【2024 J1 第26節】
FC東京 0−3 川崎
フロンターレ浮上中。
暗く底の見えない深海に別れを告げ、陽の光当たる海面へと向かって海豚は泳ぎ続けていますずら。
イルカだったら息が続かず、いつか力尽きるところではあるんずらけど、まだまだ川崎の選手たちは元気そうずらし、暑い中でもメンタルの充実も含めて上だけを見つめて突き進んでいますずら。
マルシーニョが少し勢いが無くなったのと入れ替わる様に、山田新が好調の波に乗り、チームのエースとして名乗りを上げていますずら。
これが一時的なものなのか、それとも覚醒を告げる合図なのかはもう少し見てみないと分からないところずらけど、チーム全体の好調さを見ていると、この良い流れは続くんじゃないかと予想しますずら。
その根拠には、両サイドバックとシステムの固定化がありますずら。
両サイドバックには右に際、左に三浦がスタメンで固定し始めていますずら。三浦に至っては、手術を伴うほどの大怪我をしてからの復帰なので、早めの復活とこの好調さは嬉しい誤算でしたずら。
川崎に流れがあると見るや、高い位置まで駆け上がる両サイドバックの姿は、久しぶりに清々しい気分にさせてくれるずら。
それにはボランチを2枚にしたことや、大島が復帰したことによるボール保持の安心感があるんだろうずらけど、それに加えて強気な両サイドバックのメンタルがチームに良い循環を与えていますずら。
これからルヴァン杯やACLエリートが始まり、スケジュール的に厳しくなった時にどうなるかがポイントとなりそうずらね。
怪我なく上手くターンノーバーできれば良いんずらけど、今年の異常なまでの猛暑や、そのイレギュラーな気候による影響が、台風やゲリラ豪雨、雷雨などに繋がって試合が中止延期となり、スケジュールが超過密になることが心配ですずら。
それでも、怪我人が徐々に戻ってきて選手層は厚くなっており、各ポジションで2人以上は人材を確保できている感はありますずら。
ただ、GKだけがちょっと心配ずらね。
上福元が電撃移籍してしまい、現在のベンチに控えるGKは早坂勇希となっていますずら。
プロになってしばらく経つとはいえ、公式戦での経験はほぼ皆無と言って良いほどのルーキーだったりしますずら。
本来なら場数を踏んでいる安藤駿介をベンチに入れるべきではあるんずらけど、優勝争いも残留争いもしていない現状のリーグ戦では、経験を積ませるために控えを早坂にするのは悪くないと思いますずら。
でも、ACLやルヴァンなど、本当に負けられない試合では安藤をベンチに入れて欲しいところずら。
GKはやはり経験がものを言うポジションだと思うずらし、そんな意味では安藤は近年ベンチにすら入っていないものの、他クラブでの経験やフロンターレでの出場も含めて安心感がありますずら。
早坂もメンタルは強そうずらけど、どんなシチュエーションでも安藤なら動揺を見せずにプレーしてくれそうなんずらよね。
まあ、これはオラの期待や妄想も半分くらい入っているかもしれないずらけど。
おっと、また試合の話から遠ざかってしまったのでちょっと戻しますずら。
それにしてもFC東京はあまり出来が良くなかったずらね。
いまだにフロンターレより勝ち点3の差をつけて上位にいるずらし、今シーズンはそれなりに結果を出し続けているチームなはずなんずらけど。
まあ、試合開始しばらくは川崎が押される展開になっていたずらし、ゴール前での決定力があれば違う展開になっていた可能性はありますずら。
フロンターレは守備の時には4−4−2のブロックでスペースを埋めていたずらけど、それでも両サイドをワイドに上手く崩していた感じはありましたずら。
その両サイドからのクロスがピンポイントで合わせる攻撃を得意としているんだろうずらけど、この日はその精度が低かったのかもずらね。
ソンリョンのビッグセーブやFC東京のシュート精度の低さに助けられ、徐々に川崎ペースとなり始めるんずらけど、それもこれも山田新の決定力のおかげかもずらね。
ヘディングで決めた2点とも、そこまでゴール期待値が高いものではなかったですずら。
それでも決めてしまうのが今の山田新の凄みずらし、本人の調子乗りな部分も含めて、勘違いでも良いのでこのまま好調を維持し続けてチームを引っ張って欲しいところずら。
大島も怪我なく毎試合60分程度は稼働できているずらし、家長もフル出場を確約されなくなってから少しやる気を見せているずらし、いろんなものが好転し始めていてちょっと怖いくらいですずら。
あとは移籍の心配くらいずらか。
上福元のダメージは今のところ表面化していないずらけど、冷静に俯瞰して見るとかなりのマイナス要素を含んでいたりしますずら。
これに続いて何人か抜けていくとなると、後半の過密スケジュールの時にジワジワと問題が表面化して行きそうですずら。
高井幸大の海外移籍。
ゴミスも移籍し、エリソンや小林悠の怪我なんかも重なったら…
いや、怪我の事は言いっこなしなんだろうずらけど、大島を筆頭に心配するなという方が無理というものですずら。
あとは、鬼木監督が色気を出して4−3−3に戻すのが怖いずらね。
どんな時でも鬼さんが言い続けている「見ている人が面白いと思うサッカー」は、きっとフロンターレの黄金期のイメージがベースにあると考えますずら。
すなわちそれは4−3−3。スーパーなアンカーをこなせる選手がいて、ハイラインで相手ハーフコートでゲームをし続ける、究極のポゼッションサッカー。
2020年前後のJリーグ最強と言われている選手を揃えていたあの時代、忘れろと言うのは酷かもしれないずらけど、もうあの幻影を追うのはやめた方が良いと思いますずら。
世界のトレンドに追随する様に、Jリーグもポゼッションから非保持型の強度が高い守備から始めるカウンター型のチームが台頭していますずら。
まあ、それに抗い続けて上を目指して欲しいところずらけど、手持ちの駒でどんな事が出来るのかはまた別の問題ずらから、与えられたスカッドに合わせたやり方でまずはチームのベースを作って行って欲しいところですずら。
そんな完勝したイメージのこの試合だったんずらけど、いま公式のスタッツを見たら、フロンターレのシュートは5本だけだったんずらね。
FC東京も8本ってどうなのって感じずらけど、そんなスタッツでも快勝だったと思うのは、よほどFC東京側の出来が悪かったという事なのかもずら。
次節の対戦相手も、なんとなく調子の上がらない横浜FMですずら。
監督解任ブーストもさほどかからず、ジリジリと順位を下げて、今となってはフロンターレと勝ち点1差にまで詰められている状況となっていますずら。
フロンターレが勝てば順位が入れ替わるという、なんともわかりやすい状況にしてくれたマリノスには感謝ずらけど、もう一度負けを受け入れてもらってフロンターレ上昇の礎となってもらうとしますずらか。
今節もちょっと適当だったずらけど、試合の雑感はここまでとしますずら(●´ー`●) ノ