本日は採石丁場について少しお話させていただきます。
平岡向井石材は、この10年間、
隣接する採石丁場が採石場所の移転をしたあと、
元の採石場を埋めながら丁場の石の壁を採ってきました。
先代の社長が、井戸掘りで掘った丁場を
手前から階段切削法で先(将来)の長い山にする為です。
現在平岡は、10年前まで掘っていた元の平岡の丁場を採石できるようになりました。
現状の採石している石は、色味が深く、目も揃った特級材にふさわしい石材だと思っています。
この石材の、最高の部分だけを厳選して製品化する、
大島石蒼天をこれからご提供して参ります。
それでは平岡丁場の現状をお伝えいたします。
削岩機が穴を掘るのは1本4メートルもあります
角度が少しでも狂うと綺麗に割れてくれません。
均等に真っ直ぐ掘ることは石を割る基本です!
↓↓そしてジェットバーナーでの切削です↓↓
ジェットバーナーに使用する燃料は軽油です
一日に使用する軽油は300リットル!
ドラム缶1本半
石が冷めぬよう交代で石英を溶かし飛ばしていきます。
ちなみにこの長さで約5日間かかります。
バーナーだから温かいと思うかも知れませんが
燃料が流れる管は手袋をしていても凍りつくほどの冷たさで、
ジット気流が発生し冷たい風が体を冷やします
それでもじっとバーナーの先を見ながら石を切ります。
山から石を頂くにはそう簡単ではありません!
真っ直ぐ、真っ直ぐに石を採って来たからこそ
今でもこうして採石が出来ています。
寒くても暑くても真剣に山と向き合ってきた先人達が残してくれた大切な丁場です。
この氷が溶ける頃には町の石材店さんにも展示されているかもしれません!
皆様の応援がなによりも励みです。
これからもよろしくお願いいたします。