【2024 ルヴァン杯 準々決勝 1st.Leg】
川崎 1−0 甲府
ACL出場組が特権を甘受できるルヴァン杯、川崎も甲府もこのラウンド8からの登場となりましたずら。
今年からJ1からJ3まで全てのクラブが参戦する形になった大会ずらけど、ここまで勝ち上がって来たのがJ1の7クラブと、ACL出場を果たした奇跡のJ2クラブとなる甲府しか残っていないのはちょっと残念ずらかね。
それでも、トーナメント序盤では、J3の地方クラブにJ1のサポーターが多いクラブが割り当てられ、集客に苦しむ地方スタジアムに一時の潤いをもたらしたのは意義があったと思いますずら。
本来なら、トップカテゴリーのクラブは過密日程を考慮し、この手のカップ戦には普段出ていない選手たちを中心に戦力を落として挑むところなんずらけど、J2もJ3もリーグ戦の試合数はJ1と同じずらし、天皇杯やルヴァン杯が入ってくるスケジュールもほとんど同じなので、結局はルヴァン杯にリソースを割く余裕が無くなってしまっているのが現状ですずら。
代表ウィークでも行われるルヴァン杯ではあるずらけど、本来ならJ1のクラブからは、日本代表や各国代表に招集される選手が多くいるのが通例だったずらけど、ここ数年では日本代表組はほとんど海外クラブからの招集となっており、J1クラブが代表戦のたびに戦力を削がれることは無くなってしまいましたずら。
と言った感じで、J1クラブ勢、特にACL出場組は計5試合、3クラブを倒せばタイトルを獲得できるコンペディションとなっていて、それを国内3大タイトルと呼んで良いのかどうか議論になりそうなレギュレーションとなっていますずら。
まあ、ルヴァン杯は元々そういう立ち位置の大会ずらからね。
若手に多くの出場機会を与えるレギュレーションを設定したり、中小規模のクラブに初タイトルを獲るチャンスを与える意味でも重要な大会だったりしますずら。
普段からJリーグを見ている人には当たり前の話だったずらね。
でも、そんな価値観設定の大会をお互いにどんなモチベーションで戦っているのかは重要になって来ますずら。
川崎フロンターレとしては、リーグ戦の優勝も絶望的ずらし、天皇杯も早々に敗退しており、国内タイトルとしてはもうこのルヴァン杯しか無いということから、クラブとしてもそれなりのモチベーションがあるだろうずら。
でも、優先すべきはJ1残留、ACLエリートの予選突破となっており、このルヴァン杯のタイトルはそこまで重要にはなっていませんずら。
一方のヴァンフォーレ甲府は、J2リーグでも中位に甘んじており、J1昇格プレーオフにも届きそうになく、残留争いにも巻き込まれない位置にいるので、実はルヴァン杯のタイトル獲得はそこそこ重要なタスクになっているかもしれませんずら。
昨日の試合も、平日水曜日だというのに、甲府からたくさんのサポーターが駆けつけていたずらし、ファンもその重要性を感じているのかもしれませんずら。
勝ち上がっていけば集客による利益も得られるずらし、決勝まで行けばクラブ規模としては少なくない賞金を得られますずら。
そんな対比もあって、お互いのこの大会に対するモチベーションはかなり差がありますずら。
現に、今回の1stレグはフロンターレのホーム戦にも関わらず、メンバーを大幅に入れ替え、新戦力を多く投入して来ましたずら。
一方の甲府は多少の入れ替えはあっても、基本的にベストなメンバーを揃えてきた形となっていましたずら。
2戦合計の勝ち点や得失点で勝敗を決めるので、中3日で戦う2ndレグにどんなメンバーを並べてくるかを見てみないと、両クラブがどれくらいこの大会に本気なのかは結論が出ないところずらけど、はっきり言ってフロンターレ側は新戦力を公式戦で試しつつ、リーグ戦やACLエリートへの調整を行なっている印象は拭えないずらよね。
まあ、オラはそれで良いと思っていますずら。
ルヴァン杯で苦労して優勝しても、胸のエンブレムに星マークがひとつ増えるだけずらからね。
個人的には、ルヴァン杯で星マークを付けるのはちょっとどうかと思うところもあるずらけど、シルバーコレクターと呼ばれた時代のフロンターレにとっては、ルヴァン杯の星ですら獲得するのに苦労していたので、声を大にして言えないところはありますずら。
さて、そんなモチベーション的に微妙な試合ではあったずらけど、1−0で折り返すという上出来な結果で終えましたずら。
