両親が離婚し、パパに引き取られたりさちゃんとその弟。

 

『ママは私を嫌いなんだもーん、だから私を捨てたんだもーん』

 

という勘違いの思考ベースから、悲劇のヒロイン癖をどんどん強めていくことになる。

 

 

周囲からは哀れまれ、可哀想な子供のヒロイン。

 

 

そしてりさちゃんは小学生になりました。

 

 

ママがいなくなり、おうちの中が荒れ果てゴミ屋敷状態でしたが、完成したお城のような大きなおうちにお引っ越し。

 

 

この頃、弟は親戚に家に預けれることに。

 

 

弟までいなくなった

 

 

きれいなおうちは嬉しいけれど、大きなおうちにいつも独りぼっち。

 

 

宿題をみてくれる人も、明日の準備を確認してくれる人もいない。

 

 

悲劇のヒロイン、つまり可哀想で不幸アピールをしていたりさちゃんでしたが、いよいよ本気で孤独感は増していきアピールする必要もなくなってきた。

 

 

その頃、

 

 

『新しいおうちすごいねー』とも言われるようにもなり、

 

 

新しくできたお友達がたくさん遊びにくるようになりました。

 

 

新築三階建ての大きなおうち。

 

 

ものだけは不自由なく色々持っていた。

 

 

みんな褒めて羨ましがってくれるから、今度は悲劇のヒロインから一転、めっちゃ偉そうなりさちゃんに早変わり。

 

 

ママがいなくてパパもほぼ不在だった私に、好きなものをたくさん買ってくれました。

 

 

よく買ってもらっていたのは、ヘアピン、カチューシャ、プラスティックのティアラやイヤリング、ネックレスに指輪などふんわりリボン指輪ドレスハットハイヒールダイヤモンド乙女のトキメキ

 

 

自分を可愛く飾るものばかり鏡

 

この思考って何だろう…

 

と今考えると、可愛く飾って、一目を引きたい思考かな?

 

可愛い子は可愛がられる、構ってもらる、と思っていたのかも。

 

 

すっごく羨ましがられるので、偉そうなりさちゃんは

 

 

『私のいうことを聞いてくれるなら一つあげる』

 

 

と、とんでもないことをよく言っていたことを覚えています。

 

 

その【私のいうこと】ってやつの内容は覚えていないのですが…

 

ごっこ遊びで私をお姫さまにしろ、とか、私を褒めて、とかそんなことだったような気がする…

簡単にお友達にものをあげてしまっては、偉そうにしていました。

 

 

威張りくさりだした【加速する恐怖】のりさちゃん。

 

保育園よりたくさんの人がいる小学校。

 

強敵(強いお友達)もたくさんいました。

 

が、負けないところが恐怖のりさと言われる所以…

 

 

『私は保育園の頃、喧嘩で負けたことがないんだからね』

 

とMくんに言ってみる、

 

『それじゃ喧嘩してみるか?』と言われ、

 

教室の後ろで取っ組み合いになったおーっ!むかっおーっ!

 

男の子の顔をひっかき、瞼から血が流れる…

 

Mくん、泣いてしまった。

 

『ざまーみろ』と叫んだ恐怖のりさちゃん、だけど内心は震えてました。

 

だから今でもあの傷を生々しく覚えている…。

 

 

 

『これはお母さんがMくんのおうちに行って、謝らなきゃいけないことしたよ』

 

と先生に言われた時、

 

『お母さんいないからできませーん知らんぷり

 

と言った。

 

 

 

メラメラメラメラメラメラメラメラ加速する恐怖のりさメラメラメラメラメラメラメラメラ

 

・友達の上履きを隠す、画鋲を入れる

 

・友達の好きな人をばらす

 

・宿題はやらない、忘れ物だらけ、

 

・授業中の態度は最低、教科書開かないし鉛筆もない

 

・先生の言うことは絶対反対するし聞かないし

 

・給食残す、人の皿に入れたり取ったり

 

・運動も大嫌い、走る時には歩く、歩けと言われれば走る

 

 

 

止まらない暴走DASH!

 

なんでこんなことしたんでしょうか。

 

思考的に考えると、

 

ママは私が嫌いでしょ不満むかっ

(悪いことをしたら叱っていただけ)

 

が根底にあり、

 

みんな私が大嫌いなんでしょープンプン

 

私もみんなみんな大嫌いだーチュー

 

どんどん悪くなってやるーーーえー

 

これでどうだーーーームキー

 

といったところかと。

 

悪いことをして試していた、心のどこかで

 

『それでも私を愛せる?』と。

 

 

そんなりさちゃんがいたのだろうな、と思えます。

 

 

人って、生まれた時、当然に愛してもらえる、と信じて生まれてきます。

 

愛されることを信じていなかったら、生まれてこれないのです。

 

赤ん坊から成長していく段階で、一番近い親との関係の中でいろんな勘違いを経験し、

 

『自分は愛されていない』と思ってしまう。

 

めっちゃ勘違いなんですよーーー

(お菓子を買ってもらえなかった、とか、すごい怒鳴られた、とか、話を聞いてもらえなかった、とか。理性が働かず感情優先の未熟な子どもは、6倍以上の衝撃で感じて勘違いしている)

 

 

すると、その愛の不足感を抱えたまま、いろんなネガティブを創りだし思考パターンが出来上がります。

 

 

こうやって【恐怖のりさ】というネガティブ沼にズブズフと自らはまっていくのでした。

 

 

ところが転機は突然に!!!!

 

 

【恐怖のりさちゃん】を呆気なく卒業する事件がやってくるのでしたあんぐりびっくりマークびっくりマークびっくりマーク

 

 

あとちょっとだけつづく

 

 

 

今日も最後までお付き合いくださいましてありがとうございました花

 

 

思考の学校 認定講師 山田りさハート