未練と決断はタッチラインを越えられず | にくまん堂の極楽日記

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【2023 J1 第4節】

新潟 1−0 川崎

 

1日半遅れで試合を見ていますずら。

 

絶望と闇に飲み込まれそうな展開に、ただもがき続けるだけの選手たちを90分間見ることになるのは辛いと分かっているずらけど、その時何が起きたのかを知らずに1週間も過ごすことは出来ませんでしたずら。

 

しかし、DAZNの中継映像は既にシナリオを用意していたかのような絵作りだったずらね。

フロンターレのピックアッププレイヤーに大島を選出し、試合前から彼をカメラに収め、これでもかと言うほどアップで映していましたずら。

実況も解説も大島を褒め称え、今シーズンこそは怪我なくピッチに立っていて欲しいと、まるでその後の顛末を知っているかのようなフリで、川崎の10番について語っていましたずら。

 

オラは彼が負傷交代でピッチを去ることを知っていたので、大島が画面に大写しになる度に、もうそれ以上アップで捉えないでくれって心の中で思っていましたずら。

 

はたして今回はどれくらい重い怪我なんだろうずらか。

 

敵陣深くで相手ボールホルダーを追っていた時、左右に負荷のある動きをした直後、違和感を感じたのかスローダウンした感じだったずらし、その後も多少動けていたので、筋肉系でも大きな裂傷では無いと思う、いや思いたいところずら。

大きな怪我になる前に、1〜2週間程度で復帰できる負傷とかでピッチを後にしていたのならまだ良いんずらけど、もうこれだけクセになってしまっている筋肉系の怪我だと、完治して戻ってきたとしても、すぐにまた同じ箇所をやってしまうことだろうずら。

 

これだけ毎年の様に怪我で離脱する期間が長いと、普通はクラブ側が契約満了で放出するところなんずらけど、それでも大金を払って複数年契約を結んでしまうのは、それを上回る魅力と実力があるからなんずらよね。

でも、経営者としては何かしら決断を迫られるような状況なのは確かですずら。

費用対効果が悪すぎるので、年俸を下げることが出来ないなら放出することも考えないといけないずらし、年齢のことを考えると引退を勧めてクラブのコーチングスタッフになってもらうか、それとも単年契約し、勝利給で稼いでもらうかなどを提示しても良いレベルだと思いますずら。

 

ずいぶん前ずらけど、大島が怪我をして今回と同じ様にチームから離れることがあった時、何かのニュースサイトかSNSで、他クラブのファンが書き込んだコメントが今も強烈に脳裏に焼きついていますずら。

 

「クラブを愛しているのなら引退すべき。サッカーを愛しているのなら他クラブへ移籍すべき」

 

そんな趣旨のコメントを投稿していたのが目に止まりましたずら。

心では受け入れられない内容なんずらけど、正面切って否定も出来ない自分がいたのを今でも思い出しますずら。

 

多額の年俸を貰い、年間の稼働率が悪いのは、その選手を戦力としてチームづくりをしている指揮官やコーチングスタッフの計算が狂うずらし、それで高い年俸を支払っているとしたら、代わりになる選手も獲れないし、単純にクラブへ財政的な負担をかけていることになりますずら。

クラブ愛が強い選手なら、自分のパフォーマンスがクラブに迷惑をかけているレベルになったら引退を決断することだろうずら。

カテゴリーを落としたり、他のクラブでもまだまだプレーできる実力があるのに、愛するクラブでトップレベルのまま引退を決断する選手はそこそこいますずら。

そこには、コーチ業やスタッフとして引き続きクラブに貢献できる道が用意されているパターンが多かったりするんずらけど、やはり選手として多額の年俸と表舞台から去ることによって注目を浴びなくなることへの抵抗は大きなものがあると思いますずら。

 

それでも決断を下す時はいずれ訪れますずら。

その手の決断は大体35歳前後で来ると思うんずらけど、大島はまだ30歳ずらからね。その決断を迫られるにはちょっと早すぎではありますずら。

 

プレイヤーとしてはまだまだやれる自信はある。Jリーグの中でも5本の指に入る様な選手だと思うずらし、その経験や実力を考えると獲得したいクラブはいくつもあるだろうずら。

 

だったら他クラブに心機一転移籍をしてみるか?

フロンターレの医療スタッフやフィジコ、アスレティックトレーナーとの相性が悪い可能性だってあるずらし、他のクラブに行ったら急に怪我をしない様になるかもしれませんずら。

カテゴリーを下げれば、単純に無理な動きやスプリント回数を減らせるだろうずらし、環境の変化によってプレイヤーとしての寿命が伸びる可能性だってありますずら。

 

ただ、これはもうやってみないと分からない領域ですずら。

でも、これまで長くフロンターレのトレーニング環境にいて、毎年の様に怪我を繰り返すとしたら、もう自分の体が限界に来ているのか、それともクラブの環境が自分に合わないかのどちらかですずら。

 

もし自分の可能性を信じているのなら、このままの環境にいたら同じことを繰り返す確率が高いずらし、他クラブの違った環境にかけてみるのも良いと思いますずら。

そう、プロ選手としてピッチでプレーし続けることにこだわりを持っているのなら、その決断は支持できるオラがいますずら。

 

まあ、ほとんどのファンやサポーターは、このままフロンターレに残ってもらい、怪我に気を付けながらピッチに立ち続けプレーしてもらい、時折見せる才能溢れる妙技と、後輩たちにフロンターレスタイルのメソッドを教え引き継いで行って欲しいと思っていることだろうずら。

でも、オラはあえて言いたいずら。もう環境を変えてみるしかないのではと。

 

まあ、パートナーを無事見つけて結婚し、食生活などもしっかりしたら、怪我の無い体質に変わるかなぁなんて期待していた時期もあったずらけど、そうは上手くいかないものずらね。

 

と、最悪の想定を元に色々と書いているずらけど、願っているのは1試合くらいお休みしたら、やっぱり大丈夫でしたって普通にピッチに戻ってきている彼がいることですずら。

 

で、そんな大島の怪我もショックなんずらけど、頑丈だと思っていた山村まで離脱してしまいそうになっているのが、余計に不安を増幅させている要因となっていますずら。

 

鬼木監督は試合後のコメントで、怪我による交代だったことを匂わせる発言をしていたずらし、これもまた何試合か離脱することを覚悟しておかないといけないずらね。

ここまでセンターバックの選手が相次いで離脱する状況は、もう呪われているとしか思えなくなってきますずら。

 

もし何かしら要因を見つけ出すとしたら、フロンターレのセンターバック2人は、常に後方に大きく危険なスペースを抱えており、そのハイラインで押し上げるチームスタイルが彼らの脚を徐々に削っていた可能性はありますずら。

そこまでスプリントの回数が他チームに比べて多いとは思えないんずらけど、GKが前に出てこないこともあって、やはりカバーする範囲は他クラブよりもかなり広いとは言えますずら。

 

でも、谷口はほとんど怪我もなく出続けていたずらし、センターバックの負荷が大きすぎると言うのは杞憂なんだろうずらけど、彼がいなくなった最終ラインがやられまくって、その対応に無理が生じたかの様に怪我人が増えているのは偶然じゃないと思えてきますずら。

それだけ偉大なプレイヤーでありキャプテンだったのだと、いなくなって初めて気付く後の祭り感。

愛する人が側から去っていき、その時初めて自分の行動に後悔するのは恋愛の常なんずらけど、谷口はまさにそれを体現するみんなの恋人だったんずらよね。

 

…何言っているのかよく分からないずらね。

まあ、それほどかけがえのない存在だったと言いたかっただけなんずらけど、本来なら彼に倍ぐらいの年俸を払い、5年契約を最低ラインで交渉し続けるべきだったのかもしれませんずら。

というか、Jリーグは予算規模が小さいことにあぐらをかいて、才能ある、価値のあるプレイヤーに投資をしないずらよね。

 

そういえば、今思い出したずらけど、毎年買っている日刊スポーツの選手名鑑を購入するのを忘れていましたずら。

J1クラブの選手は全員の推定年俸が載っている、あのポケットサイズの名鑑を愛用して参考にしているんずらけど、今年はすっかりそれを忘れていましたずら。

 

