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限界への挑戦~初見の和泉葛城山へ 牛滝編 with おやじ転車さん

 

牛滝を登り終えたおやじさんと私。

おやじさんはこの後予定があると言う事で、ここでお別れ。
 
お「次はどこ行かれますか?」
T「粉河か犬鳴を考えているのですが、どちらが良いですかね?」
お「なら、脚が残っているうちに犬鳴に行った方が良いですよ。」
T「わかりました。」
 
お「七葛される予定ですか?」
T「出来るかどうかわかりませんが、とにかく限界まで走ってみようと思ってます。」
 
お「頑張ってください!」
T「ありがとうございます。」
 
おやじさんはさわやかに去って行かれました。
一人に戻って、ここで補給タイム。500Kcal級菓子パンとアクエリ摂取。これで暫くは持つ。
七葛、本当に出来るんだろうか。
1本登ってもう帰りたい、2本目で次の3本目を走り終えたら帰ろうと思っていた。
別に誰も責めやしないし、やるもやらないも自由だ。
残り4本。
時刻は昼前。
1本に最低1時間半かかるとして日没ギリギリ。
 
やるか。
 
おやじさんと走った事でやる気が上がっていた。
何が何でも残り4本走り切って7葛する!
4本目に入るタイミングで決意した。
よし、行こう!と走る準備をしていると
岸和田ツーリングクラブの管理人ウエバヤシさんが上がってきた。
ウエバヤシさんに写真を撮ってもらう。
 
掲示板を見たウエバヤシさんから「七葛されるんですか?」と聞かれたので、
 
「やれるとこまでやるつもりです。」と答える。
今のところ脚のダメージはまだそこまで無い。
ノーダメではないが登れない状態ではない。
 
おやじさんのブログにもあった、5葛目からがタレると。
 
と言う事は、5本目に予定している粉河ルートからきつくなるはずだ。
 
とにかく犬鳴に向かおう。
粉河方面へ向けて走り始めたつもり・・・・・が、この時何故か勘違いして牛滝側に降りてしまった。
途中で気付いて慌てて引き返す。
4キロ余分に走ってしまった。なんなら余計にヒルクライムしてしまった。
これからまだ4本残っているというのに。アホ過ぎた。
 
気を取り直して犬鳴ルートを降る。
粉河ハイランドパーク前を通過して、貝塚方面へ。犬鳴の分岐に入る。
変化する斜度、荒れる路面。
ちょいちょい出てくる激坂。
降る際に登る事を考えると本当に萎えるぐらいのコース。
トンネルまでがとても長く感じる。
ようやく開始地点に辿り着いた。間を開けずに登り開始。
一定のペースで登り続ける。
尻が痛くなってきた。
3本走ったダメージは確実に蓄積されている。
脚が重たくなってきた。
こんな時は歌でリズムを作るんだ!坂道くんなら恋のヒメヒメと歌いながらハイケイデンスで登るんだろうが、
声を出しながらなんて到底登れないので、脳内再生BGMをひたすらリピート。
と、登っていたら、坂の中腹で演歌か浪曲?を歌っているお爺さんが居た。
 
思わず踏み足がつられてしまった・・・。
完全にペースが崩れた・・・。やってくれる。
 
温存を最優先に登り続ける。犬鳴ルート、なめてると痛い目に逢う。
 
蕎原との分岐が見えた。
ここまで上がってくれば少しは気が楽になる。
頂上までペースを崩さずに走り続けて、4本目完了。
 
犬鳴ルートを登り切った。
おやじさんの忠告通り、犬鳴は脚が無いと辛いルートだった。
次は粉河、7ルート中最長。補給をしてから再び粉河方面へ向かった。

次回「限界への挑戦~初見の和泉葛城山へ 粉河編」へ続く