ブログでも時々登場するハピ助の兄、オチヨ。
オチヨは小学1年生です
オチヨは不安が強くて、とにかく慎重派。
石橋を100万回叩いて渡る性格。
幼稚園のバスはもちろん泣いていたし
年長の時は登園拒否をして、お休みしたことも。
心配していた小学校は、本人の希望で、毎日登下校を一緒にしました。
泣いて教室に入るからスタートして
門まで迎えに行っていたのが
少しずつ距離が伸びて。
でも途中「距離が伸びると、次はもっと伸ばそうかって言われるんじゃないかって、不安になる」
と言われ
(なるほど、たしかに私言いそうと思いました)
『お母さんは何も言わないから、オチヨが決めたらいいよ』
と伝えて
距離を伸ばしては戻してを繰り返し
本当に少しずつ少しずつ、頑張ってきたオチヨ。
そして、昨日、ついに
1人で登下校をしたのです
早くお父さんに伝えたかったのか、夫が帰ってくると走って玄関まで行き、嬉しそうに報告していました。
「お父さん!オチヨ、1人で家から学校行って帰ってきたんだよ!」
その姿を見て、私もやっぱり嬉しくて。
オチヨから報告を受けた夫は、そうか!すごいな!やれば出来るじゃん!と言って、オチヨにこう伝えました。
『これでオチヨは、今度入ってくる1年生の子が泣いていたら、大丈夫だよって声をかけてあげられるね』
私はその一言が、すごく温かく感じたのです。
自分が頑張って超えた一歩を
自信がついたことを
優しさで返していけたら。
出来ない子を見て、自分はできると威張ったり、見下したりするのではなく
気持ちに寄り添ってあげられたら。
そんな子に育ってくれたら、嬉しいな、と思いました。
オチヨの学校は、1学年7クラスもあるマンモス校で
その中でも、親と登下校をしていたのはごく僅かで
何でこんなに心配なんだろう
どんな言葉がけが正解なんだろうと
私自身も試行錯誤の日々でした。
疲れたり時間に追われる日は、ため息をついてしまうことも。
でも、今は、オチヨの気持ちをただただ大切にすることが、大事だったなと思います。
頑張ったら、欲しいの買ってあげる!
というは
頑張れる状態のときにしか通じないし
前向きにチャレンジしてほしくて、背中を押しても
心がついて行かない時はプレッシャーになってしまう。
1年かけて、オチヨと一緒に私も少しずつ、気づかせてもらいました。
少しだけ寂しいのは、ハピ助と小学生の関わりが減ってしまったこと。
学校まで毎日一緒に登下校をして、ハピ助も沢山の子に名前を覚えてもらい、可愛がってもらいました。
先日授業参観に行くと、久しぶりに会った子たちがハピちゃーんと集まってきて、代わりばんこでハピ助を揉みくちゃにしていて(笑)
オチヨのことが世界一大好きなハピ助にとっては、オチヨの成長は一緒にいる時間が減ってしまって、ちょっぴり辛いだろうけれど
そんなお兄ちゃんを見て、ハピ助も成長していくのかなと、2人を眺めて思いました。