★あなたの愛が 永遠の愛に成る為に 115★ | 自分の心の育て方

自分の心の育て方

あなたの身体は
あなたの年相応に成長しています。
けれども あなたの心の成長は
どこかに置き去りにされたままなのです。


私達の 誰もが必要で
多くの人達が知らずにいる 自分の心の育て方を
解かりやすく伝えて行きます。急がずに ゆっくりと・・・。



◇ 人間物語 の メール講座   NO15 ◇






だから 
これほど多くの 自分を誤魔化す為の
道具が必要になる。
お酒や ドラッグや 賭け事や
ゲームや 携帯や 出逢い系や クラブや 
なんやかやと言うものが
その不安を一時的に 掻き消してくれる。

そして個々においては 愛やSEXが
この不安を掻き消してくれる格好の道具となる。

こんな あなたに本当の愛など
起こるはずも無い。

紛らわしの愛 
紛らわしのSEX
いつまでも同じ相手で居ると飽きてきて
紛らわす事が不可能となる

そこで あなたは 
次なる相手を求め旅をする
そして何人 何百人と相手を変えても
あなたは 絶対に満たされない。

だって道が違う
あなたは その不安に入って行って
その不安が何なのか どこから来るのか
調べ確かめるべきなに・・・。

あなたは ただ逃げ回ってばかりいる
あなたが 逃げ回れば 逃げ回るほど
その不安は より大きなものとなる
それは あなたが あなた自身の手で
大きくしてしまっている。

そして
その不安を紛らわせる為の愛
動機が間違っている
始めの第1歩から間違っている。

あなたが 幾ら 愛を求めたところで
真実の愛は 起こりはしないだろう
相手じゃない
あなたこそ 問題だ。

だって今日まで
何度と無く経験した 愛の中で 
あなたは いつも相手の責任ばかりに
して来たじゃないか
それでも 何も変化は無かった。

今こそ
あなたの問題を 問い始める時が来ている
そうでなければ あなたは一生
愛の浮浪者で終わってしまう事になる。



彼は 現実の自分自身の姿を見始めた
周囲の目から シビアに直視した自分の姿を
頭の中のイメージ化した自分など通さずに
見ることにした。

それは 中々自分で見ることは出来ない
代物なのだ・・・。
触れ合う全ての人に見えている 
生の自分とは一体 どんな姿をした自分なのか?

それは 自分にとって都合の良い部分も
悪い部分も無く 
全てに目を向けた時に
初めて見えてきた。



ここからは 彼の言葉をはさんでみよう
彼は言う
「私は人に理想を掲げては ついてこさせ
本当は自分の評価を上げて行く為の道具にしか 使っていない 
腐りきった人間であった事。
こんな人間に ついてくる人は いなくて当然な事。
そして 私一人だけが それに気づいていないだけで
周囲の人達には それが筒ぬけに見えていて
我慢をしてくれているのに
それらを 一人隠し続けられていると思っていた 
悲しいピエロが 私だった事に 妻を通して 
始めて気づく事ができた」



彼は言う
「私は 妻になり 妻の一日の生活を
できるだけ正確に 生きてみた
妻は 北海道の生まれであり
近所に 頼る人は誰ひとりいない
これを 私は知っているつもりで
完全に 忘れていた。

職場で 気軽に友人を作れる私とは わけが違う
明け方近くになって そんな馬鹿な私は
まるで当り前の様な顔をして 帰って来る。
いつも自分の仕事しか考えていないから
妻の気持などというものは
まるで わかっていないし考えようともしていない。

そして 朝7時 妻は昨夜も遅く
毎日2,3時間しか寝ていず
休みも満足に取っていない身体を気づかって
私を起こす。
ためらいながらも 起こす。

なのに 妻のこんな気持も 姿も見えない為に
さも 俺は疲れているんだとばかりの
顔をして 私は 起きてくる。

朝食のテーブルについてから
妻は私に 盛んに話しかけて来る。

やれ あそこの桜がきれいだとか
隣の○○ちゃんが 大きくなっただとか。

しかし この頃の私は
瞬間的に 自分にプラスになる話し以外は
一切 聞かない様に
できていたし

自分が知らずに
見下している者の話しは
こっちの耳から あっちの耳だった。

妻の話も まったく聞かずに
うるさいから だまっていてくれ
俺は 仕事で疲れているんだとなる。

妻は とても淋しそうな顔をするが
それが なぜなのかを わかろうとしなかった。

それどころか
なぜこんなに 夢中に話してくるのかも
わからなかった。

しかし
妻にとってこの時間は 1日の中で
1番大切な時間であり

この朝の会話は
私と話す事の出来る唯一の時間で
この時間をのがしたら
1日中 誰とも話せないどころか
夕食だって別々 休みはないと言うので
一生懸命だった。

それ程 妻にとっては
貴重な時間だったのである。

そして 夜になると
近所の家々から 笑い声がもれて来る
その笑い声を聞きながら
自分の淋しさを 誰にも話せず
一番 自分の気持をわかってほしい
夫にさえ わかってもらえない淋しさを
一人で我慢を し続けながら
たった一人で ポツンと夕食をとる
妻の姿が浮かんできた時に

私は妻に対して
何ひとつ していなかったどころか
この手で妻を 精神的に踏みつけにしていた自分に
やっと気づく事が出来た・・・。

小さい頃から 泣かずに育って来た 私も
この時ばかりは 大声を出して泣いた。

自分は 幸福にしていると思って
していた行動すべてが
自分の一番大切な人を

これ程までに 
苦しめていた事実を知った時
泣かずには いられなかった。

ただ ただ
自分に悔しくて 情けなくて・・・。

確かに 今まで 頑張って来て
役職も 金銭も得てきたが
失ったものが 余りにも大きかった。

かっては 多少なりともあったはずの
優しさや いたわりと言った
精神的愛情が ゼロに等しかった。

妻が 欲しがっていたものは
役職でも 金銭でもなく

時間など掛からずに 
今直ぐにでも出来る
「私の話を
昔の様な あなたで聞いてほしい。
月に一度でいいから
二人一緒に 夕食を食べたい」と
たったの これだけだった。

なんと 馬鹿な 男だろう
自分にもっとも 身近な妻の本当の
本心からの気持さえも
まったく 理解できない人間に
他の人達の気持など
理解できている訳がない。

この時の妻の言葉は
いまでも耳に残っている
「偉くなんて成らないで欲しい
毎日生活できる程度のお金だけあれば
他には 何もいらない」と言って
生き返った様な顔になった。

この彼の話してくれた事が 
事実 今 世間の多くの人達の上に
起っている事だ・・・。

ほとんどの人達が
自分のもっとも 大切な家庭を
そうとは 気づかずに 
1番 踏みつけにしてしまう。


家庭を破壊して行く事は
自分を破壊して行く事に 
繋がっているし 

最後には
仕事など出来なくなってしまう道を
歩んで行っているのである・・・。






今日のメール講座は ここまでにしたいと思います。
明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに