Festina lente!〜悠々として急げ〜    -3ページ目

Festina lente!〜悠々として急げ〜   

日々の希望は、フィギュアスケーター羽生結弦さんの存在。さまざまなこと。さまざまな幸せについて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気づけば、いつも隣にいて、
笑顔を向けあっていた。

心から楽しんでいるのは
2人の表情を見ればわかった。

ライバルであり、同志であり。

時に、周りのざわめきに飲み込まれそうな時でも
いちばん理解し合える関係に見えた。
 

なぜなら、崖の上で行われる闘いの場に

立てた者は限られているから。

 

その厳しさ、極限の緊張感を

知っているというだけで
お互いに特別な存在なのだと思えた。

そして今、新たな道ができた。

それぞれが進む方角は違い、
道は離れていくように見える。

 

けれど、スケートを愛している限り、
いつかどこかで合流するかもしれない。

私はその交差点に立ち、
特別な瞬間を見届けたい。

 

そんな夢がまた生まれた。

 

この旅立ちに彼が贈った言葉に、

安堵と希望を感じながら。

 

 

いつか、彼らがじっくりと

語り合う日が訪れますように。

 

ふたりで、飽きるほど話して、

笑い合う日が。