創業90余年『人形のモリシゲ』ブログ

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大阪 松屋町にある人形、おもちゃの卸問屋
『人形のモリシゲ』がお届けします。

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観客干支子木目込みさんの前で果たしてキティちゃんは獅子舞をおどることが出来るのでしょうか。獅子舞の踊りを見よう見まねで練習するキティちゃん・・・獅子舞の乱舞が終了後???乞うご期待下さい!

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筒井時正の線香花火「花」桐箱入り 
私は、線香花火が5,000円と聞いた時、正直あり得ないと思いました。如何なる線香花火なのか・・・写真で見ても価格に見合うものなのか疑問視してしまいました。しかしながら、線香花火の燃焼を見るまでもなく、桐箱の箱を開けた瞬間、筒井時正の線香花火に対するただならぬ想いと職人の域を超えた芸術的センスに衝撃を受けました。線香花火をしなくとも桐箱を開けた瞬間、値段以上の値打ちを手にしたものに与える威厳を持っていました。これは、線香花火でありながらアートでした。おもちゃ花火業界が低迷する中、中筒井時正は花火を芸術にまで高め、新たな魅力を業界にもたらす希望の光になるかもしれません。
以下、商品に入ってる説明書より
線香花火の首
手練れが作る線香花火は、途中で火の玉が落ちず、最後まで美麗なる火花を放ち続けます。特に注意を払うのが、火の玉を受け止める“首”です。ふくらんだ風船に針で文字を描くように、人差し指と親指に神経を集中させ、強弱をつけながら撚っていきます。線香花火に使われる火薬は0.08グラム。わずか100分の1グラムの増減で、燃え方が大きく左右されます。もっともシビアで、繊細な花火といわれる所似です。専用の道具を用い、一つひとつ丁寧に火薬を盛っています。
ワインと同様、線香花火も「熟成」によって味わいが深まります。時を経た線香花火は、どこかやわらかく、温かみのある火花を散らします。
2~3年ほど熟成させた松煙はさらりとした質感になり、他の素材とよくなじむので、安定した火花を作り出すのです。
ご自身の手でも線香花火を熟成させることができます。購入時のパッケージに入れ、湿気のない場所で保存してください。お手元の線香花火を残しておき、翌年の楽しみにするのも一興です。
草木染め
えんじゅ、くちなし、蘇芳(すおう)など、天然の素材を使って和紙を染めます。淡くて、どこかやさしい。自然の中にすっと溶け込む色合いに。
八女の和紙
紙の厚さ、目の細かさによって、火のまわり方はまるで変ります。福岡県・八女産の手すき和紙は、火の勢いをスムーズに伝えていきます。
松煙
火薬に使う材料の要となるのが松煙。切ってから30年以上寝かせた宮崎産松の根っこは、花火づくりに不可欠な油分を豊富に含んでいるのです。
上記の文章は、商品に入ってる説明書より 文:山田祐一郎(株式会社チカラ)