あなたが
成りたい あなたを
あなたの中に
描いているのが
あなたなんかじゃ無い。
あなたは
成りたい あなたに
いつまで経っても成れない
あなたこそが本当の あなたの
姿なのです。
そして
成りたい あなたなど
手放してしまい 成りたい
あなたに成れない あなたの方を
成りたい あなたに成れない あなたで
抱きしめて上げたら良いだけなのです。
それは まだ
一度も誰からも
愛された事の無い
あなただったのです。
いつも
成りたい あなたから
否定や批難ばかりをされて
陽の目さえ見せて貰えて来なかった
あなただったのです。
そして
それが本当の
あなたの姿だと
言う事ぐらい本当は
あなただって知っています。
知っていたけれども
その真実からは目を背けて
成りたい あなたの方を向いて
走りっぱなしだったのです。
やがて それも
力尽きてしまう時が来ます。
その時に成って初めて あなたは
潔く真実の声に耳を傾けるしか無くなって
しまい本当の あなたの姿を認めるしか
無いのにも拘わらず
あなたは そこでも
本当の あなたの姿から
目を背けたままなのです。
真実を認めようとはしないのです。
そんな事を
自分が認めてしまったら
本当に何にも成れなかった
情けない奴に自分が成り下がって
しまうとばかりに いつまでも
逃げ回ってしまうのです。
まるで自分が
認めたり受け容れたり
しなければ何にも成れない
何者でも無い あなたのままだと
言う真実には成らなくて済むと本気で
思い込んでしまっているのです。
確かに あなたの
思い込みの中では自分が
認めなければ あなたは そんな
情けない奴になど成らなくて済んでいて
自分は成りたい奴に向ってまっしぐらに
突き進む大層な奴のように思えているのです。
ところが
それは あなたの
思い込みの中だけの世界で
その世界が見えているのは世の中で
あなた一人だけだというのが真実の
様なのです。
あなた一人の
世界の中では あなたは
成りたい あなたに向って
まっしぐらに突き進む格好が良くて
大層な人のように見えているけれども
それが見えているのが残念な事に世界の中で
あなた一人だけなのです。
そして周り中の
皆に見えているのが
成りたい あなたになど
いつまで 経っても成れて
いない普通の姿をした あなたにしか
見えないのです。そこには大した事の有る
あなたなど見えずに何者でも無い あなたしか
見えないのです。
但し
それが普通の事で
あなたが大した事の無い
あなたのままで大した事の無い
あなたの事を受け容れて上げていれば
そこには真実の あなたの姿を否定したり
批難したりする人など 一人も居ません。
それで何の問題も無かったのです。
有りもしなかった
成りたい あなたを目指していた
あなただけが普通で自然な あなたの姿を
否定したり批難したりしていただけだったのです。
あなたが
あなたの中に
何処までも正直に成って
行くと見えて来る感じられて来る
大した事の無い あなたを 何一つとして
一人では出来そうも無い あなたを
何処までも正直に成った場所の
大した事の無い 何一つとして自分一人では
出来そうも無い あなたのままで その あなたを
受け容れて上げてしまうのです。それは その場所に
おいてしか出来ない離れ業なのです。その場所の あなたにしか
出来ない愛する事なのです。
その代わりに
それが出来る様に成れた
あなたは その場所で生きる事が
苦痛では無くなります。そして誰もが
本当は その場所の中に生きていると言う
とんでもない真実に出逢う事が出来ます。
何処までも
正直に成って上げた
大した事の無い あなたのままで生きると
他の人達の中の 大した事の無い自分の事までを
受け容れて上げることが普通に出来る様に
成れてしまいます。
すると
あなたの前では
伸び伸びとして大した事の無い
駄目ダメな自分の姿を隠さずに
そのままで居る事が出来るのです。
人が本来の
自分の姿のままで
伸びやかに居られる時に
初めて その人達の本来の
貰い受けて来ていた力が目を覚まし
始めてしまいます。
親から
受け継いだ物では無く
命の大元から受け継ぎ
貰い受けて来ていた能力が
開花し始めてしまいます。
それは本当に
その人の開花です。
力んだり
無理をしたり
背伸びをして身体を
酷使して無理矢理に作り出す
物などでは無く
ゆったりとした
大した事の無さそうな
あなたから生まれて来るものこそ
本物ですし いつまでも長続きします。
だって何処にも無理などしていませんから。
そして
それは感じられたり
閃いたりして あなたの中に
真新しい何かを次から次へと産み
落としてくれます。
あなたは
ゆったりとして
のびやかな あなたのままで
弱々しい あなたのままで
弱々しいけれども
感じ易い あなたのままで
ただ 待って上げていれば
良いだけなのです。
そこに全ては
降り注がれてしまう
はずです。
まずは
あなたの中の
あなたが何処までも
何処までも正直に成った
場所に在る 自分なんて本当は
大した奴なんかじゃ無いと知っている
あなたに正直に成って上げてしまい
その あなたの姿を
その あなたのままで
受け容れて上げてしまい
愛して上げてしまう事から
全ては始まります。
あなたの
心の見つめ方の
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