『ぼくのなつやすみ4』プレイ終了🏁
現実時間と同じくゲームも一日ずつ進めて、遂に“パンイチ太郎”こと「にしきくん」の夏休みも最終日を迎えました🌴
とりあえず箇条書きでの感想です。
◯良かった点
・広いマップ
・「2」以来の海で泳げる
・新要素（モン消し相撲、太鼓ゲーム）
・取れる虫や魚の種類の増加
◯悪かった点
・ストーリーがやや薄い。ペラッぺラ
・シリーズ1の豪華キャストの無駄遣い
・虫相撲のシステムの大幅な改悪
・全体的にバランス調整が良くない
以下で具体的に感想を書いて行きます。
まずストーリー。
「島に隠された宝の地図を探す」というのがストーリーの中心にある中で、後半でガキンチョ7人が協力する展開になり、みんなで島にある古城跡に乗り込みます。
ただ、それまでのボクくんと他の子との関係の描き方が浅いのに、いきなり「みんなで頑張るぞ～！お～！」みたいなノリになって、「え？いつこんなに仲良くなったの？」という疑問を拭えないという感想は正直持ちました
これに限らず、ストーリーは全体的にボリューム不足というか、沢山いるキャラクターを上手く回せずに一人一人の描き方やボクくんとの関係性も中途半端になった結果、ドラマは薄くてペラペラな感じはありました。
おじさんの部屋にあった少年探偵団の写真や親世代の過去とかも、伏線がちょこちょこ散りばめられてる割には最後までほとんど回収されなくてズッコケました
『2』ぐらいの人数の方が話もコンパクトにまとまって、感動も凝縮できるのかなと思いましたね。
その割に、ゲーム中で聴けるラジオ番組の内容や音響面はやたら凝ってて、パーソナリティーが麒麟の川島やサヘルローズだったり、オリジナルの80年代風歌謡曲が何曲もあったり、それ自体は良いけどそのこだわりを本編にも割いたら？という気もするぐらいの気合いの入りようでした。
太鼓難しかった～
某有名太鼓ゲームと違って減点方式なので、少しミスっただけであっと言う間に一ケタの点数まで下がる事もザラで、かといって加点のハードルは妙に高いので一度転落すると這い上がる事はほぼ無理で、最初は全然高得点なんて夢のまた夢でした
この辺のバランス調整はもうちょっと何とかならんのか？と思うけど、コツ掴んだら高得点も取れるようになって、太陽くんとの太鼓対決も勝てました。
このゲーム、概ね面白かったけど、反面一番気になったのが虫相撲のシステムの大幅な改悪。
過去作では捕った虫を戦わせるだけのシンプルな仕様だったのが複雑化し、完全レベル制の成長システムや虫の疲労度の導入で酷いものに。
特に疲労度が厄介で、成長させたくて虫を試合に出しててもすぐにへばって戦えなくなる事ばっかりで、どうやってレベル上げんの？って感じで早々にやる気なくしました
別に頑張って試合こなした人がガンガン成長させられるシステムにすりゃいいだけの話で、何でこんな疲労度とか余計な足かせをくっ付けるかな～（和ゲーあるあるだけど）。
太鼓ゲームもそうだけど、このゲーム無駄にハードル上げすぎて調整が酷い
虫相撲で強力なライバルを倒して秘密の場所が解禁！というのがぼくなつシリーズでの定番で、今回もそのための大会のイベントがあるけど、画像のようにレベルが10近く上の、しかもどこで捕まえんの？って虫相手にガンガン勝たないとそれが出来ないとかほぼ無理ゲーで、一週目でクリアさせようとしてないよねこれ。
シリーズ4作目で変化をもたらすためにシステムいじったんだと思うけど、そこは今まで通りシンプルで良かったのでは？と思いました。
ただ新要素に関しては悪い所ばっかりでもなくて、個人的にモン消し相撲は結構面白かったです。
モン消しのデザインや各キャラの設定とかも御覧のように妙に凝ってて、読んでるだけで面白かった
このようにスタッフのこだわりが良い方向に出てる部分もあるだけに全体の出来は惜しかったなと思います。
エンディングはどの要素を頑張ったかで分岐する感じで、今回は環境研究家エンドでした。
写真がちゃんとパンイチで、ゲーム内の衣装を反映してて草w
女子3人の前でもブレずにパンイチを貫き通した、“漢”にしきくんのひと夏の勲章ですね
という事でようやくぼくなつ4も一週目をとりあえず終えました。
今月は夏真っ盛りということで、ぼくなつ1、ぼくなつ4と、「2」以来久しぶりのぼくなつを2作品続けてやりました。
それぞれ（オリジナル版は）20年前と11年前に出たゲームで、システムの古さや諸々気になる点もありつつ、2以来久しぶりということで素直に楽しかったです
3だけはやってないので分からないけど、個人的には、ストーリーもゲーム面でも2〉4〉1が好きな順番になります。
また、10数年前に初めてプレイした『2』と比べて、『1』から『2』への進化の具合や『4』のゲーム面でのボリューム過多な具合など、遊び比べて浮き彫りになった部分もあり、改めて『ぼくなつ2』が実に絶妙なバランスで完成された作品だったというのも今にして分かると同時にシリーズものを進化させていく難しさについても考えさせられました。
作品が10年遠ざかっている『ぼくなつ』シリーズですが、予算が潤沢な大手メーカーなら現行の据置機をターゲットにもっと大盤振る舞い出来るんだろうけど、ミレニアムキッチンの体力ではこれが限界かなと思うと良作なだけに惜しい気はします。
新作の願望はともかく、久しぶりにぼくなつに触れられて懐かしさと同時に楽しかったです
次なにやろっかな？
トロフィー残してるので龍7二週目やるか？