月刊ダイバー4月号。 | 世界の海を旅する水中写真家 古見きゅうのブログPowered by Ameba

月刊ダイバー4月号。




本日発売の月刊ダイバーには色々と記事が掲載されている。表紙はTOKIOの山口達也さんだ。

まずは先日訪れた宮城県女川町の記事。以前葉山のダイビングサービスに努めていた高橋マサさんが震災後、地元の戻り開業したのがダイビングサービス ハイブリッジ。前々から潜りに行きたいと思っていたのだが、なかなか都合ががつかずにいたのだが、ようやく念願が叶った。そしてイキイキとした女川の魚たちが実に可愛くて、水温は4℃だったが気付いた時には潜水時間はゆうに一時間を超えていた。また改めてゆっくりと潜りに行こう。


次いでミクロネシアチュークの記事。チュークの記事となると、毎回どうしても沈船がメインとなってしいがちなのだが、今回はチュークに暮らす生き物にフォーカスを当ててみた。世界的にも珍しいと思うサメのクリーニングポイントや、僕の大好きなマルチカラーエンゼル、コミカルブレニー、ヒトミシリハゼなどをはじめ個性豊かなラインナップ。ヘルフリッチことシコンハタタテハゼなんかも実はいっぱいいるのがチュークの海。あまりにも沈船群が有名になりすぎてしまったのだが、フィッシュウオッチングの場としても最高に面白いと思う。

余談ではあるが5月に古見きゅう同行チュークツアーを企画してもらっている旅行会社ワールドツアープランナーズの広告が、この記事の後ろについているのだが、このツアーの限定割引や追加ダイビングの半額キャンペーンなどもあることを初めて知った。これは要チェック


そして不定期連載となっている「水中写真家という生き方」で、古見きゅうが作品と共に8ページにわたり紹介されている。この記事を担当している編集者&ライターの曽田ゆきこさんとはもう結構古い付き合いで、何度も取材などを一緒に行っている。今回改めて「古見さんの記事書かせてもらいたいんですよ~」と言われ、大きく取り上げられるのも、旧知の友人に改まって話をするのも照れくさいので「やだよ」と力強く断ったのだが、「今回で一応最後になる予定なので、なんとかお願いしますよ!」と、なんだかハメられた感が否めないまま、先日の石巻と女川の取材を共にすることになった。

自分の撮影した写真に文章を添えて世に出すことには、いつも全力を尽くしてはいるが、自分のことを話すのはあまり好きではないし、人前に出るのも実はあまり得意ではない。ただ今回の取材で胸の内に持っているものを、言葉に出すことによって、改めて考えがまとまることもあるんだなと、結果として取材を受けて良かったなぁとは思う。まぁもう当分いいけどね。

僕はまた目標に向かってコツコツやっていくだけだ。


あと、今月号ではフォトジャーナリストの安田菜津紀さんも紹介されていた。それもなんだか嬉しい。


というわけで月刊ダイバー4月号発売中です。
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