現代医学では 認知症を改善するのが 『脳循環と脳細胞新陳代謝の改善』 に基づいて考えるべきだと。臨床試験によると、以下の薬草は 老年認知症の治療に 著しい効果がある。


熟地、山萸肉、麦冬、石菖蒲、遠志、茯苓、亀板、生龍牡を元に、大便は乾燥であれば、肉従蓉か当帰を加える。気虚であれば、人参か党参を加える。陰虚であれば 石斛を加える。経絡閉阻であれば 桃仁、紅花、丹参を加える。風湿であれば 小続命湯を加え、針灸(百会、脳戸、風池、大椎、膻中、大陵)も行う。

『髄海不足型』 →聴覚・記憶力減退、めまい、耳鳴り、健忘、不眠、だるい、腰足の無力感、運動力弱いなど。よく利用される薬草 『補腎益髄湯+アルファ』 →熟地黄、当帰、山薬、枸杞子、山萸肉、肉従蓉、黄精、遠志、菖蒲、酸棗仁など。


『気血両虚型』 →めまい、顔は白い、記憶力減退、動悸がする、不眠、夢が多い、だるい、思考障害など。よく利用される薬草 『帰脾八珍湯+アルファ』 →黄芪、人参、当帰、川芎、熟地、白術、枸杞子、茯神、竜眼肉、核桃肉、白芍、遠志、大棗など。


『肝腎陰虧型』 →めまい、耳鳴り、白髪、歯が揺れる、記憶力減退、言語なし、痩せる傾向、腰足の無力感、脈は細弦など。よく利用される薬草 『枸菊地黄湯+アルファ』 →熟地黄、当帰、山薬、枸杞子、山萸肉、白芍、柴胡、何首烏、阿膠、牛膝など。


『心肝火型』 →焦燥で怒りやすい、心煩不安、めまい、記憶ズレ、判断ズレなど。よく利用される薬草 『黄連解毒湯+アルファ』 →黄蓮、黄芩、大黄、栀子、竜胆草、生地、丹皮、夏枯草、柴胡、柏子仁、酸棗仁、木通など。


『痰濁阻窮型』 →頭重如裹、表情呆滞、記憶力減退、言語なし、だるいなど。よく利用される薬草 『半夏白術天麻湯+アルファ』 →党参、半夏、白術、天麻、茯苓、石菖蒲、遠志、郁金、胆星、砂仁など。


『気滞血瘀型』 →表情呆滞、言語混乱、思考障害、行為異常、健忘、怒りやすい、口乾しても飲みたくない、脈は細弦など。よく利用される薬草 『通窮活血湯+アルファ』 →桃仁、紅花、当帰、川芎、地龍、川牛膝、赤芍、香附、郁金など。

現代医学では 認知症を治療するのが 『脳循環と脳細胞新陳代謝の改善』 に効く 薬を選ぶべきだと考えられる。中医学では 『補腎益精生髄、活血化淤通絡、健脾化痰、開窮安神』 を元に 以下の薬草を よく選択するのです。


人参、枸杞、銀杏葉っぱ、絞股藍、鎖陽、淫羊藿、何首烏、女贞子、葛根、丹参、石杉碱甲(Huperzine A)、石菖蒲、黄芪、遠志、丹参、川芎、枸杞子、山茱萸、熟地黄、胆南星、茯苓、何首烏、桃仁、半夏など。