振り返ればソロの弾き語りで初めてライブをしたのが昨年の今頃でした。
なので、密かにソロ活動1周年という節目でもありました。
仕事の関係で月に何本もライブをできるわけではないので地道ではありますが、試行錯誤しながら音楽活動を続けております。
1人で唄うことが最初は想像もつかなかったので、今考えても活動を続けているのが不思議な感じです。
この1年で自分でも驚くぐらい多くの人に出会い、面白いようにスルスルと縁が伸びていって、こんな僕でも唄う場所と機会をいただけているのが本当にありがたいです。
まだまだ納得のいくライブはできていませんが、企画に呼んでいただいた方の期待に少しでも応えられるようなライブをしていければと思います。
そして今回「僕らはいつでも三球勝負 Vol.1」という企画にお招きして下さったのが「クラッシュじろう」という名のアーティストさん。
この日のライブのMCでも話しましたが、クラッシュじろうさんとの出会いは音楽繋がりではなく、何と自分の職場のお客さん!
しかも僕がその時対応したわけではなく、もう1人のスタッフと元々知り合いだったという、何とも奇妙な出会いだったのです。
その時は久々の再会で、お互いにウロ覚えだったようなので、どちらかが気づかなければ話も発展しなかったと思います。
そしてクラッシュじろうさんが帰られた後、音楽活動をしているという話を聞き、Facebookからすぐ連絡を入れさせていただきました。
メッセージをやり取りしていく中で自分にとって衝撃的なことがあり、前回のブログでも書かせていただきましたが、僕の大好きなバンドであるジャパハリネットのボーカル、城戸けんじろさんと友達ということで、その話を聞いて僕はとても興奮したのを今でも覚えています。
おかげさまで夢が叶い、けんじろさんと直接お話しする機会にも恵まれました。
少し話が逸れましたが、その後はお互いのライブを観に行くという間柄になり、こうして今回初めてクラッシュじろうさんの企画に呼んでいただく運びとなりました。
最初の出会いは本当に紙一重だったと思います。
でもそんな奇跡的なことが絶妙な具合で起こったりもするから不思議なものですよね。
更に驚くことに、奇しくも9月から「夜空に星のあるように」は「夜空と月のピアス」に名前を変更して、クラッシュじろうさんが新しいオーナーになるんです!
最初にそのことをこっそりと教えてもらった時は本当に驚きましたし、同時に何だかとても嬉しかったです。
もしかしたら音楽活動を続けていればいずれはお会いすることになっていたのかもしれませんが、早い段階で…あのタイミングでお会いすることができて本当に良かったなと改めて思います。
この奇跡的な偶然に感謝です。
それではここからは写真を交えながら、この日のライブを振り返りたいと思います!
今回の会場である「夜空に星のあるように」の外観写真。
このお洒落な雰囲気が大好きです。
名古屋港の近くにこんな素敵なお店があるなんて、地元に住んでいながら今まで全く知らなかったです。
しかもライブまでできるなんて本当に素晴らしい!
こちらはリハーサル中の1枚です。
Facebookから写真を引用させていただきましたが、この日のトップバッターは僕だったので、音出しも兼ねてリハをさせていただきました。
今回はクラッシュじろうさん以外は初めてお会いする出演者さんだったので、完全な自分目線で言うと、何だか品定めをされているような被害妄想に陥りました。笑
「こやつはどんな演奏するんだ~?」みたいに見られているんじゃないかなと。。笑
この日に限らずリハはいつもそんな感じに陥って緊張するんですけど、もうこの日は「ライブ本番だと思って、少しでも良い演奏ができるように今のうちから曝け出してやろう!」という心持ちで、なるべく気にせず挑みました。
でもリハーサルは本番のためにやっていることなので、本来はそうすべきですよね。。笑
この日はどこか吹っ切れることができるような精神状態だったんだと思います。
ではここからはライブ本番のことを書いていきますが、自分の感想はいつもの如く最後に回し、出演順に追っていきたいと思います。
評論ではなく、あくまでイチ音楽ファンの個人的な感想で書いていくのでご了承下さいませ。
2番手は、イノマタセイジさん。
実はライブ当日の数日前にイノマタさんからFacebookから連絡が来まして、先にご挨拶をいただいていました。
ご自身のMCでもおっしゃっていましたが、激しい音楽を奏でるのかと思いきや、とても繊細な演奏と楽曲で癒されました!
更に1曲目は即興での演奏ということで、序盤から感動させていただきました。
イノマタさんからU-ree(ウーリー)という名前のライブバーのご紹介もしていただき、また1つ縁が繋がるという嬉しい出来事も!