降格圏がチラついている、監督采配に懐疑的な意見が出始めているフロンターレとしては、最低限の結果、いやむしろ新戦力を大量に投入してしっかり勝って第2戦に折り返したことは賞賛しないといけないところずら。
でも、それ以上に試合内容が酷いものだったので喜ぶに喜べなかったというのが素直な感想でしたずら。
そんな苦笑いしながらスタジアムを後にしたこの試合、現地観戦して来たので少しだけ写真を見ながら振り返ってみるとしますずら。
9月に入り、平日の水曜日とあっては集客も難しいだろうと思っていたずらけど、キックオフ2時間前の等々力はそれなりに賑わっていましたずら。
というか、甲府サポが多いのにびっくりしたずらね。
そこまで遠くない距離ではあるずらけど、流石に平日ナイターゲームに来るのは休みを調整しないと難しいずらし、夏休みも終わったこのタイミングではすごいなと感心していましたずら。
今年はずっと暑い日々が続いていたずらけど、この日は最高気温も30℃を下回り、かなり過ごしやすい1日となっていましたずら。
オラくらいのおじいちゃんとなると、30℃に届くかどうかとなると、もう1年に一度あるかどうかの異常気象って感じがあったずらけど、今はそれがデフォルトな感じとなっており、この先の余生をずっとこの気象の中で生きていくのを思うと憂鬱になってきますずら。
平日のルヴァン杯ということで、特に大きなイベントとかは無かったんずらけど、フロンパークにはいつものキッチンカーが並び、野球場前では小さなアトラクションを子供たちが元気に楽しんでいましたずら。
最近は天候に恵まれない週末が続いていたずらし、晴れているだけでもなんとなく嬉しくなって来ますずら。
この日は多くの甲府サポーターと一緒に、甲府のマスコットであるヴァンくんも等々力に来場していましたずら。
残念ながらフォーレちゃんの姿は見られませんでしたずら。
オラの中では、彼女にしたマスコット第1位に輝いているフォーレちゃんに会えなかったのは残念でしたずら。いや、あんまり真剣に考えたことは無いんずらけどね。
でも、控えめで愛想良く、なんとなく清楚なイメージがあるのは昭和の男にはドストライクだとは思いますずら。
その真逆にいるのが大宮のミーヤずらか。
あの尻軽女…って、普通に炎上発言になりそうずらけど、そんな誰にも尻尾を振る彼女は一部で人気はありますずら。
他クラブの男性マスコットを見れば、腕を絡ませボディータッチして笑顔を振りまくあのリスは、文字通り尻尾を振ってJの世を渡り歩く魔性の女だったりしますずら。
いや、あくまで個人的な意見ずらよ。
でも、そんな彼女が早ければ来年から見れなくなると思うと…
ご存知の通り、大宮はレッドブルに買収されてしまい、牛のマスコットに取って代わられるのは既定路線となっていますずら。
もしかしたら、リスたちが牛の角を模したカチューシャをつけてお茶をにごすなんてこともあるかもずらね。
とりあえずスタジアム入場までに3本ほどアルコール飲料を補充し、気持ちよくこの日の席に着きましたずら。
普段はもうちょっとバックスタンド寄りの席なんずらけど、この日はSG席の中央あたりからの観戦となりますずら。
それなりに埋まってはいたずらけど、流石に空席が目立っていたずらかね。
最終的には1万5千人弱入っていたずらし、なかなかの集客にはなっていたと思いますずら。
ACLも最低限これくらい入って欲しいんずらけど、まだまだJリーグファンにはルヴァン杯の方が有名で価値のある大会としての認識があるのかもずらね。
確かに昔はそうだったかもしれないんずらけど、ここ数年は立場は逆転しているずらし、24−25シーズンのACLエリートからは賞金も跳ね上がり、比較にならないほど重要な大会になっているのをもっとクラブ側はアピールした方が良いと思いますずら。
選手のウォーミングアップ時となる時間ずらけど、とりあえず他の席もどんな埋まり具合か写真を載せておきますずら。
スタジアムDJには林さんの声が戻って来ており、とりあえずその元気そうな声に一安心しましたずら。
特に変わった演出もなく、早稲田アカデミーエキサイトマッチはスタートしますずら。
というか、業種的にはALCアカデミーと被るんじゃないかと思ったんずらけど、年齢層や趣旨が違うんずらかね。
