子育ての体験講座を開催しました。
長女がほぼ起きている間中、歯磨きしています。
本人はとっても苦しがっていて、疲れ切っています。
いわゆる強迫性障害です。
理由は、虫歯になるのがとっても不安で怖いそうで歯を磨き続けてしまいます。
とのお話しでした。
強迫性障害…
思考を学ぶ前の私も実はそんな感じでした。
私の場合は、床を磨き続けていた
疲れて眠りたいのに、泣きながら毎晩夜遅くまで床を磨き続け、玄関まで磨き上げ、
足の裏の感覚がOKを出すまで何往復も何往復も磨いていました。
家族は異常だと思っていたみたいだけど、
綺麗になるんだからいいでしょ、気持ちいいじゃない
とそんな自分を正当化していたものです。
でも実は真剣に悩んでいたし、だけどやめろ、って言われるのはとても嫌でした。
床を拭かないなんて無理!耐えられない!と思っていたから。
きっとこの娘さんも同じような気持ちなんだろうな、と思います。
やめたいけれど、やめろと言われるのはイヤだ、怖い
なんでなるの、強迫性障害
まず初めに、この状況についてズバッとザックリお伝えいたします。
強迫性障害とは『攻撃思考が山盛り溜まっていますよ』
の状態です。
私もそうでしたし、この娘さんもそうだと思うのですが、
強迫性障害になってしまう方が抱えているのって、まずとてつもなく不安だ、ということだと思います。
この娘さんだったら、虫歯になるのが怖い、歯医者に行きたくない、ということのようです。
私の床拭きは、完璧な母親になる、絶対に惨めな母親にならない、いつ突然誰がきてもいい状態なんだから
という完璧思考から、綺麗でないことへの不安がつのり、どんどんと強迫性が加速していきました。
不安=攻撃思考ってどうして?
嫌ことが起こる予感 = 不安
素敵なことが起こる予感がしていたら不安にはならないですよね、むしろワクワクする
不安を言語化すると、
誰かや、何かや、状況が、自分を
窮地に追いやる、
嫌な気持ちにさせる、
押し潰してくる、
追いやられる、
など、何かしたらの被害を被ってしまうのでは、という状態のことです。
では自分に被害を与える、攻撃的な予想はどこから出来ているのでしょうか。
答えは【自分の中から】です。
自分の中に何年も、何十年もかけて知らないうちに蓄積されてしまった、
誰かや何かを否定する気持ちは積もりに積もります
その否定などの気持ちがある程度溜まった時に、
その思いが現実世界に投影され、
自分は得体のしれない何かから被害に遭うのではないか、という予想に変わってくるのですね
これが不安の正体です。
『あの人気に入らなかったな』
『あんなやり方ないわ、私だったらやらない』
など。些細な否定だとしても。
みんなありますよね、当然のように。
表明してきたかどうかは関係ありません。
私は絶対意地悪していません!と思う方も、心の中で思考しているだけで思考は確実に溜まります。
これが私たちが何か不安だな…と自然に感じてしまう根本の原因です。
ということで、不安になるのは、実は自分が先に否定という攻撃をしていた、
ということで不安=攻撃ということです。
不安を払拭するために、完璧を目指そうとしてしまう、
やりすぎてしまう、なぜなら不安だから。
不安=怒りが異常につのりにつのった状態。
それが強迫性障害です。
ということで、改善方法としてまずはじめに『攻撃思考に気づこう』ということ。
それがいいとか悪いという話ではありません。
私の床拭きの場合は、お母さん見下しからでした。
私は絶対にあんな母親みたいにならないから
床拭きまくっている時は全然気づけなかったけど実はそうだった。
そんな見下しが止まらず床を拭く度に増える攻撃思考から、
巡って、今度は自分が見下されたらどうしよう…
という不安は知らぬ間に増幅し、共に攻撃思考も大変なものへ育てあげていました。
それで一体どうしたらいい?
この娘さんは、虫歯になるという被害に遭うことを鮮明に予測してとても怖がっているが故の強迫性障害のようです。
ではこの状況で、どのように思考解釈をしたらよいのでしょうか。
相談者はお母さま。
実は娘さんを変える必要は一切ありません。
思考が現実を創っています、
100%例外なく。
ということは、見るもの、感じるもの、ありとあらゆる360度全てが自分の思考の産物、自分の思考からできていると考えます。
つまり、ご相談者のお母さまから見たら、この娘さんを創りだしたのはお母さん自身の思考、ということになります。
自分の中に溜まった思考を体現してくれています。
潜在意識の特徴
①感情優先
②主語がわからない
主語がわからないので、『娘が』という主語はなくなります。
強迫性障害=怒りが多量・攻撃思考万歳
つまりお母さんご自身に怒りが多量ということになるのです。
この怒りを感じ、怒りがある自分に気づいて認めてみること、
そして怒りの原因を点検します。
強迫性障害になるほどなので相当の怒りなはずです。
『そんなわけない』
『娘に起きていることは娘の現実だろう』
そう思っているうちは現実は変わりません。
『自分は創っていません、私の思考の産物ではありません』
と言っていることと同じですよね。
『私が創った現実なのだから、私が変えていく』
そう決意して腹をくくった時、
自分の想いに気づき、受け入れ、
そしてようやく思考を取り換え、
やがて現実が変わっていくを実感していくことと思います。
というのがめっちゃザックリとした考え方です。
ザックリすぎるけどね💦(笑)
私の現実の変化としては、私の思考を点検し、変えたことで、なんのアプローチもなしに、家族が激変しました
詳しくは端折りますが、怒りを点検、原因に気付けたことで、攻撃する気持ちに気づく。
気付いてあげ、否定せず怒りを認めるだけで、不思議と心が落ち着きだします。
気付きの習慣と共に、自分の本音、そして癖を知り、幼心との対話を繰り返していく中…
突然家族全員が自然と家を片付ける・家事を手伝うことが通常、という大きな変化が現れました。
私の心はだんだん軽くなり、安心が増え、私の床磨きの強迫性障害はあっけなく完治したのです✨✨
強迫性障害であることを認めてなかったし、そこまでこれを直すぞ!と意気込んでいたわけではなかったので、これには驚きです。
ただ、やめればいい、というものではなかった。
今でも床は磨きは日々しますよ、だけど苦しくないし時間もかからないし、サササッとあっという間に終了します
これが本当の綺麗になるし最高
ってやつですね家族も喜びー、幸せ
とっても長くなってしまった…
今日お伝えしたかったことのまとめ。
①いわゆる強迫性障害とは…
・怒りが多量ですよ=攻撃思考多量 の状態
・攻撃思考は不安から
②思考的対処方
仮にその症状がご自身でない場合も、自分の現実に強迫性障害(の人)が現れているとしたら、見直すのは自分の思考
・怒っている自分に気付こう
・怒りの原因を点検・考えてみよう
というのがスタートになります。
自分にないものは現れません。
全て自分の思考の産物、
潜在意識には良いも悪いも認識がありませんから、
自分が悪い、というわけではありません。
ただただ、溜まった思考が現れているだけ、にすぎません。
中々お一人でその思考を点検していくこと、自分自身に気づいていくことは難しかったりします。
ですので、是非思考の学校にお越しいただき、
・体験講座で思考のしくみを体験
・基礎講座でしくみを手に入れ、
・おさらい会に参加していただいたり、
・みっちり徹底的に改善したい方は、その覚悟が決まった方は3ヶ月実践講座をオススメしております。
是非本当の自分に気づき、ほしい現実を思考のしくみを使って自分の力で創っていきましょう
本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました
思考の学校 上級認定講師 山田りさ