癌サバイバー 闘病記 | 酒屋のおやじのブログ

癌サバイバー 闘病記 ⑩

ここからが2回目の癌治療の始まりです。

大阪のど真ん中の大阪城の前、府警本部の隣、国立がんセンターの隣

自宅から電車で行くと、1時間半くらいかかります。車なら阪神高速が空いていれば40分、一般道(新御堂筋)を使えば1時間くらいで重粒子線センターに着きます。最初はどんなものかと、電車で行きました。乗り換えやら電車を降りてからの徒歩で疲れました。ラッシュ時でないのが救いでした。センタ-の前には10台くらいの駐車場があります。有料ですが、来院者にはチケットがもらえますので、時間制限無しで無料なので、次回は車と決めました。

センターはまだ新しいのか、きれいで広いロビーになっています。治療の為、海外からも患者が来てました。たぶん中国の方と思いますが、通訳される先生のような方(白衣を着ておられました)と一緒におられました。中国セレブなんでしょうね。

診察とかは時間通りに進みます。(予約患者のみですから当然ですけど・・)

初回は重粒子線を照射する際に体を固定するために、体に合わせたカバーの制作です。

技師さんたちが手際よくしてくれますので、何の苦労もありませんでした。初回はそれだけです。1時間くらいです。

後、これからのスケジュールを説明してくださいました。

癌の種類、場所によって放射線(重粒子線)の照射回数が違います。

私の場合は16回の照射です。土・日・水は休みなので、週4回の4週間かかります。

2回目は照射の際、体が動かないように呼吸のリズム、私の場合腎臓、膀胱の近くに照射するので、その際の膀胱に溜まっている尿の状態(毎回同じくらいの量にするための計測)そこまでするの?と聞きたくなるくらいでした。

重粒子線センターの治療特徴として、癌細胞にピンポイントで重粒子線を照射する事、です。

最初の病院の先生の言うところ「通常の放射線がピストルなら、重粒子線は大砲のようなもの」らしいです。

この時点では私自身としては「らしい」がどんなくらいの意味かわかりませんでした。

3回目、重粒子線治療の初回。今までは診察室、とCT室、処置室までしか入っていませんでしたが、治療室に入りました。

放射線治療室は3つありました。その前というか、自動ドアわ入ったところはまるで宇宙船の中のようでした。

治療着に着替えます。先に治療の際に専用の下着付(綿のパンツ)をけなければなりません。

やっと治療の始まりです。