どもどもCurryでふニヤニヤ

入学式シーズンですね♡
桜はもう散っちゃったけど真顔
新しい仲間♡新しい生活♡

では⑩いきまふデレデレ

お時間ある方、妄想苦手じゃない方
おいでやすちゅーちゅーちゅー








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土曜日の朝
まだ雲が多かったけど
この週末は晴れるって予報だった

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天気って
旅行にとってすごく大事な要素
晴れてくれるだけで
どんどん気分があがっていく

みんなが楽しく過ごせそうで
よかった…








荷物を抱え
いつも眺めるだけだった
あの大きな家の前に行くと
一緒に旅行すると思われる人たちが
バスの前に集まっていた





え…
なにこのイケメンの集団…
女の子たちも
みんな若くて可愛い子ばっか

私が呼ばれた理由が
どうやっても説明つかないんだけど…







その中でも一際目立つ
セフンのお姉さんを見つけた

『あの…おはようございます


『あ、おはようございます 笑
   今日はよろしくお願いしますね
   セフンは…  まだ家にいるかも…
   悪いけど〇〇さん
   セフンを呼んできてくれる?
   そろそろ出発の時間だし』





『あ、はい』

私は奥の玄関に小走りで向かい
そーっと大きなドアを開ける
お邪魔します…とつぶやいてから
中へと入った


外観だけじゃなく
家の中もモデルルームみたいで
それは想像以上の豪華さだった







リビングらしきドアを開けると
私に気づいたセフンと目が合った



『おはよ』

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『おはよう…ございます』


『〇〇さん 今日も可愛いね 笑』






っと…
朝イチから油断ならない人だな

『…お姉さんが もう出発だって』


『んー』





先にリビングから出ようとすると
セフンが後ろから
私のカバンをさりげなく持った

『あ…  ありがとう』






バスに乗り込む前に
みんなで簡単に自己紹介をした


このメンバーなら
私の年齢 上から数えた方が早そう…








『じゃあ よろしくお願いします』
お姉さんが運転手に声をかけ
バスは出発した


それぞれペアで隣同士に座り
お姉さんの隣は
10年付き合ってる彼氏なんだって
セフンが教えてくれた





『大人って感じの人だね
   お姉さんとすごくお似合い 笑』

『…そう?』
セフンはまた素っ気ない返事で
窓の外に目をやった



もしかしてセフンってシスコン…?
… ありえるかも 笑









10名で乗るには
ちょっと立派すぎるバスだった
でも大きなセフンの身 体 だと
少し窮屈そうに見えて
私はできるだけ
通路側に身 体 を寄せた


気をつけてても バスが揺れる度
セフンに軽くぶつかるから
ますます身 体 を傾ける





『なんでそんなに離れてんの?』

『いや… 狭いかなと思って…』






『そんなに離れてると
   俺が避けられてるみたい』


『違う違う  そうじゃなくて
   私が大きいから幅とっちゃって…

私がそう言うと
セフンは逆に
ピッタリとくっついてきた






『え…』


『それなら最初からこうやって
   くっついてればいいじゃん 笑』

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え…
これ近すぎなんだけど…




私の体温とドキドキが
くっついてる肩から全部
セフンに伝わっていきそうで
いや
絶対伝わってると思うけど


セフンのいい匂いを感じる度
心の奥がフワフワしてきて
私の心臓は
落ち着かなくなっていく







セフンの方は涼しい顔で
音楽を聞いたり ウトウトしたり…

私はずっと緊張しっぱなしで
着いた頃には
身 体 がガチガチに固まっていた



はぁ…やっと解放された…






バスを降りるといつの間にか
山の上の方まであがってきてたことに
今頃気づく

景色を楽しむ余裕なんて
全然なかったし…






『はい到着ー!  お疲れ様でした 笑
   みんなここにいる間は
   自由に過ごしてもらっていいからね
   でも 食材の買い出し担当は
   今からくじで決めるよー



あ…  嫌な予感…

くじ運全然ないって言ってるのに
セフンは私にくじを引かせる






ほらやっぱり…

予想通り 私たちが
買い出しの担当になってしまった



『セフンさん ごめん…』

『なんで?
   俺 買い物って結構好きだし





買い物が好きだなんて意外だし
それよりも
嫌がってないセフンの反応に
ホッとした



とりあえず荷物を置きに
みんなそれぞれ部屋へ向かった

その時も
セフンは私の荷物を持ってくれて
このさり気ない優しさに落ちちゃう
女の子は数知れず…だね 笑





ドアを開けると すぐ
正面奥の窓に吸い寄せられた




わぁ…
素敵な眺め…

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しばらくそのまま
その景色を堪能してから振り向くと
ベッドに腰かけて微笑むセフンがいた


はぁ…
その笑顔 ホント反則なんだけど…





『なに…?
   子供みたいだって思ってる?』

『思ってる 笑』






『だって こういう自然なとこ来るの
   久しぶりだから嬉しくて…』


そう言いながら
セフンが座ってる近くに行くと
なんか違和感を感じた






…大きなベッドがひとつ…

ん ? …ちょっと待って
部屋ってセフンと一緒…?
ペアってそういう…





え…    えーーー!










続く……



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画像お借りしました♡