多分、キャプテンに任命され、更にはプレイヤーとしての評価もうなぎのぼりの橘田は、大して年俸も上がっていないんだろうずら。

単純に実力や実績を考えたら1億円くらい払ってあげてもおかしくない選手だと思うんずらけど、きっとこれだけ大役を担って頑張っていても、怪我でほとんど稼働できない大島の5分の1くらいの年俸しか貰えていないんだろうずら。

 

そういった意味では、ベンチにすら入れないアジアのスーパースターも問題なんずらけど、彼の場合はタイでは相変わらずカリスマ的な人気があるずらし、フロンターレのアジア戦略がそこを足がかりにするのなら、まだまだ年俸分の価値はあるのかもしれませんずら。

オラは半年もしないうちに、クラブからタイの大企業とスポンサー契約を締結したなんてニュースが出てくるものかと思っていたんずらけど、そこらへんの動きはまだ何も無いんずらかね。

 

さて、相次ぐ怪我人によってネガティブモードに突入しているファンやサポーターずらけど、逆に若手を躊躇なく起用できる環境になっているのはちょっと嬉しかったりしますずら。

ただ、U20代表に高井と鷹虎が取られており、彼らチームに残っていればと考えてしまうのはしょうがないところずら。

オラは車屋とジェジエウが離脱した時点で、流石に高井はクラブの事情で戻してもらうのかと思っていたんずらけどね。

 

ちなみに、今試合が終わって鬼木監督のインタビューを見ているんずらけど、相当怒っているのが画面越しにも分かるずらね。

試合前のアライバルインタビューでは笑顔もあって気持ちよく答えていたずらけど、きっとその映像と試合後の映像を連続で見たら、その豹変っぷりにジキルとハイドかってくらいの驚きがあるかもしれませんずら。

 

確かに、一部の選手の覇気の無さは目に余るものがあったずらけど、それは前節の湘南戦でも既に見え隠れしていたずらからね。

それを信じてメンバーを変えずにピッチに送り出したのは鬼さん自身ずらからね。それに文句を言ってはいけない気がしましたずら。いや、具体的には批判してはいないずらか。

まあ、きっと次の試合では無言でスタメンを変更してくれることだろうずら。

 

とりあえず試合を振り返るとストレスしかたまらないのでやめておくずらけど、この日唯一の得点を決めた伊藤亮太郎のプレーはもう一度見たいと思わせてくれるものでしたずら。

相手チームの選手ながらあっぱれ。センスあるドリブルやパスでチャンスを数多く作っていたずらし、彼のプレーを見るだけでもこの試合のチケットを買う価値はありましたずら。

ちょっと無愛想なそのキャラクターはプロとして大丈夫かって思うところはあったずらけど、きっとオラが新潟ファンだったら、スタジアムの帰りにタオマフを買っていたことだろうずら。

 

というか、まだJリーグのウインドウは閉まっていないはずなので、彼を強奪することだって可能なはずなんずらよね。

まあ、新潟に必要とされているずらし、かなりのお金を積まないと獲得できないんだろうずらけど。

 

しかし、浦和から新潟に流れてきた選手ずらし、今までそこまで噂に上がっていなかったのが不思議なくらいのパフォーマンスを、このフロンターレ戦で見せていたずらね。

あの縦に早く、ゴールを意識したドリブルやパスは、今のフロンターレにとって眩しいくらいに魅力を放っている存在ですずら。

 

まあ、金に物を言わせて同じリーグのライバルチームから選手を強奪しまくるのはどうかと思うずらしね。バイエ…いや、何でもないずら。

 

さて、鬼木監督の怒りが、次節のピッチでどの様に昇華しているのか今から楽しみですずら。

スタメンの前歯が何本か無くなっていたら、単純に鉄拳制裁が行われただけだと分かるんずらけど、そんな目に見えて結果が分かるものではなく、沸々と選手たちの奥底から湧き出て滲み出る闘志、いや殺気を感じたいところずら。

鬼木監督がベンチから指示を出そうとしたら、「うるせー、お前は黙ってそこに座って見てろ!!」ってキャプテンが叫ぶくらいの気迫を見たいものずら。

 

…ウソですずら。そんな事は望んでいませんずら。

ただ、余計な事は考えずに目の前のボールを追って欲しいだけですずら。

 

では、本当に大島の怪我が1週間程度のものであることを願いつつ、今日の雑記は終わりとしますずら(●´ー`●) ノ