3番手は、しろいぬさん。
豊橋からの参加です。
後で知ったのですが、この日は体調不良だったみたいで、出演後は早退される形になってしまいましたが、体調不良を感じさせない熱のこもったパフォーマンスでカッコ良かったです!
後ほどTwitterを通して繋がることができたので、またどこかでゆっくりとお話ができたらと思います!
4番手は、三好リョウさん。
大阪からの参加です。
終演後にクラッシュじろうさんもおっしゃっていましたが、僕好みのストレートな楽曲!
ライブパフォーマンスも含めて完全にツボにハマりました!
ルーツを伺ってみた所、ブルーハーツやイースタンユースが好きとのことで、まさしく表現にも表れていて、個人的に興奮しながらライブを観させていただきました!
演奏後には会場にいる1人1人に感謝の言葉を述べに挨拶をして回っていたので、これは自分も見習うべき所だなと思いました。
よく思うことなのですが、演奏前に物腰が柔らかい人がライブになると豹変するというギャップに僕はとても憧れます。
裏を返せば、自分はライブでもわりと淡々としているからなのですが。。笑
前半のトリは、僕の名前はさん。
演奏を観るのは実はこの日が初めてではなく、クラッシュじろうさんの初ワンマンライブの時にゲスト出演されていて、その時にお見掛けしたことがありました。
アーティスト名も個性的ですし、楽曲と唄声がカッコ良くて印象に残っていたので、またお会いすることができて嬉しかったです。
MCもとても感動的でした。
Facebookで繋がってわかりましたが、何と自分と同い年!
それだけで親近感が沸きました。
今度出会った時は是非ゆっくりとお話を。
後半の1番手は、加藤誠さん。
農家をしながら合間に音楽活動をしていらっしゃるとのことで、人手不足も重なってあまりに多忙なため、この日の出演を本当は見送ろうと思っていたとのことです。
僕が最初会場に着いた時に入口付近で気さくに話し掛けていただき、それだけで緊張の糸が緩んでとても助けられました!
ギターのお話もいっぱいできて楽しかったです!
これも運が良かったとしか言えないですが、お会いできて良かったです。
ステージで唄う姿がまたカッコ良くて、僕も将来は加藤さんのように味のある人になりたいと思いました。
MCの時に「うちに遊びに来てね」とユニークな感じで何度か口にしていらっしゃいましたが、時間を見つけて農業のお手伝いに行けたらと思っています!
2番手は、さやかさん。
岐阜からの参加です。
マーチンのギターの音と楽曲の世界観がとても合ってるなぁと思いました!
ぽぽぽぽ(文字数違ってたらすみません)という曲と、めがねという曲がとても印象に残りました!
めがねはまた聴きたくなるほど中毒性があります!笑
巷には本当に色んな音楽があって面白いですし、自分も今までに無いような個性的な楽曲を作りたいと常々思います。
3番手は、テッペーさん。
唄声はさることながら、ギターの演奏がとても素晴らしかったです!
どんな音楽から影響を受けてあの弾き方のギターに辿り着いたのかと思い、ルーツを伺ってみたら、意外にも元々はパンクが好きだったということを聞いて驚きました!
昔は鋲付きの革ジャンを着てモヒカン頭だったとのことで、演奏している音楽からは想像がつかなかったです。
更にミスチルやスピッツも好きとのことで、意外にも僕と好きな音楽が似ていることにも驚きました。
あれぐらいギターを弾けるようになるにはどれぐらい時間がかかるのかわかりませんが、テッペーさんのようにギターを弾きこなせるようになりたいと切実に思います。
MCでおっしゃっていた知多半島にあるたぬき寺にも一度伺ってみようと思います。
4番手は、クラッシュじろうさん。
この日は途中からカホンのサポーターを交えての演奏でした!
カバー曲に対しての考え方も含め、MCでの言葉がとても胸に突き刺さりました。
1曲目のぺしゃんこふぉーく、歌詞が熱かったです。
胸の奥がスカッとなりました。
本当にあの時の出会い方を考えると、この場に自分がいてライブを観ているのが不思議な気分になります。
今後もお世話になるので、色々なことを学んで吸収していきたいと思います。
この翌日を含めての2日間に渡っての企画、お疲れ様でした!
イベントのトリは、麻生茜さん。
僕も実は間違えていましたが、アソウではなくアサオさん。
本来は主催者であるクラッシュじろうさんがトリになる所を、この会場を知るきっかけを作ってくれた麻生さんに譲ったとのことでした!
