どーもーCurryでふニヤニヤ

レッドカーペットのフニ様に
やられてしまったCurryですぅ♡
好き惑わすのやめて酔っ払い

では㉓いきまふデレデレ

お時間ある方、妄想苦手じゃない方
おいでやすちゅーちゅーちゅー








****************





『あ、結構降ってる
   傘持ってきてないのに…』

久しぶりの雨が電車を濡らし始め
暗くにじむ窓越しの景色を見ながら
小さくつぶやいた



改札を出て
しばらく様子を見ていたけど
これから本降りになっていくような
そんな雨粒の勢いだった





『…はぁ… どうしよう…
   うちまで走って帰るには遠いし』

『あれ? 〇〇さん… だよね?』




名前を呼ばれ振り返ると
そこには
買い物袋を両手に持ちながら
私をのぞき込む
カフェのマスターがいた


『あ、こんばんは 笑』

『その様子だと 傘持ってないの?』






『はい… 
   天気予報見てたのに忘れちゃって』

『…ちょうどよかったかも 笑』




え…?





私は両手の塞がってるマスターに
傘をさしながら
一緒にお店まで歩くことになった



『いやー ホントに助かる 笑
   お礼にオムライスごちそうするよ』

『ありがとうございます
   …でもちゃんと
   お金は払いますので 笑』





マスターを雨に濡らさないよう
気をつけて歩いていくと
お店に着く頃には
私の左半分が冷たくなっていた


『ごめんね  俺のせいで濡れちゃって
   このタオル使って』

『ありがとうございます』


マスターは
私に温かいコーヒーを淹れると
手際よくオムライスを作っていき
私は椅子に座って
濡れた服を拭きながら
テーブルのメニューを開いた




『オムライスって
   メニューに載ってないんですね
   …美味しいのに…』

『ん?  あー そうそう
   仲間内で時々作るくらいでね
   そんなに美味いなら
   メニューに載せちゃおうか?』




『ぜひ!   …って言いたいけど
   やっぱり内緒にしたいかも 笑』

『ははっ   〇〇さんは正直だな 笑
   そんなとこにも
   セフンは惚れたんだね』






『んー どうですかね…
   セフンは私のどこがいいのか
   未だによくわからなくて…』


『え?  〇〇さん聞いてないの?
   あいつに口止めされてたけど
   まいっか 笑
   セフンさ、いつも駅で見かける
   年上の女性が気になるって言ってて
   その人が偶然 自分の彼女役に
   なってくれてすごい楽しかったって
   嬉しそうに話してたよ
   自分の思ってた通りの人で
   可愛くて仕方がないって
   しつこくずっとのろけてるし 笑
   あ、その人ってもちろん
   〇〇さんのことね






『そう…だったんですか
   そんな風には全然見えなくて…』

『男はプライドが高いから
   どうしても余裕を見せたがってね
   どう? これで安心した?
   〇〇さんがセフンのこと
   好きになるよりも先に
   セフンは好きだったんだよ 笑』




…なんか… それ嬉しい…

不釣り合いな自分に
ずっと引け目を感じてたから
セフンとお似合いだとは思わないけど
隣にいてもいいのかな…って
少しだけそう思えた






『またごちそうになっちゃって…
   ホントにいいんですか?』

『当然 笑
   セフンの彼女からお金もらえないし
   おかげで俺は濡れずに帰れたしね
   車があったら送ってあげるのに
   ごめんね』






『いえ…  雨も止んでよかったです
   ホントにごちそうさまでした 笑
   じゃあ おやすみなさい』

私は嬉しさと幸せだけに包まれながら
カフェを後にした








家に帰ってお風呂に入り
ひとりきりのベッドに潜り込む

私だけしかいないのに
この場所はセフンの匂いで溢れてて
余計に恋しくなってきた




セフン…

その恋しさにのみこまれないよう
自分で自分を抱 きしめながら
目を閉じる



マスターに
セフンのこと教えてもらえてよかった

朝会ったのにもう会いたい…








ピンポーン…



…え… こんな時間に 誰…?

私はパーカーをはおりながら
インターホンで相手を確認する




セフン?

『…どうしたの?  今開けるから』




私が慌ててドアを開けると
珍しくお酒の匂いをさせたセフンが
私にもたれかかってきた


『〇〇… 会いたかった…』

『酔ってるの?  なんかあった?』






『…なんにもない
   〇〇  キ スしていい…?』

セフンは私の返事を待たずに
キ スを始めた




『ん……  セフン…ちょっと…』
話を聞こうとしても
セフンは私から 唇 を離してくれない




キ スしたまま靴を脱ぎ捨て
どんどん部屋の奥に入っていく


強 引に迫ってくるセフンからは
きっと私が不安になってしまう
なにかがあるって伝わってきた

だからもう
それ以上は聞かないと決めて
そのキ スに身を任せた




少し乱 暴に服を脱 がされ
ベッドに押し倒 されると
セフンは息を荒 くしながら
私の身 体 に覆 いかぶさってきた


セフンなら
無 理やりでも怖くない
大丈夫… セフンだから…





そう思ってるはずなのに
私からは涙が溢れ出してきて
それに気づいたセフンは
顔色を変え
私を抱 きしめる



『〇〇… ごめん… 俺 ひどいね…』




『…ううん セフンだからいいの
   ちょっとびっくりして…
   でも大丈夫だから』




セフンの表情には
色んなものが混じってるみたいで
本心がどこにあるのか読めない
でも
私を欲 してることだけはわかった

安心させるように
今度は私からキ スをしてみせる




それに応えるように
さっきの強引さとは違って
セフンは
優しくて甘いキ スを返してくれた
そしてそのまま身 体 中を
舌 でなぞっていく

『ん…… 』

『〇〇… ずっと一緒にいたい
   ずっとずっとこうしていたい…』





その言葉がなにを意味するのか
深く考えたくなくて
セフンの 舌 の動きにだけ集中する

ねっ とりと動き続けながらも
常にセフンの優しさを感 じ
私の悦 ぶところを
相変わらず狙って攻めてくる

そしてまた何度も私を波に乗せ
その中を漂わせた






私はその余 韻に耐えながらも
身 体 を起こし
セフンへ手を伸ばそうとすると
その手を掴んで

『今日は俺がするから
   〇〇はなにもしなくていい
   全部俺に委ねて…』



セフンは私からを断り
また全身の愛 撫を続けた後
私たちは
ひとつに繋 がった




いつもより強く
いつもより深く
いつもより激しく
いつもより優しく…

セフンは私を全力で愛し
私もそのセフンにしがみつく




そして私は
セフンに抱 きしめられたまま
眠りについた










続く……



*****************


画像お借りしました♡