんでした

私が その方のおウチへ伺った時

「帰りたい」

そう 言っている 心の声が 聞こえました

 

でも それを Hさんには告げませんでした

それから数日経って 

その猫が亡くなったことを聞きました

 

その猫の 「帰りたい」

という 心の声が

私の心に ずうっと 残っています

 

 

今回 ミケちゃんを 早めに保護しようと思えば

出来た筈でした

 

でも ミケちゃんは

この餌場で 一緒に暮らした猫たちと

過ごすことの方が幸せなのではないか?

そんな 迷いがあって

なかなか保護に至れませんでした

 

 

ミケちゃんを 保護する時

ミーちゃんが 見ていました

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「ミケちゃん

病院へ行って来るからね」

そう 話して 連れて行きました

 

翌日 餌場に行くと

ミーちゃんが 私を見て

怒ったように 「ニャー」と 何度も鳴いてきました

「ミケちゃんを どうした?」

そう 言っているように 思えました

 

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ミケちゃんは

自力では 何も食べることが出来ず

口元に ちゅーるを付けても

舐めることもしませんでした

 

9日の 夜 11時過ぎに

ベットに お漏らしをしてしまいましたが

名前を呼ぶと

まだ 反応してくれました

 

その後 朝方 3時頃

様子を見に行った時には

名前を呼んでも 反応してくれませんでした

 

10日は ウチへおいてくることも出来なくて

一緒に 出社しました

時折 寝返りを打つ時がありましたが

キャリーの中で

静かに 過ごしていました

 

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ウチヘ帰って

キャリーから ベットへ移す時

悲しそうに 泣いて

やっぱり 餌場に帰りたいんだと感じました

 

 

午前3時ごろ

様子を見に行くと

静かな息になっていたので

その場を離れることが出来なくて

暫く ミケちゃんの体を撫でながら

いろいろと話をしました

 

 

3時半頃

ベットに爪を立てて

起き上がろうとしましたが

起き上がることは出来ませんでした

 

それから ミケちゃんの呼吸は

休んで 時折大きく呼吸するようになり

そのまま 呼吸は止まりました

 

 

 

 

きちんと 猫の飼い方のマナーを守らずに

猫が増えて困ったからと

遺棄する人間

 

猫にも 人間と同じように感情があって

ちゃんと 呼吸している

尊い 命だということを

理解されていますか?

 

 

その猫たちを 外へ捨てて

その子たちが

これから どんな思いをして生きて行くのか

考えたことは おありですか?

 

 

猫を遺棄するような飼い主の所で暮らすより

愛情持って 餌をあげてくれる方のもとで

過ごした方が 幸せなのかも知れない

そんなふうに考えてしまう 自分がいます

 

 

ミケちゃん

ミケちゃんは 幸せでしたか?

辛かったですか?

 

ミケちゃんが ミーちゃんと一緒に過ごした日々は

幸せだっと信じたいです

 

 

ミケちゃん

もっと早く 病院へ連れて行ってあげなくて

ごめんね

辛かったね

 

 

ミケちゃんって話しかけると

少し離れた所から

私を じーっと見ててくれたね

ミケちゃんが 私の事 嫌いじゃないの 知ってたよ

 

 

ミケちゃん ありがとう

ミケちゃんのこと

ずうっと ずうっと 大好きだからね

 

 

 

 

 

今日も最後まで読んでいただきまして

有難うございます

光に包まれて 穏やかに過ごせますように