8月いっぱいで店名が変わってしまうので、夜空に星のあるようにという店名では実質ラストライブという意味合いも含まれていたとのことです。
麻生さんが醸し出す雰囲気や唄声がとてもカッコ良かったです!
個人的にMCとのギャップにゾクッとしました!
音源では伝わらない、「ライブ」の醍醐味を改めて感じることができました。
以上で共演者の方々の個人的なライブの感想を終えたいと思います。
とある出演者の方もおっしゃっていましたが、「また同じメンバーでライブをしたい!」というのは僕も同意見です。
そして僕もそのメンバーに入れてもらえていることが正直凄く嬉しいです。
自分のことはさておき、人間性や音楽性も含め、それ程素晴らしい出演者の方々だったと思います。
本当にどの方も良い人で、今回繋がりを持てて良かったなと思います。
遠く離れた各地から人が集まったことも含め、クラッシュじろうさんの人柄が成せる技です。
素晴らしい企画に呼んでいただき、本当にありがとうございました。
では最後に自分のライブの感想を。
写真はこれまたFacebookから引用させていただきました。
撮っていただいてありがとうございます。
今回のセットリストはこちら
1. 世界を変えろ
2. 青春応援歌
3. 大好きだ
まず今回は3曲勝負ということだったので、本番に備えての準備がとてもしやすかったです。
1曲1曲に対しての練習に割く時間がいつもより多く取れたので、濃度の高い練習ができました。
それでも本番では歌詞がちょっとウロ覚えだったり、コード間違いもあったので、練習量は足りてなかったようです。
それから今回のライブに挑むにあたって、もっと自信を持ってライブをしたいという思いがあったので、練習方法を今までとガラッと変えてみることにしました。
そもそも本番で緊張するのは不安を抱いている部分があるからだと思うので、今回は持ち時間が20分と短いですし、普段の練習からMCも含めてライブを丸ごと再現するような練習を何度も繰り返すことにしてみました。
つまりお芝居の通し稽古を何度もするような感じです。
ここで初めて公表しますが、今回はMCで何を喋るか予め台本を全部作りました。
いつかのブログでも書いたように、ライブ本番で上手く喋れないのなら喋りたいことを事前に書き出してしまえと。
以前にもMCで何を喋るか事前に書き出していた時期もあったのですが、台本を作ることに関して「それだと感動が生まれないんじゃない?」という意見を貰ったことがあり、やっぱり本番の時に生まれてくる言葉が重要なのかなと思ってしばらく作らないことにしていましたが、何だか自分的にはしっくり来ず…。
本番になると緊張も相まって、普段喋っている時のような感じでは言葉が上手く出てこなかったんですよね。
試しに普段の練習の時にライブ本番を想定してMCも含めて通し練習をしてみたら、その時にパッと言葉が浮かんで来ない時があったので、尚更本番では出てこないなと気づきました。
もちろん台本に頼らずにライブならではの、その場その場でのお客さんとのやり取りがある方が1番理想的だと思います。
ただ、MCで喋る内容に関しては、よくよく考えれば自分の頭の中にある言いたいことを予め整理して書き出しているだけのことなので、台本があろうともそれは自分の言葉には変わりがないと思うようになりました。
後はある程度の経験値もやっぱり必要で、自分の喋りの「型」みたいなものが身についてこれば台本に頼らずとももっとスムーズに言葉が出てきて、段取り良くライブを進めることもできるのかなと。
ここでは裏側を話してしまいましたが、観ている側としては台本に沿って喋っているかは実際はわからないことですし。
そんな考えがあって今回は台本を作ってみることにしてみました。
最初は誰もいない部屋でライブの時のように喋ったりするのは恥ずかしかったのですが、練習で恥ずかしがっていたら本番ではまず上手くできないと自分に言い聞かせ、何度も繰り返していく内に恥ずかしさも次第に薄れていきました。
ライブと全く同じように練習する方法のおかげもあって、今回のライブはいつもより安心して挑むことができました。
結果的にMCは一語一句台本通りに喋ったわけではなく、言いたかったことを言い忘れていたり、逆にアドリブで喋った部分もあったりして、その場の雰囲気に左右されながらいつもより余裕を持って喋ることができました。
そうなると演奏にも集中でき、自分の中では今までで1番しっくり来るライブだったと思います。
出番が終わった後にいつも襲ってくる失望感もそんなには感じなかったので。
緊張は相変わらずしましたが、いつもの程ではなく、最初の頃のようにギターのネックを握る手が震えたりとかはもうしなくなりました。
