夏目漱石の こころを読み終えた。
人の心の変化、思考を
うまくとらえてあり 読みながら
その中に入っていく自分がいる。
先生というその人の
心の重荷、良心の呵責が
痛々しくもある。
先生は下宿先の
お嬢さんを好きになった
親友を裏切り
お嬢さんと
結婚することになったが
親友が自殺したため
罪悪感に苦しむ
後に
妻を残し、
自分も 死を選ぶという
踏ん切りは、
いまひとつ解り得ない。
残された妻は一番辛い。
事情を知らないゆえ
夫婦でありながら
心が通じ合えているようであり
その逆でもあるから。
平穏な生活を送りつつも
夫の閉ざされた心の部分に
疑問を感じつつ
暮らしていたなかでの
夫の自らの死は
妻の心を空虚なものにし、
何故という思いで
傷つく。
こころを読み終え
先生は、下宿しているところの
御嬢さんに好意を抱いているのに
同じ屋根の下に友を招き入れた
所に間違いがあったと思う。
人生とは
あの時こうすればとか
ああすれば良かったと
後悔はあれど
その時はそれが一番と
考えて行動してしまう。
重い荷を背負い生きることも辛い。
愛とは
ぬぐえない罪とは、
神秘的な生に対し
死はだれにも訪れる結末
単純に
今生きていることに、
意味を感じたい。
そして、年齢にそった
心のありかたを
模索していく。
