7月30日の尾瀬ハイキング記、続きです。
今思えば、この保護柵は本当に保護柵だったのか、それとも地獄への門だったのか・・・(←普通の保護柵です)
あの天国のような平原を離れると、またもや鬱蒼とした、、、というか、普通の山道に。
渡るのが少し怖かった橋。
濡れてたら凄く怖かったと思うので、前日みたいな夕立がある日じゃなくて良かったです。
ゆっくり慎重に・・・
ノリウツギ?
すでに10キロは歩いたと思うけど、まだふざける余裕がありました。
カメラを向けられたら、おちゃらけずにはいられない私達。
シシ神様ポーズ。
これを撮影した友人が「自然と一体化してる!凄い!」と羨ましがる。(変わってるでしょ?)
これね。「もののけ姫」のシシ神様。
「じゃあ今度はあなたの番。」
とカメラを向けると、スパイダーマンで対抗する友人。
流石のクオリティー。
家族も大爆笑の1枚が撮れたので、それだけどもここに来た甲斐があるってもんです(嘘です)。
これね。スパイダーマン。
この画像を見てポーズをとったのではないのに、完璧すぎません?(笑)
保育園と中学&高校が一緒で、その後も一緒にバイトしたりなんだりで、縁が途切れず今に至る私達。
外見は変わっても、中身は変わらずにいましょうね(←変われや)
青いトンボ。
綺麗。
ニニは小休憩。
ニニ「ふかふかの苔ソファーで一休みですニャ」
菌類いろいろ。
食べられそうなキノコ多し。(絶対に食べないけど)
少し離れた所から友人にカメラを向けてみる。
ベストキットのポーズね。だいぶ古いけど。
こんな登りがずーーと続く。
これはまだちゃんとした階段になってるから楽な方。
傾斜はきついけれど。
もし雨で濡れていたら滑るだろうから、下りで使っていたら、この木の階段は怖かったかも。
こういう道が続き始めたらいよいよ大変。
いやいや、ネットに「尾瀬はストックいらない」って書いてあったもの。
超有名で、訪れる人も凄く多い尾瀬だもの。
こんな道はすぐ終わって、きっと歩きやすく舗装された道が出てくるに違いない。
・・・と思っていたけど、甘かった。
この辺りから、私の外反母趾の酷い方の左足が悲鳴を上げ始めました
こんなに痛いのは、登山を始めて以来初めての事。
いつもは外反母趾用の指に挟むシリコンを挟んで歩くのですが、持っては来たけど出かける時に見つけられず、挟んで来なかったのは結構大きいミスでした。
ここ数年の登山は、父に合わせて長い距離を歩かなかったのもあり、外反母趾が影響する事も無かったため、無くても大丈夫だろうと思ってしまったのです。
ギンリョウソウ。
富士見田代に到着。
わあ、きれい!
空の青より、沼に映ってる空の方が青い。
私たちの他には誰もおらず、静かで神秘的に感じました。
タテヤマリンドウ?
終わりのワタスゲ?
ニニ「きれいな景色は疲れを緩和してくれますニャ」
もう少し進むとトイレがあり、長めの休憩。
尾瀬のトイレは全て有料。
事前調べで分かっていたので、百円玉を沢山持って行きました。
ここで左足指を確認すると3本が水ぶくれになっていました。
足の指の間にティッシュを挟みましたが、シリコンとは違い固いので、また別の痛みがあり、ここからの歩行は本当に地獄でした。(でもティッシュを挟まないよりはマシ)
友達がくれたビスコは、気圧でパンパンに。
折角頂いたけど、この時は食欲がなく、横浜に帰宅してから食べました。
ここら辺からは持参した水が足らなくなりそうになってきたので、水分補給は大分セーブしました。
ここからがまだまだ長い
何としてでも16時40分のバスには間に合うように歩かねばなりません。
この後に70~80代男性の団体が反対側からやって来て、「天気も良くて、楽しいね!」と言って通り過ぎて行きました。
この時間帯に反対側からここを通るとなると、この後どんなコースを行くのかしら。
それにしても皆さんタフだなあ。
なかなかの絶景ポイント。
稜線が綺麗。
アヤメ平に到着。
「アヤメ平」だけどアヤメの時期じゃないから、花は何も見れないだろうと思っていたら、キンコウカが一面に咲いていました。
おお~!