前述のリハの時の精神状態も、今回の練習方法のおかげで落ち着いて挑めたのかもしれません。
なので、今回のライブはミスも含めて今までで1番自分らしさを表現できたライブだったんじゃないかなと思っています。
それでも自己評価は30点ぐらいなのでまだまだこれからですが、次に繋がる一歩にはなりました。
最近は不甲斐ないライブしかできていなくて、ある種のトラウマのようになっていたので、些細なことも含めて成功体験をいっぱいして、もっと自信をつけられればと思います。
学生の時と違って時間にそこまで余裕がある訳ではないですし、社会人ならではの今までに培った知恵を武器にして、工夫して自分の表現を追求していきます。
しばらくは今回実践した練習方法でライブ本番に備えようと思います。
と、長々と裏事情を書いてしまいましたが、決して見えない努力を誇示する気は毛頭なく、自分と同じような悩みを抱えている人の解決策に少しでも繋がれば良いかなと思い、公開させていただきました。
例えこのブログを誰にも見られていなくても、この悩みはきっと後々になって誰かに助言を送ることのできる礎になると信じています。
初めから問題無くペラペラと喋ることができる人でしたら悩むことは無いのかもしれませんが、不器用だからこその特権なんだと思い、不器用なのをむしろラッキーだと思って逆手に取りたいと思います。
でもライブのMCに関しては本当に悩んで、色んな人のライブを観て一言一句逃さずに参考にしたり、時には書籍を読み漁ったりして、何とか糸口を探しています。
少し前にテレビで元SUPER BUTTER DOGのボーカルであり、現在はハナレグミとして活動している永積タカシさんがおっしゃっていたのですが、「ライブのMCも曲のうちの1つ」といったような言葉に感銘を受け、何だか自分の中で腑に落ちました。
その考えに基づくと、曲を暗譜するように、MCで話す言葉も事前に覚えてしまうのは良いのかなと。
大体MCは次の曲に繋がるようなことを話すので、次に唄う曲も含めて丸ごと一括りにして考えてしまえば良いんじゃ…という閃きがありました。
実際にMCの内容で曲の素晴らしさが更に引き立った光景を何度か目の当たりにしたこともあります。
特にたった1人で唄う弾き語りはその人の人間性がより色濃く表現に現れ、バンド音楽とはまた違う勝負ポイントだと思うので、人となりがわかるMCの重要性は見逃せないです。
あともう1つ気づいたことがあって、例えばの話ですが、自分が関心のあることに関して…人によっては食べ物の話だったり、車の話だったり、そういった時は無理なく延々と喋り続けることができますし、家族や友達などに何度も同じようなことを喋ったりするので伝え方も上手くなっていくと思います。
そのことを踏まえると、自分自身に関心を持って深く掘り下げて理解して、色々と伝えたいことを繰り返し喋っていけば、自ずとしっかりとした口調で自分らしく喋りたいことを喋れるようになるのかもしれません。
ライブのMCに限らずだと思いますが。
新しい練習方法は始まったばかりなのでまだ何とも言えないですが、そんな気概を持ってこれからは挑んでいきたいと思います。
ギター演奏や歌唱力、作曲能力の向上など課題は山積みですが、一歩ずつ着実に前へ進んでいきます。
色んな意味で夏の良い思い出ができました!
早いもので次のライブは秋!
実は次回もクラッシュじろうさんのブッキングです!
記念すべき夜空と月のピアスの初陣!
◆次回のライブ◆
2015年9月12日(土)
場所:夜空と月のピアス(名古屋市港区)
(旧 夜空に星のあるように)
時間:OPEN 18:30 / START 19:00
入場料:前売 ¥1,500 / 当日 ¥2,000
※入場時ドリンク代別途¥500
出演者:わたなべゆうすけ(あきらめきれず) / 川合ショウタ / 二村ユーリ / 4PSカズ
次回も初めて顔合わせする方達とのライブなので、良きご縁があることを今から楽しみにしています。
自分は自分らしくライブをしてきます。
今回は何だかんだで過去最長のブログになってしまいました。。。
ここまで読んでいただいた方にお礼の意味も込めまして、最後に1つだけ発表をさせていただきたいと思います。
来たる11月28日(土)に…
初の単独自主企画ライブを開催します!
詳細はまた後日ご報告させていただきます。
対バン相手を是非楽しみにしていただきたいと思います。
最後までお読み下さいまして本当にありがとうございました!
公式ウェブサイト
http://nimu0418.jimdo.com