一瞬、ALCは今年までで、それに取って代わる形で早稲田アカデミーになるんじゃないかと頭をよぎったずらけど、よくよく思い出してみると、早稲田アカデミーって結構前からスポンサー企業名で目にしている気がして来ましたずら。…気のせいかもしれないずらけど。
試合はフロンターレペースで進むんずらけど、まあ攻撃のところに関してはチグハグな印象があり、前線の選手はほとんど死んでいる状態でしたずら。
脇坂と山本が相手の中盤を締める守りで消えるのはまだ分かるんずらけど、逃げ道となる両サイドが何も出来ていなかったは残念でしたずら。
相手とのシステムの噛み合わせで、両サイドバックが高い位置に取ることも可能だったんずらけど、橘田は誰もいないスペースを埋めているだけで攻撃参加せず、右サイドに久しぶりに先発で入った瀬川が空気状態になっていたのは可哀想でしたずら。
まあ、その要因になった出発点には、最終ラインの並びを変えすぎて失敗していたというのはあったと思いますずら。
つい最近獲得したばかりの山口をGKにして、更に同じく夏に補強したセサルアイダルを先発に抜擢、その左利きの彼にポジションを譲る形で、同じく左利きで貴重な車屋を右センターバックに置くという効率の悪さ。
センターバックとして結果を出していた佐々木旭を本来の左サイドにしたずらけど、オラは始まる前から車屋と佐々木を入れ替えた方が良いんじゃないかと思っていましたずら。
際と三浦を休ませたいのは分かるずらけど、ちょっと最終ラインを変えすぎずらね。
もしこの日の最終ラインにするなら、GKはソンリョンのままにして、実際のリーグ戦に向けて連携を確認しながら使うべきだっただろうずら。
おまけにアンカーの位置に河原を入れて、彼ひとりに守備のタスクを押し付けたのも悪手でしたずら。
攻撃時には鬼さんの大好きな4−3−3の形にしていたので、ほとんどの時間で山本が前目のポジションを取っており、河原が逆に最終ラインのケアを気にして、かなり低い位置でボールを受けようと構えている状態でしたずら。
その河原しかボールの預けどころがなくて、最終ラインからのビルドアップはかなり低い位置からスタートする形となっていましたずら。
本来なら脇坂や山本がもっとボールをもらうポジション、角度をつけてパスコースを作る形にしないといけなかったのに、それが出来ないのがセンスが無いというか何というか。
こうなってくると、走れないけどそこら辺の空気を読むのが上手い家長を入れた方が良かったと思えてしまいますずら。
とにかくこの日の先発にはゲームを組み立てる選手がいませんでしたずら。
そんな中でも遠野の半分ラッキなーゴールで勝ち切ったのは本当にラッキーでしたずら。
甲府が最初から恐れずにゲームを決めに来たら守備が崩壊していただろうずらけど、大塚監督はアウェイでの初戦は0−1でもOKだという空気を感じたずらね。
無理に攻撃のカードを増やさず、最後まで守備ブロックを崩さずに時計の針を進めていた印象がありますずら。
いやぁ、フロンターレにとっては勝利したとはいえ不安になる流れとなっていますずら。
鬼木監督も相手と同様に、2試合目で決着をつける考えだったら良いんずらけど、オラ個人としては、今回のスタメンをベースにそのままアウェイの第2戦目を戦って欲しいずらね。
ソンリョンも完全休養で、そのまま山口に経験を積ませて欲しいずらし、大島あたりを保険で遠征に連れて行くようなことも避けて欲しいずら。
まあ、この試合でソンリョンをベンチからも外したということはそんな考えもあるかと思うんずらけど、その山口は特に問題なくフロンターレのデビュー戦を飾ったかと思いますずら。
ゴールマウスを離れてかなり高い位置にポジションを取っていたずらし、タイプとしては退団した上福元に近いタイプのGKの可能性はあるずらけど、足元がどれくらい上手いのかはこの試合だけでは良くわかりませんでしたずら。
しかし、ソンリョンとは真逆の攻撃時のビルドアップにも参加するタイプだったら、なぜ上福元を放出したのか理解に苦しむところでありますずら。
今ではGKの主流は上福元の様に、他のフィールドプレイヤーと同じく最終ラインのパス回し、それとビルドアップに参加するタイプとなるので、むしろソンリョンの様なオールドタイプの方が希少だったりしますずら。
でも、鬼木監督は明らかに後者のソンリョンタイプを重宝しており、山口はリスクの対象として目に映る気がするんずらけど、これは結論づけるにはまだ時期尚早ずらか。
