※2023.5.22 画像追加、タイトル、記事内容一部修正しました。
以前に龍司の事を書きましたが、それはこの人の事を書く前に、龍司の事も書いておきたいと思ったからです。
と言う訳で今回は、この人にクローズアップしてみたいと思います(^O^)/
氏名:渡瀬勝
役職:七代目近江連合若頭・渡瀬組組長
渡瀬に関しては、『龍が如く5』公式サイトでの情報解禁の時から、最初のインパクトがおそらく歴代最高と言ってもいいぐらい強烈だったのを覚えています。
龍が如くに登場する主要な893キャラは、どちらかと言うと、(見た目的な意味で)いわゆるステレオタイプ的なイメージとは違う雰囲気を纏ったキャラが多いように感じます。
(あえてそうしてる可能性もあるけど)
その中で、白のストライプのスーツ、グラサン、イカつい顔つきでキメ込んだ渡瀬の風貌は、それこそ昭和の仁侠映画からそのまま出てきたような“ド直球”で強烈でした。
例えばこれが仁侠映画やVシネであれば、渡瀬みたいなタイプは“正統派”になる所を、今までこういうド直球なタイプがいそうでいなかった龍が如くの世界では逆に“異質”と言うか・・・。
逆にその異質さが強烈な輝きを放って、『龍が如く5』の世界を彩っていたと思います。
役職問わず、なんだかんだでキャラクターの見た目・雰囲気は大事ですよね。
・・・品田「せやな。」
ちなみに他に“ド直球”なタイプというと、以前に書いた堂島組長なんかは典型的な“親分”という感じですし、嶋野なんかも、あの紫のスーツの感じが昭和っぽさを出してると思います。
柏木さんみたいなタイプも、実はその手の映画では定番(親分格のキャラに付き従う渋めの側近タイプ)なので、ああいう感じの人は探せばすぐ見つかると思います。
斑目組長みたいな、年配で穏健派の親分も、よく見るタイプです。
紋様といえば、『龍が如く0』のトレーラーでも、久瀬さんが閻魔大王?を背中に入れてますよね。
管理人の経験ですが、フィクションの世界でも現実世界でも、龍が如くに出てくるキャラのような紋様を入れてる人はあんまり見たことがありません。
龍の柄を入れた人は現実でも見た事がありますが、桐生チャンのような応龍や、龍司の黄龍も見た事ないですね。
紋様の設定はちゃんとそのキャラのコンセプトに合ったものを選んでるそうなので、渡瀬の紋様(雷神?)も意味があるんでしょうね。
ちなみに、マッパ勝矢さんみたいな、鶴の柄を入れてる人とか現実にいるのかな?
(柄は綺麗だけど( ´艸`))
ちなみに管理人は、『龍5』の桐生篇の終わりで黒澤が言ってた「アイツわざわざ青山の遺体に焼香してったぜ…。」のエピソードの所で好きになりました。
青山とは代紋違いの兄弟分ながら、ぶっちゃけタイプ的に正反対でお互いシンパシーを感じてそうには見えないし、劇中でも結果的に利用されてたにも関わらず、焼香をあげる事で形式上兄弟分としての“筋”を通すなど、良い意味で「古いタイプの極道」の魅力が詰まったキャラという気がします。
⇧こちらの記事でのシナリオ担当・横山氏のコメントによれば、渡瀬というキャラクターは、近江連合における郷田龍司の後釜のキャラクターを作るというコンセプトで生み出されました。
なのでここでは、その龍司との比較論から渡瀬という人物像を見ていきます。
ただ根っこの部分はかなり似通っていながら、人間的な部分での“大人度”には差があります。
龍司の記事でも書きましたが、龍司の場合そもそも自分自身に対するコンプレックスがあり、それが父(養父)である郷田仁への反発心、あるいは「堂島の龍」と称される桐生チャンへのライバル心となって表出し、また人間としての行動の原動力にもなっているキャラでもあり、そこには自分自身の現状に満たされていないが故のある種の“ガキっぽさ”が、ある意味龍司の持ち味とも言えます。
その点、渡瀬の方が振る舞い・対応が大人というか、龍司みたいなコンプレックスが原動力のタイプではなく、単純に自らの「野心」「本能」で動くタイプであり、それでいて筋の通し方や仁義の立て方もわきまえている。
仮に先述の焼香云々のシーンが渡瀬ではなく龍司だとしたら、結果的に自分の事を裏切って利用していた青山に対し、筋を通して焼香するなんて事は絶対にしなかったでしょう。
渡瀬は、身内(黒澤など)が起こした事件の収拾で、堅気の秋山にも手を煩わせた事に対するケジメとしてああいう行動を取った訳ですが、ああいう事は、おそらく渡瀬だからこそ出来た事であって、ああいう事はおそらく(少なくとも『龍2』時点での)龍司に取れる態度・芸当ではないでしょう。
大袈裟とは言え、渡瀬勝という“漢(おとこ)”の度量を表したシーンだと言えます。
この点は、比較論の所で比べた龍司よりも、渡瀬の方が個人的にしっくり来ると思います。
劇中で裏切られたとはいえ、渡瀬はあの黒澤に対して、
「アンタを担いで日本一の子分になるのがワシの夢なんや!」
と言い放つぐらい、並々ならぬ忠誠心を持っていました。
渡瀬があのオッサンにこれだけ入れ込む経緯は劇中で語られていないなので分かりません。
が、あれだけ忠を尽くしていた身内に裏切られても、その身内がやらかした騒動のケジメを自らつけた事は渡瀬なりの子分としての“矜持”であり、秋山に頭を下げたシーンは、その象徴でもある思います。
そういう意味では、自らのために動く龍司よりも、身近な人間への仁義・義理のために動く冴島の方が、本質的な意味で似てるような印象も受けます。
そういう愚直さ・一途さが、見た目や雰囲気と上手く絡み合って、シリーズ屈指の魅力的なキャラに一気に押し上げたのかなぁと思います。
『龍が如く5』の先の作品では、おそらくその黒澤の跡を継いで近江の八代目になってるのかな?
1作品の登場でこれだけインパクトを与え、尚且つ裏社会のキーマンとしての利便性もあるので、今後の作品にまた出そうな感じもしますね
次登場するときは、もうちょっとバトルを強くして欲しいですが(苦笑)
(終)








