星座とアロマテラピー 2 | Earth Code~ほしと あなたを つなぐ場所

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チベット医学の脈診であなたのエネルギーを読み解き、
身体だけではなく、心と魂も癒すオーダーメイドのトリートメントを提供します。

真由美です。

 

こないだ外国人のお客様にオイルトリートメントしてたら「あなたのマッサージはとてもアメージング!今まで受けた中で一番いいわ」とおっしゃってくださったので、(外国人のひとは表現派手だから)と思っていたら、ロンドンでスパを経営されている方だった。

 

「また日本に来たらあなたの施術を受けたいから」と連絡先まで渡してくださったあせあせsss

 

 

最近思うんだけど、私の施術は外国人の女性にとても受けが良い気がする。

英語が話せたら、もっと違う世界が拡がっていたのかもしれない…がーん

 

まあでも、毎日金時豆とあんこ食べて豆乳飲んでいるので、日本以外に住むのは無理かも知らんけど。日本のパン大好きだし。

 

そんなわけで星座とアロマテラピー2です。

 

前回はホリスティック医学のことについてざっと綴ったんだけど

 

(どのタイミングで、人間が宇宙とか星のリズムから離れた生活を送るようになったんだろう?)と、ふと思って調べて見た。

 

1582年10月15日からローマ教皇グレゴリウス13世がユリウス暦の改良を命じ、現行のグレゴリオ暦を導入

春分はキリスト教国では最大の祝日の復活祭の日取りの基礎になるものであるから、その月日が移動しないようにしたいということと、3月20日ころにしたいということから、教皇グレゴリウス13世は、「1582年10月4日の翌日を10月15日と呼ぶこと、キリスト降誕(紀元)年数が、4の倍数の年を閏年とする。ただし紀元年数が百の倍数(当然4の倍数)である場合には、4百の倍数でない限り、平年とする。」と定めた。これがいわゆるグレゴリオ改暦で、西洋では当時これを新式暦と呼び、これに対して4年ごとに必ず閏年を置くユリウス暦を旧式暦と呼んだ。     グレゴリウス暦 世界史の窓より抜粋

 

もともと、キリスト教以外の国では太陽太陰暦や太陰暦が多かった。

 

太陰暦は月の満ち欠けを基準にして作った暦だが、これだと1年が354日になってしまい、地球の公転を基にした実際の1太陽年に比べて11日も短くなってしまうため、1年365日の季節と月をもとにした月日が年ごとにずれるので、農耕などには適さない欠点がある。

 

バビロニア人は遅くとも紀元前2000年頃には、太陰の運行周期による1年354日の太陰暦に、太陽の運行周期による1年365日の季節変動も考慮して閏月を加えることで調整した、太陰太陽暦を使い始めたと言われており、それが世界に広まって、中国でもこの「太陰太陽暦」(中国暦)を使っていた。(暦の変遷 | 時計と社会のかかわり より一部改訂)

 

 

つまり、グレゴリオ暦は「キリスト教の都合と、当時の教皇の権威で定められた、限りなく1年に近いけど太陽周期とは微妙にずれる暦」ということになる。

 

で、そのあとのヨーロッパの歴史は

15~17世紀半ば 大航海時代 

15世紀半ばから地中海貿易の恩恵が少なかったポルトガル・スペイン両国中心に、新たな貿易ルートの確保・当時勢力のあったイスラム勢力の駆逐・新たな領土と富・スパイスを求めてヨーロッパに航海ブームが吹き荒れる。

この頃羅針盤がイスラム経由で伝えられ、また航海に耐えられる造船技術も向上する

 

16世紀 宗教改革

当時絶対的な権力を握っていたローマ・カトリックのキリスト教世界に対するルターの批判がきっかけとなり、バチカン教皇位の世俗化、聖職者の堕落などへの信徒の不満と結びつき、プロテスタントの分離へと発展。

宗教改革の理念が拡大・浸透するうえでは、印刷技術が大きな役割を果たした。

 