これは感動
ここに来た甲斐があったというものです。
ニッコウキスゲ以外に、広範囲を黄色く彩る花の群生があるとは知りませんでした。
もし竜宮十字路辺りでピストンしていたら、見れなかった光景です。
空が広い。
富士見田代に引き続き、アヤメ平でも他に人はおらず、この景色を二人占め(あ、ニニもいますね)。
ニニ「このブログの主役はニニってことを忘れちゃ困りますニャ」
ずっと続く、キンコウカの群生。
吾亦紅。
もう終わりという感じだけど、沢山見れたので良かったです。
横田代。ここからゴールまで3キロ。
富士見田代からここまで、まだ半分くらいしか歩いてないのか
もうへとへとで、足もかなりの痛さ。
人がわんさかいて整備されている尾瀬ヶ原とは違い、この辺りの木道は朽ちているものが多く、一見頑丈そうに見えても踏んでみると、シーソーのように沈んでひっくり返りそうになることが多くて参りました。
木道の板が変わる時は、端を足でちょんちょんと踏んでみて、シーソーにならないか、確認しながら進むという事をしなければなりませんでした。
完全に朽ちてしまっている板もあり、気を引き締めて歩く必要があります。
それがキロ単位で続くので、疲れた体にに追い打ちをかけられました
キンコウカの群生を抜けると、再び荒れた山道になっていきます。
ハナニガナ?
ギンリョウソウ。
ギンリョウソウは結構見かけたけど、写真を撮る余裕さえ無くなってきている。
ベンチを見つけては一休み。
ここではトンボたちがベンチを独占してました。
私達もちょっと座らせておくれ。
まだ山の中を2.3キロも歩くの??
嘘だと言ってよ・・・せめて2キロは切ってると思ってた・・・
ニニ「わざとらしい疲れたポーズを撮ってもらう気力はあるのですニャ」
友人が「金で解決出来るならしたいが、自分の足で歩くしかないという選択肢しかないのが辛い。」と言ってました(笑)
確かにそうだわね
友人の帽子に綺麗な虫。
そこそこ長い時間止まってました。
トンボが帽子に止まることはそりゃもうしょっちゅうなんですが、写真を撮ろうとすると逃げてしまうのです
ここまで来る頃には、足の痛みと疲労とで「あー!」とか「痛い!」とか声を出しながらじゃないと進めない状態に
息切れし過ぎて心臓に負担がかかっているのがわかる。
意識して深く呼吸をしながら歩きます。
足が痛くなければ大分マシなのだろうけど、指先の痛さの為に力が入らず、段差が大きい個所ではよろけてしまったりで、余計に体力を使う。
せめてストックがあれば、左足の負担も減らせたのだけど
あ、あと1.2キロ・・・
普段街中を1.2キロ歩くのは何てことないけど、今この状態で足場の悪い山道はもうイヤ・・・
ニニ「疲れて座ってる友人を立たせて、わざとらしい写真撮らせてるんじゃないですニャ」
めんご~!
針が沢山あるハリブキ。
15時50分、鳩待峠に到着!
売店でキンキンに冷えたアクエリアスを買って、ごくごくと流し込む快感!
水分セーブはきつかったけど、飲み過ぎていたらダルくなっていただろうから、良かったのかも??
そしてソフトクリーム!!
この地方の名産らしい花豆のソフトクリームを頂きました。
美味しゅうございました(600円もするけど、この際値段はどうでも良い)
2日後、iPhoneに元々入っているヘルスケアアプリを初めて開き、歩数と歩行距離を確認。
歩いたなあ。
よく頑張りました
この後、この旅一番の(?)やらかしをして友人にキレられます(;^ω^)
続きます。