町内の広場には、毎年鯉のぼりが立てられていた。

小雨が降ってきたので、町内会のおじさんが

こいのぼりを取り込んでいた。

その時母親と通りかかった女の子が

「おじさん! 何しているの!!」  と声をかけた。

おじさんが優しく 

「雨が降ってきたからこいのぼりをしまうんだよ」と言った。

すると、すかさず

「おじさん、鯉はね、水の中にいるものでしょう。

だから雨にぬれたほうが元気になるんだよ。」

      おじさんは 感心したように

   「それはそうだね。」 と答えると

 女の子は満足気に、帰って行ったという

ほほえましいお話です。

この子のおばあちゃんは、 私に足が太いという言葉は良くない。

とおっしやるのです。じゃ何と言えばいいのと聞くと、

大地にしっかり根を張っていると言えばいいとのお答えでした。

説得力のある言葉に納得。