「あんたはみんなに良い子だって言われるから性格は大丈夫。仕事も頑張るから何も心配してないよ。」

「ちゃんと結婚してお嫁に行きなさい。」

「姉ちゃんを助けてあげてね。」

「部屋は綺麗にしてやっぱりお母さんの娘だからちゃんとしてるねって言われるようにして。」

「もっと沢山教えてあげたかった。」


二十歳も過ぎてるし姉ちゃんと2人でお父さんもみるから心配しなくていいよって言ったら

「だから安心して逝ける」

そう言ってもらえて私はお母さんを看取る覚悟ができたよ。涙が止まらないけど安心してくれるんだね

こんなに分からなくなっても、しっかりとした言葉で伝えてくれた。こんな若いうちにいなくなってゴメンねって言ったけど、沢山お母さんは私を愛してくれたから謝らないでいいよ。

80まで生きたかったって言葉に胸が潰れそうだけど、私が長生きして土産話を沢山持っていくからね。

明日の朝、またおはようって言ってね

昨日、立ち上がる事が難しくなり救急車で病院へ行くとERから何時も最初に来るのは看護士さんなのに・・・今日は担当医の先生が出てきた。

救急車の中でも何となく嫌な予感がした。本当に何となくなんだけど今までと違うと思った。先生の言葉で、あー当たっちゃったって思ったよ。

「入院だけど今回は帰れない・・かな、今までも同じ患者さんを何十人と見てるから医者の勘みたいなのが毎回あるんだよ。多分後数日かもしれない。」

家で看取るのは危ないから帰すのが難しいみたいだ。今日から病院に泊まってるけど、今は葬儀前も家には帰らないみたいだから、お母さんが家に帰ってくる事は本当にできないのかな。

帰してあげたい。

古くて汚い家だけどお母さんの布団で看取ってあげたい。

ゴメンねお母さん、泣いてばかりでゴメン。

お母さんの前では泣かないから、だからここでだけ言わせて。

お願い死なないで、前みたいに笑って、お母さんのご飯食べたいよ、お母さんと一緒にしたい事が沢山あるよ。

お母さん生きて!

思ったより落ち着いてるし穏やかな気持ちだけど。でも悲しい気持ちも溢れちゃうんだ。

最後まで一緒にいるからお母さんもう少しだけ頑張って。
三年前に癌になった母が7月に再発し余命宣告を受けました。

お母さんの事を忘れない為にも書いていきたいと思います。今は痛み止めの薬のせいか私を分からなくなる事がたまにあります、姉ともショックは受けましたが、痛みも忘れてるのなら良いのかもしれないと思います。

あと数ヶ月と言われてから4ヶ月、クリスマスはツリーを見てチキンも少し食べれたし正月も乗り越えよう!泣いているお母さんを見るのは辛いけど、でも・・・もう少しだけでもいいから一緒にいたいんだ。まだお正月も迎えたいし桜も見たいんだよ。だから頑張ってなんて言えないけど、もう少し一緒にいさせて。