椿大神社と入道ヶ岳 | 名古屋の唄うたい 二村ユーリのブログ「ニム語ロック集」

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神社巡りが好きな友人と奈良県にある日本最古の神社と噂される大神神社(おおみわじんじゃ)に行く予定が諸事情で無くなってしまい、久々にのんびりと休日を過ごそうと思っていたのだけど、やたらと最近「鈴鹿市」という言葉を見聞きするし、読んでいた本に紹介されていた神社が鈴鹿市にあるということで、直感を頼りに三重県鈴鹿市にある椿大神社(つばきおおかみやしろ)に参拝しに行くことに。

単なる思い込みかもしれないけど、そういった些細な出来事も大切にするようにしております。





椿大神社周辺のリサーチを事前にしていたら、よく名神高速道路を車で走っている時に看板が見えてずっと気になっていた温浴施設が偶然にも近くにあったので、金曜日の夜から前乗りして一泊することに。

前述の大神神社に行く計画も同じように前乗りして近くの温浴施設に泊まる予定だったので、結果的に同じような流れになりました。

ユーユー・カイカンに着いた頃には日付が変わっていて、人気の少ない浴場で足を伸ばしてゆっくりと温泉に浸かり、いびきが飛び交う仮眠室の暗闇に溶け込むかのように就寝。

この頃は少し思い悩むことがあって、寝つきが悪い日が続いたのですが、環境を変えるとこうもぐっすり眠れるのかと実感。

夜眠れない時はオススメです。





翌日は朝風呂に入り、近くのなか卯で朝食をとる予定が営業時間外だったので、王道のマクドナルドの朝マックを食べて椿大神社に。

結構早い時間だったけど、意外と人がいる!




本殿にお参りした後は、同じ境内にあるかなえ滝へ。

この滝の写真をケータイの待ち受け画像にしておくと願いが叶うということで、長年変えたことがなかった待ち受け画像をついに変えることに…!




とりあえずの目的は果たし、事前の調査では山頂に奥宮があるということで、しかも片道1時間ぐらいという口コミをネットで目にしたので、これは行ってみるしかない!

ということで、入道ヶ岳の山頂(標高906m)にある奥宮を目指して登山することを最初から決めていました。




クマが2頭出没…??

しかも結構最近の目撃情報…。




写真じゃ伝わりきらないですが、最初からめちゃくちゃ高低差のある石段…。




急坂の連続で早々に息切れを起こし、鉛が付いたかのように次第に両足が重たくなっていきました…。

熊にも注意を払いながら、一息ついては登る…一息ついては登る…を繰り返しました。







この時はまだ看板の数字が示す意味がよくわかってなく、しばらくしてから「あぁ、あれは半分まで登ったということを示す看板だったんだ…」と、気づきました。。笑

この時点で1時間ぐらいかかっていて、想定外に汗だくになって体も冷えてしまい、後悔の念が頭をよぎったのですが、ここまで来てしまったら戻るのも勿体ないということで、勿体ない精神で登山を続行することに。






本当に足場のない道なき道で、前日の雨で地面がぬかるんでいたこともあって、何度か地滑りしながらも登っていきます。

ロープを掴んで登る箇所が何度も出てくるなんてこれこそ想定外。

「六根清浄、六根清浄。祓いたまえ、清めたまえ。」

と、修行僧のように時折唱えながらひたすら歩を進めます。





途中に建てられていた山小屋からの1.3kmがまた気が遠くなるような道のりでした…。






ついに頂上へ…!!




と、思うのも束の間。

まだ先がありました…。





崖のすぐ横の道を通り、森の中を突き進んでいきます。





そして無事に登頂しました!!

結局当初の予定を大幅に上回る2時間ぐらいかかって辿り着きました。

初心者向けと聞いていたのに(これもネットの口コミ情報…)、しっかりとした登山の装備で、ある程度の登山経験者じゃないとなかなか厳しい道のりじゃないかな…というのが個人的な見解です。





この日に限ってなのか、頂上付近ではまともに立っていられない程の暴風が吹き荒れていて、気をつけないとケータイすらも吹き飛ばされるぐらい意外と危険地帯でした。。

崖の横を通る時も気をつけないと落ちてしまうんじゃないかと思うぐらい身の危険も。

それでも、山頂はパワースポットとも言われますし、苦労して登っただけの甲斐は十分ありました。

もし誰かに一緒に登ろうと誘われても、しばらくはお断りするかと思いますが。。笑




写真の中央に薄っすらと名古屋駅一帯のビル群が見えます。

鈴鹿市繋がりということで、先日ゲットしたヨニンミマンの1stフルアルバムの収録曲「太陽が昇ったら」を聴きながら景色を一望して物思いにふけり、30分も経たない内に早々と下山。

下山途中は見知らぬ人と会話や挨拶をして、一期一会の出会いに何だか心が温かくなりました。




麓にある椿会館という所で名物の椿とりめしと伊勢そばを食べてホッと一息。




あの山の頂上に登ったんだなぁ…と、帰り道に車を少し止めてしみじみ思いました。






そのまま帰ろうと思ったのですが、汗も結構かいたので、こちらも事前に調査済みだったアクアイグニス内にある片岡温泉へ。

こちらも偶然にも椿大神社からそこまで離れていない場所にあったので、またもや温泉に浸かって登山の疲れを癒しました。





実は数年前にも来たことがあったのですが、その時は後ろにそびえ立っている高速道路は建設されてなく、のどかな景観が良かったのになぁ…と、少しだけ切ない気持ちになりました。

アクセスしやすくなるので、遠方の人にとっては便利になって良いと思いますが。

露天風呂から高速道路が望めるのも、前向きに捉えればなかなか貴重かもしれません。笑



思いつきで行った参拝と登山ですが、登山をしている時は最近抱えていた色々なモヤモヤとした思いが沸々と浮かび上がってきたのですが、下山した頃には自分でも驚くぐらい清々しい気持ちになっていて、今までの葛藤は一体どこへやらというぐらい生まれ変わったような前向きな気分になっていました。

僕は何かの宗教とかに入っていたり霊感があるわけでは決してないですが、目には見えない何かがあるということは今までの経験上何となく信じていて、今回はやっぱり導かれていたのかなぁと今考えると思います。

余談ですが、目には見えない何かという点では、人が例え見ていないところでも、急に手を抜いたり、だらしなくなったりしないように気を付けていて、人が見ていない時こそ真面目に取り組んで地道に徳を積み重ねることが大事だと思っています。

何だかお坊さんの説法みたいな話になりましたが、やっぱり普段からの姿勢が肝心な時に表れると思うので、基本的には真面目が一番だということで。

年に何回か神社に参拝すると、科学的にも幸福度が上がると立証されているようなので、神社への参拝はオススメだと思います!



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