もう一人のデビュー組であるセサルアイダルずらけど、こちらも評価はまだ難しいずらね。
カバー範囲は広そうなのでフロンターレ向きな気がするずらけど、対人で強いのか、ビルドアップ能力がどれくらいあるのかはまだ判断がつきませんずら。
なので、甲府との2戦目もそのまま使って欲しいずらし、リーグ戦での格上相手にどんな動きを見せるのか注目していきたいずら。
とりあえず試合内容の感想は第2戦を終えてから総括をするとしますずらか。
ちなみに、この記事を書きながら中継映像を見返しているんずらけど、今回はLeminoのサービスを利用して無課金で視聴していますずら。
生配信はスカパーのみずらけど、少し遅れて録画放送をアーカイブで開放してくれるLeminoがあるのはありがたいですずら。
そのサービスを利用するにはdアカウントが必要なんずらけど、オラは昔アカウントを登録していたのを忘れて新しくユーザー登録しようとして、そのトラブルで20分ほどPCと睨めっこしていましたずら。
メールアドレスを登録して手続きするんずらけど、それに利用しようとした2つのメールアドレスが、両方とも既に使われていますって怒られて、その昔登録したであろうアカウントのIDやパスワードを探し当てるのに20分かかってしまいましたずら。
まあ、現代のネット利用時代には良くある話ではあるんずらけど、自分の管理しているIDやパスワードなんて、数十、いや下手をしたら3桁に乗っかるくらい色んなものを登録して利用しているので、それをどこに書き留めたのか、どうやって管理しているのかは非常に重要な問題となっていますずら。
Macやグーグルみたいに、パスワードチェーン管理システムで一安心みたいな風潮があるずらけど、それも使うOSが無くなったり環境が変化したら何の役にも立たないものになるずらから、結局は手元に何かしらの形で全ての重要なパスコードを保存しておかないといけませんずら。
いや、これは現代人ならもっとドライに上手くやっているのかもずらね。オラみたいにモノを捨てられない人間は、使い捨てのメアドやパスワードを上手く利用しきれていないだけなのかもしれませんずら。
と、そんな個人的な苦労はさておき、とにかくLeminoを利用できる様になったので、これでアウェイの甲府戦も映像を見ることが出来そうですずら。
当日は普通に仕事をしているずらし、翌日以降にアーカイブで見れればOKなので特に問題はありませんずら。
そうそう、写真の一枚にハーフタイムのゴールデンヴァンくんがあったんずらけど、中継映像でもその姿が映っていたずらね。
今年から恒例になっているハーフタイムイベント、謎のスプリンターとの短距離走対決がこの日も行われており、ゲストとしてヴァンくんとふろん太が参加していましたずら。
ヴァンくんがなぜ金ピカのタイツを着込んでいたのかは謎だったずらけど、こんな試合に盛り上げに来てくれて感謝しかありませんずら。
あ、そうそう、もうひとり感謝しないといけない人がいたずらね。
何となくあっさりと紹介されていたずらけど、この日の謎のスプリンターはなぜか両クラブのOBである武岡優斗氏が務めていましたずら。
何となくいつものスプリンターより遅いなぁ、子供相手に花を持たせてあげているのかなぁって思っていたら、本当に遅い人が中身を務めていましたずら。いや、元プロサッカー選手なので遅いわけはないんずらけど。
武岡優斗氏は現役の頃にかなり推していた選手なので嬉しいんずらけど、ここ最近は等々力を含めてスタジアムでしょっちゅう会っている感じなので、何となくありがたみが薄れてきていたりしますずら。ほんと失礼な話ずらけど。
とにかく180分の前半戦が終わっただけということで、試合内容も含めてそこまで喜べなかったんずらけど、とにかく大勢のお客さんが入った中で勝利に終わったことは評価しないといけませんずら。
エリソンが脳しんとうの疑いで交代しただけで、怪我人もなく無事に終わって良かったずらし、第2戦も退場選手を出さないで何とか乗り切って欲しいずらね。
ルヴァン杯などのJリーグが管轄する大会は、そのまま直近のリーグ戦の試合に出場停止とかが繰り越されるずらからね。怪我とは別に、意外に注意が必要ですずら。
では、とりあえずこの試合のスタジアムレポートはこれくらいで終わりとしておきますずら(●´ー`●) ノ