本年度最後の投稿はアメリカ合衆国のヘヴィ·ロックバンド"SYSTEM OF A DOWN"(システム·オブ·ア·ダウン)が2005年にリリースした2枚の連作『MEZMERIZE』(メズマライズ)と『HYPNOTIZE』(ヒプノタイズ)をまとめてサクッとご紹介です。
MEZMERIZEは2005年の5月リリースでアルバムとしては通算3作目。(アウト·テイク集の『STEEL THIS ALBUM』はカウントしてません..)
そしてHIPNOTIZEは同年11月リリースの通算4作目。2005年は年に2枚もSOADのアルバムがリリースされるという幸せな年であった...。
上記の文章を書いていて改めて驚いてしまうのですがMEZMERIZEはまだアルバムとしては3作目でHIPNOTIZEは4作目なんですな...。なんかもう感覚としては7作目と8作目くらいな感じですよ...。
この連作の堂々たる出来にせよメンバーの見た目にせよ、当時からSOADというバンドは妙な大御所感を醸し出していたよね...。まだ当時は結成10年にも満たないバンドだったのにね...。何なんだろうねあの謎の風格は...。
【MEZMERIZE】

それではMEZMERIZEの感想からですが、まずこの二連作は過去のSOADと比べるとサウンド的にはかなり聴き易くなっています。これまでのゴリゴリなヘヴィ·ロックを期待したファンは少々肩透かしを食らうかも...。(僕もそうでした..)
しかし、このアルバムを聴き終えて感じたのは、このバンドにとってサウンド·アレンジの変化は大した問題では無く、あの"サージ·タンキアン"(Vo,G,Key)と"ダロン·マラキアン"(Vo,G)のインパクトあるツイン·ボーカルと薄気味悪い民族音楽テイストさえあればそれだけでSOAD以外の何者でもない激烈ヘヴィ·ロックに仕上がるという事でした。(つまりこのアルバムも傑作という事..)
この二連作は作風にそれぞれ特徴がありHYPNOTIZEが【エモーショナルに振り切った作風】だとするならこのMEZMERIZEは【バラエティに富んだ作風】と言えますね。アルバム通して聴いてもこれまでのSOADには聴かれなかったタイプの楽曲が目白押し。ストレートなヘヴィ·ロックナンバーからポルカ調にエレクトロと何でもアリです。ヘヴィ·サウンドながらもあまり悲壮感を感じさせないオモシロ曲が揃っている所も良いですね。
アルバム全編に関して言える事ですが個人的にはサージのボーカルの存在感が素晴らしいと思いましたね。コミカルな曲も重苦しい曲も変幻自在に歌い分けてる。サージの十八番【高速巻舌ボーカル】もすげえすげえ。サージって背がヒョロ高くて手足も長くて舌も長くてなんか爬虫類みたい。
アルバム収録曲の中で個人的に最も気に入っているというか衝撃を受けたナンバーは5曲目の『RADIO/VIDEO』(レディオ/ヴィデオ)ですね。単音の静かなイントロからいきなり不気味なメロディの激烈ツイン·ボーカル...。もうこれだけで掴みはオッケー。
そして、そこからゴリゴリのヘヴィな展開が待っているかと思いきやまさかまさかの軽妙なポルカ調。更に曲のテンポが急に速くなったり遅くなったり...。静かに歌っているかと思えば急に叫び出したり...。4分弱というスタンダードな演奏時間ながらも心がザワつきまくる1曲なのであります。この曲に限った事ではありませんがSOADって"何かが起こりそうな雰囲気"を作り出すのが物凄く上手いバンドですよね。
MEZMERIZEはヘヴィなのかコミカルなのかよく分からん"何でもアリ"な作風が逆にクセになりますね。個人的には後発のHYPNOTIZEよりこっちの方がよく聴いてるかも...。
さて、元々は当記事でMEZMERIZE&HYPNOTIZEの両方をレビューする予定でしたがタイムアップが迫って参りましたので今回はMEZMERIZEのみ。HYPNOTIZEのレビューは年明け一発目の記事で書いていきたいと思います。
【年納め】
今年は世界情勢的に見ても激動の1年でしたね...。後に歴史の教科書に記されるであろう負の出来事が幾つもありました...。そもそも【コロナ禍】が始まった頃から世の中は暗〜い方向へ向かっていましたよね...。随分前の記事で【令和の始まりは暗黒時代の始まり】みたいな事を書きましたが本当にそんな感じの時代になっておる...。
ただ、世界的には暗い1年だったかも知れませんが、個人的には地味ながらもそんなに悪くはない1年だったように思います。(スズメバチに刺された事以外はな!)
特に音楽面では年の後半にトゥール&マーズ·ヴォルタ&レッチリという大本命バンド達(大本命バンドが幾つあるんだよ..)の新譜を立て続けに手に入れる事が出来ました。もう、これだけでも「今年は良い1年だった..」と言い切れます。
今年1番感動的だった出来事は娘達が初めて自分の力でトイレでウンコをした瞬間だったのですが、同じく今年の後半に約3年越しにトゥールのアルバムを手に入れた瞬間はそれに匹敵するくらいの感動がありました...。つまり娘のウンコとトゥールのアルバムは同じレベルにあるという事です。(またウンコネタかよ..)
そして最後に、こんな年の暮れまでウンコネタかましてるしょーもないウンコブログにお付き合いして下さった皆様には本当に感謝の言葉しかありません。本年は誠にありがとう御座いました。それでは良いお年を(^_^)
【追記】
年末休みは久々にメルカリ出品用のカラー·イラストを描き始めたのですが今度のイラストはビリー·アイリッシュです...。曲もロクに聴いた事が無いのにビリー·アイリッシュです...。


