最近 思うこと | 陽だまりの中で まったりと 

陽だまりの中で まったりと 

      個人ボランティアとして活動をしていく中で
      自分の感じたことを綴っています

ある方からの夕方の電話で 「明日 猫を保健所へ連れて行くと言っているので なんとかして欲しい」と相談がありました

私達が活動しているのは福島市 相談があったのは会津若松市 決して近いとはいえません

だから とりあえず 福島犬猫ゆいまーるの会の代表が知り合いの会津若松市の方へ連絡しましたが「線引きしないと自分達が崩壊する」と断られてしまいました

線引きってどこでするの? 聞いてしまった以上ほって置けないじゃないですか

連絡くれた方へ なんとか待ってくれるよう頼んできて欲しいとお願いしましたが 「自分は説得したけれどこれ以上はできない」と断られ 翌日 代表が保健所へ連絡し 飼い主の方の連絡先を聞きだし 「必ず自分達が行くので それまで面倒見てて欲しい」とお願いしました

 

行ってみると 70歳ぐらいの女性ひとり暮らしの方で 神経質なぐらい綺麗好きな為 母猫2匹 子猫が10匹の面倒をみるのに 体力的に限界にきていたし お金も月9万と高額をかけていました

いろいろ検討した結果 全頭代表が保護することとなりました

 

 

また 80歳近い老夫婦の親戚の方から 猫がいっぱいいて 不妊・去勢手術をするよう何度言ってもやらないので説得して欲しいと相談がありました

 

年金生活をしている為 生活は楽ではなく メス猫5,000円 オス猫4,000円でできると言ってもそのお金がでないの一点張りでした

そこで「日本捨猫防止会」様のお力を借りて 10匹の猫を不妊・去勢手術することとなりました

 

いざ 中へ入れてもらうと 成猫が14匹 今年生まれた子猫が9匹 計23匹で多頭飼育崩壊寸前の状態でした  「今年生まれた子猫は里親さんに出しましょう」と話しても 「かわいいから自分達で面倒みる」と仰られていますが 猫が風邪引いた時の治療費や 年金をもらうまで猫の餌を買えないからとフード代を私が立て替えています

何度かお話しても 自分達の経済力では 全ての猫の面倒をみれないという事にきづいてくれません

 

また 福島犬猫ゆいまーるの会のブログも見てくださっている方はご存知だと思いますが 皆さんのおかげで 命が助かったレオ君がくらしていた場所

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あそこも 老人の方が野良猫に餌をあげた事からあそこに猫がいると知れ 近所のアパートに暮らす方が引越しの際 猫を捨てていき増えてきました  老人は認知症になり 家族の方は猫は知らないと面倒をみてくれないので Oさんが餌やりに行っていましたが 昨年の8月から私が餌あげに行っています 時々人懐っこい子が増えて その度に不妊・去勢手術を実行しています

 

 

他のボランティアさんのブログでも こうした高齢者の方に飼われていた猫の問題を目にします

これから ますます増えて行くのではないかと危惧されます そんな時 猫を思う 我々個人ボランティアに責任がもとめられるのでしょうか

 

今 私の家にも 重篤の子がいて 入院と言われましたが 病院でひとりで逝かせたくなくて 毎日通院している子がいます

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何があるか わからないから 通院後 私と一緒に毎日通勤しています 社長が許してくださるからできる事で感謝しています

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12日間通院して やっと元気になってきてくれました まだ毎日の通院はかかせません

なんだかんだいって 毎月5万~7万ぐらいの医療費を個人負担しています これについては 子猫を保護する時って みんな風邪を引いていたりとかしているので 自分が保護すると決めたのだから仕方のない事だと思っています

 

高齢者の問題によって 自分達に求められる猫達の保護  今 みんなキャパーがいっぱいな状態です だから シェルターを作らなきゃ! じゃその為の費用は? 作ったら自分達の時間と労力そして毎月の経費 自分達でまかないきれるのか?という不安があります

 

難しい問題だと思います。安易に「保健所へやる」とか「ボランティアなら保護して」と言って解決できる問題ではないと思います。

とりあえず 自分達がすべき事 出来る事をしながら この問題へもどう対処すべきか考えていかなければと思っています