日本の海を巡る旅。久米島。

毎年冬恒例の久米島にやってきました。ザトウクジラに会うためです。

思えばザトウクジラに会いたくて、初めて久米島にやってきたのは、もう10年以上前のこと。ちょうど大寒波が来襲しているタイミングで、久米島の気温はなんと8℃。短パンで来てしまったことを大いに後悔した、忘れることができない思い出です。

まだまだ若輩ですが、本当にひよっこのカメラマンだった僕に、ダイブエスティバンの川本剛志さんは、クジラの生態のことをはじめ、たくさんの海の知識を教えてくれました。ダイビングガイドとして培って来た知識と経験を、惜しげも無く僕に与えてくれました。当時、ふたりで酒を飲みながら語り合ったことは、忘れることができない思い出です。

今回海の中でゆったりと過ごしている、ザトウクジラの親子と出会いました。母クジラの周りを、子クジラがちょろちょろと動き回り、母は片時もそばを離れず優しく見守っていました。写真は良いものが撮れたのかどうかは僕には分かりません。でも、また久米島で忘れることのできない思い出が一つ増えました。