「ベルリンの赤い雨」が記憶に残る理由 | 『肉イズム』~女房を質に入れてでもあなたに伝えたいこと~

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さあ、今こそ少年時代のワクワクを取り戻すときだ。

シンプルでわかりやすく

 

 

1970年代生まれの男性は、

俗に「キン肉マン世代」と言われています。

 

私は1975年生まれ(厳密には74年生まれと同学年)なので、キン肉マン世代のど真ん中。

 

小さいころ、クラスのほとんどの男子はキン肉マンを観てました。

 

 

先日、高校時代の同級生と再会したのですが、

その彼もまた、私ほど詳しくないものの、やはりキン肉マンを観てたと言ってました。

 

好きな超人はブロッケンJr.だと。

 

「ベルリンの赤い雨がカッコよくてさ~」なんて話してました。

 

ゆでたまご著『キン肉マン第11巻』集英社

 

 

 

キン肉マンが人気だった要因

 

で、どうしてあそこまでキン肉マンが人気だったのか?

 

いろいろ要因はあるでしょうが、

「シンプルでわかりやすかったから」

というのが一つあると思います。

 

ストーリー、キャラクター、技…

 

いろんな面でシンプルでわかりやすかったですよね。

 

「ベルリンの赤い雨」にしたって、

ただ手刀を振り落とすだけの技じゃないですか。

 

ほかにも、

タワーブリッジ、ハリケーンミキサー、クロスボンバー…

 

単純明快な技ばかり。

ネーミングも一度聞いたら忘れないような。

 

ストーリーも、「正義超人が一丸となって悪魔超人や完璧超人などの悪者軍団を倒す」というわかりやすい展開。

 

「シンプルでわかりやすい」

 

これが80年代、日本中の少年のハートをつかんだ要因だったように思います。

 

 

シンプルさは相手への思いやり

 

 

シンプルでわかりやすいと多くの人を惹きつけることができる。

 

反対に、複雑で難しくすると多くの人は離れていく。

 

 

これは漫画だけでなく、さまざまな分野、場面で通用する話です。

 

 

私もプロレスの試合は常に、

「シンプルでわかりやすく」を心がけています。

 

子どもからお年寄りまで楽しめるものを見せようと。

 

目新しい技を使ったり、

展開を難しくしたりすると、

プロレスマニアは喜ぶかもしれません。

 

しかし、一般のお客さんにはわかりにくくなってしまうんです。

 

 

本のタイトル(題名)もそう。

 

ビジネス書の編集者である飯沼一洋さんが言っていましたが、

「本のタイトルは短いほうが売れる」そうです。

 

ですので、「基本6文字以内」としてタイトルを考え抜くのだとか。

 

反対に「長ったらしいタイトルだと意味が伝わりづらくなり売れにくくなる」といいます。

 

シンプルで一発で覚えてもらえるようなタイトルがベストだと。

 

たとえば、

『7つの習慣』『人を動かす』『鏡の法則』

 

100万部を超えたベストセラーの多くは、

「タイトルがシンプルでわかりやすい」といいます。

 

 

文章でもそう。

 

今こうして書いているブログでも、

「シンプルでわかりやすく」を心がけています。

 

ときどき、難しい言葉を使いたくなっちゃうんですよ。

 

いろんな本を読んで知識が身についてくると、なんかカッコつけたくなるんです。

 

でも、妙に難しい言葉を使ったところで、

結局それは自己満足でしかないんです。

 

「俺ってすごいだろ」と思いながら難解な言葉を使っても、読んでいる人には届かない。

 

逆に「わかりづらい」

「何この人、自分に酔ってるんじゃないの?」

と思われ離れていってしまう。

 

だからなるべく、

「小学校5、6年生でも読めるようにわかりやすく」

との思いで書いています。

 

 

文章といえば、

メールやLINEなどのコミュニケーションでもいえます。

 

私にはこんな失敗があります。

 

気になっていた女性のメールアドレス(当時はメールが主流)をやっとの思いで聞き出したものの、

相手の気を引こうとするがあまり、複雑というか、よくわからない内容の文章を送ってしまった、

妙にメルヘンチックな言葉を使って。

 

結果、その女性は離れていった…

 

相手を意識するがあまり、それが相手にとって的外れな内容となってしまった。

 

 

このような経験からも、

「シンプルさは相手への思いやりでもある」

と言えることができます。

 

 

シンプルでわかりやすくすれば相手を惹きつけることができる。

 

反対に、複雑で難解にすれば相手は離れていく。

 

 

このご時世、文章に限らず、

一人一人が何らかの形で情報を発信する時代です。

 

だからこそ今後の時代でよりいっそう大事な価値観になると私は思っています。

 

「シンプルでわかりやすく」

 

仕事や生き方、肉体改造、ファッションなどいろんな面で心がけていきたいものです。