気づいたらすっかり世の中はお盆の季節....
遅くなってしまいましたが、
サックス奏者"SOON KIM" × えがきびと"ninko ouzou"ライブパフォーマンス
「Big Apple -Inner time-」無事終了致しました。
ご覧いただきました皆様、きよみずミチルさん、EST TOKYO主催者、ゲルニカスタッフさん、
そして共演してくださったSOON KIMさん、本当にありがとうございました。
実在しない映画「Big Apple-inner time-」のサウンドトラックとそのシーン。
SOON KIMさんとパフォーマンスをやるにあたり、2人共NYにて表現をした経験があるという事で、共通となるNYというキーワードを元に物語を紡いでいく事にしました。
Big Apple -inner time-
□1
1980年代後半NY。126丁目、ハーレム。
住み始めた当時は怖くて怖くてビビりながら過ごしていた。
日本でハーレムというと超危険地帯でガイドブックにものってなくて全くの未知の世界。
◯2
2004年NY、ブルックリン、ベッドフォードアベニュー。
あの街でいったい何を望み、何を見てきたのだろうか。
どうせ私そのものではなくて、その環境、背景を見て褒めているだけに違いない。
そう思いはじめたのは、自身の自信のなさからに他ならなかった。
それを他人のせいにする己の弱さも含めてね。今ならわかる事だけれど。
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物語を紡いでいくにあたり、同じNYを通してでもSOON KIMさんと私のそれぞれの思いが違う為、それらを対比させるよう10のシーンから構成されるそれらをSOON KIMさんと私のそれぞれの物語を交互に展開しました。
□7
もちろん毎日が楽しいばかりの毎日ではなかった。
実際には淋しいことだって結構あったし、特にクリスマス時期になると街ではみんな買物やレストランで家族や友達と食事をして過ごしているけど、俺はそんな仲間はいなかった。
日本が恋しくなったり寂しくなった時はとにかく眠るんだ。夢で日本の友達に会えるから。
◯8
あの頃を思い出すという事は、なさけなくて 弱い自分を守る為に簡単には受け入れられない自身と対峙する事だ。
表現したいものはあれども目指すところなどわからず 自身を棚にあげて 他人に委ねていただけだったのか。
弱さを強さにすげ替えて意思を貫き通す事で様々なものを失った。
それでも絵を手放す事はしなかった。
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サックスの高揚感緊張感溢れるサウンドの中でシーンとシーンの絵を描いていき、最終的には全て繋がるイメージで...。
久しぶりの壁(紙媒体)へのライブペイントはなにやら今までのものとは違った作品が出てきました。
もっと追求せねば。
そしてこのパフォーマンスを通してSOON KIMさんとはまたいつか一緒に表現ができると確信しました☺️
きよみずミチルさんの絵画と共に。
ミチルさんのNEKOMANDARAが見守っていてくれている、そんな形。
今年のパフォーマンス予定は今後11月27日I.M.O. x 風神雷神 で予定しております。
また詳細決まりましたらお知らせ致します。