17世紀 科学革命

当時地球を中心にして惑星が回っているという「天動説」が一般常識だったのだが、コペルニクス地動説を提唱し、ケプラーが理論上実証。その後ガリレオが望遠鏡で天体観測を行い証明。

ニュートンは万有引力の法則を発見する。

デカルトが合理的哲学を唱えたことで、古代ギリシャから続いてきたアリストテレス的な「自然をそのままに観察して理屈を導き出す」という思考、神学や宗教・精霊といった目に見えない存在のことを考慮するのではなく、「数字を使って証明をする」という現代の天文学・物理学・哲学の基礎を築いた。

 

18世紀 産業革命

1760年イギリスを起点に、急激な技術革新によってこれまでの農業基盤の社会から工業化が進み、資本主義経済体制が確立した。

工場制機械工業が導入され、安定して大量生産できるようになる。製鉄業も盛んになり、蒸気機関車の開発・蒸気船や鉄道の発明など交通革命も起こった。

という流れをたどることになる。

 

 

当時のイギリスの産業革命時、「労働時間が長ければ長いほど生産性が上がる」と考えられていたため、労働時間は1日14時間で、長いときでは16時間から18時間にもなった。

女性や子どもも働かされ、しかも社会的地位が低いので低賃金だった。

 

また、奴隷の売買も盛んで、多くの原住民が虐殺されたり不当に扱われる一方で、近代の資本主義制度が確立した。

 

まあ、それまでのユリウス暦も「1年を都合よくコントロールしようと計算してできた暦」なんだけど、太陰太陽暦のリズムで生きるのではなく、グレゴリオ暦で生活をしていると、「自然と人間をどんどん分離して、細分化していく」「都合の良いものだけを選んで取ろうとする」「自然のリズムではなく、機械みたいに効率化と利便性とお金のみを追求していく生活」を、知らず知らずのうちに送らされるのでは?

 

占星術家の松村潔先生は「人工的な暦としてのグレゴリオ暦のお正月では心が反応せず、脳が反応します」と説いている。

 

先生曰く「お正月になるとすがすがしいと感じるのは、心臓ではなく脳がそう思う」のだが「腹の腑のほうはお正月には全く納得していません」

「占星術では太陽が春分点を通過する3月後半が、自然リズムとして春そのものを表している」そうである。

 

確かに、自然のリズムを感じて生きていると生産性悪いもんね。

 

太陽とともに目覚めて、仕事をして、日が暮れたらお家帰って寝る、とか、

寒すぎたり暑すぎたりしたら、働くのやめて休む、とかしてたら安定した大量生産なんてできない。

 

「自然から分離して、コントロールできる生活」を追求したおかげで、科学や医学は飛躍的に発展し、外の気温が何度だろうが室内は快適に過ごせ、夜暗くなっても電気があるので明るくなった。

 

わたしは痛い思いするくらいなら死んだほうがマシなくらい痛いのが嫌いなので、少しでも痛み感じたらすぐにロキソニン飲むし、飢餓なんて経験したことないし、好きなものを食べのどが乾いたら水でもお茶でも飲める。

 

でも、一方で「常に快適に過ごせるように、こんなにすべてをコントロールしてあげているんだから、あなたたちもコンスタンスに機械みたいに働きなさい」と言われているようにも感じる。

 

「健康管理も仕事のうち」とよく言われたが、それは自分の中で調和を取って「健康である」のではなく、無理をしてもサプリや薬や気力でなんとか「働ける最低限の状態を維持していただけ」で、そういう生き方をしているとどんどん自分の中の感覚と不調和になっていくんだけど、感情も麻痺していくからそれがわからなくなっていく。

 

これだけ便利で平和で快適で清潔な世界に生きているのに、ホルモンバランスが乱れているのがふつうで、免疫系や精神的な疾患がまったくなくなっていないことに、疑問すら感じない。

 

そして、そういう状態でいると、「運」みたいな、「目に見えない流れ」に乗れなくなることに気づいた。