今日は語学力向上のための、超重要なお話です
当ブログを注意してお読みになっている方は
外国語習得も所詮は徹底した反復練習の問題でしかない
ということをよ~く理解しておられると思います。
しかし今日、たまたまいらっしゃった方は
「そりゃあそうかもしれないが、もっと論文とか具体例とか出してちょ」
という感じかもしれません。
さらには「結局、英語力って何のことなんだよ?」と
最早哲学的な問いを始めてしまい、終わりなき旅に出てしまう人も。
ということで、少しだけ具体的な話を今日はします。
さて。込み入った話をするとき、私が使うフレーズがあります。
「情報処理能力」です。
言い換えると、 読む or 聴く → 理解する
このプロセスがどれだけ高速で処理されるか、という観点です。
この能力はwpmなどの観点から、秒で計ります。
例えば、1分間で100単語のペースの読み聞かせと
1分間で150単語のペースのそれとでは、難易度は異なります。早い方が難しい。
早いスピードの英語がどうしても聞き取れない、とか
ドラマの字幕を追っていて、途中で何の話題か忘れてしまう、とか
そういうご不満をお持ちの方は多いですが
それは情報処理能力の限界を超えてしまうようなものを相手にしているから。
情報処理能力とは総合力です。
語彙の力、文法の力、発音の力などが合わさって、総合力となります。
語彙と文法がアメリカの博士課程レベルでも、ガチガチのカタカナ英語しか知らない場合
その人は10歳くらいの生意気盛りの英語圏の子どもの言ってることがわかりません。
どれか一つが欠けると、内容の理解に「推測」が入ります。
1×1×1×1・・・と続けば精度は1です。100%ですが
1×1×0.9×0.8×0.7×0.7・・・・と、「完全にわかるとはいえない」ものが混じると
精度はだだ下がり。理解できなくなります。
長文読解が苦手な方は、↑の計算式が感覚的にわかる、という人が多いのではないでしょうか?
一定の範囲内でこの情報処理能力を高い精度で計れるのが
TOEIC L&RやTOEFLなどの一番の強みです。
TOEICの場合、約12000語レベルまでという制約はありますが
900点程度とれれば、英英辞書を片手に大抵の話題にはついていける実力と言えるでしょう。
リスニング45分で音声コミュニケーションの即理解
リーディング75分で読解の即理解 ということで
それぞれ目と耳を通じて入ってくる情報を、どれだけ”考えずに”
処理できるかを点数づけするテストなのです。
↑の0.9とか0.7とかは、「考えしまっているタイムロス」だとご理解ください。
20秒30秒考えている時点で、もう聴解・読解できていないのです。
part5の30問はこの典型です。
単語と文法の知識が十分に実用レベルに達していれば
1問解くのに平均10秒程度で解けるような問題が作られています。
そういう設計思想なのです。
これを理解していると、語学にショートカットが存在するとすれば
徹底した反復練習と習慣化である、ということが分かるようになります。理論と感覚の両方で、です。
ということで、今日は語学習得の最重要事項である
情報処理能力についてお話しました。
ではまた次回!

