福岡市の百道に、大きな図書館がある。
自宅からは遠いので、もうかなりな期間行ってなかったのだが、近場の図書館で検索した書物が総合図書館に在庫がある事が分かり、思い切って遠出してみることにした。
バス停からすぐの場所にあり福岡タワーも近くにあって、とても懐かしい思いがした。
二十数年前に、亡き母と子供たちと福岡タワーで写った写真がある。
考えてみると、あの頃の母と今の私は同じ年頃になっていて、子供たちはそのころの私の年頃になっている。
1日でもいいから、あの時の時間に戻らないかと夢想するが、願いは叶いはしないことは重々わかっていて、過去ではなく今を、そして未来を見て進もうと考えながら、最寄のバス停から図書館への道を進みながら、思いを切り替える。。
だけど、やはりバス停までの帰り道に福岡タワーを目にすると限りなく心が痛かった。
私の中に確実に潜在している取り返しがつかない物事への痛い思い。
母も、身体の自由が利かなくなったホスピスでの床で、やはりどう夢想しても戻らない、それまで私が聞いたこともない、祖父母への思いや、母の幼児期の出来事をしきりと語っていた。
人は体が動かなくなると、潜在していた思いが浮上して感情の海になるのだなと実感した母の死への道程だった。
それを抱えて浄化し、魂となって、肉体は朽ち果て、新たに飛び立つ感情の海となる。
きっと私も、忙しい日常に思いを紛らわし、そこと向き合わずに、いよいよ最後の時に一人思い知ることになるのだろうか。
ホスピスで、母の言葉を聞き、一時でも寄り添っていられたことを考えると、私は幸運だったのかもしれない。
私にも死の床の傍らに、耳を傾けてくれる存在がいてくれるといいなと願う。
話がいつものごとく壮大にそれたが、
昨日の月は射手座で、少し遠出をしてみると確かに射手座サインの表す精神の旅を経験した気分になるから面白い。
これからも毎月訪れる射手座の月サイン時は、少し日常を離れてゆとりの時間を意識したスケジュールを立ててみよう。
そして図書館で、久々に数冊の本を借りてみた。
本も射手座サインの象意で、毎月の図書館通いも良いかもしれない。
最近は昔のように、ただ読書だけを無心に楽しみ、本に心躍らせるということができなくなっている様に思う。
何かの知識を得るための実用書とか、仕事関係の本になりがちで、常に（実体のない自分の中の強迫観念）何かに追われて
本の面白さに純粋に時間を忘れて没頭する事が出来なくなっている。
何かを成さねばならないということが常に頭の片隅に存在していて、没頭することに制限がかかっている感じがある。
二十代の時の、湯水のように時間を使って、純粋に本の世界に溶け込む時間を取り戻したいと願う。
時間といえば、今月の占星術研究会の参加メンバーの1988年生まれの若者。
親子ほど世代が違う私とは、時間の観念が果てしなく違うと思い知り、面白かった。
我が家の子供たちと同年代だが、残念なことに実の子供たちとはそんなに深い話をする機会はない。
色んな世代とのつながりは、常に刺激や発見がある。
これは今の仕事を通じて、様々な世代との繋がりを得られたおかげでもある。
自分が若い時はそんなこと思いもしなかったし、今は占星術を知ったこともあるが、同世代よりも、むしろ一回り以上下の世代の方が、考えや気が合うのを自覚している。
さて私が実感した年を取る効用としては
時間の貴重さをまざまざ実感し、過去の歴史上の人物をより身近に考える事が最近とみに可能になった。
100年前というものが、若い時は、とてつもなく大昔の出来事で、まったく身近に感じられなかったが、今はそんなに昔ではなく考えれるようになっている。
年を取って、時が過ぎる果てしないスピードと、そのはかなさと貴重さをしっかり実感できてきたと思う。これは年をとる効用だろう。
物事を時間の制限を超えて遠大に捉える見方は、私にとって新しい楽しみを与えてくれている。
次は少しだけ星の話に。
ここ数日、連日で悲惨な交通事故などのをニュースでよく目にして、いたたまれない思いを感じる。」
双子座には現在、トラブルや攻撃性を示す火星が入っていて、双子座は道や流通、交通関係の象意を持つ。
海王星が現在魚座に留まっていて、火星が双子座に位置する今は、日々の月やその他の星の配置によっては不用意なトラブルに注意が必要な時。
今日の夜半から月は山羊座へ移動。
連休前の超仕事モードに突入。
もうひとがんばりのラストスパート、潰れないように意識して安全に走り切りましょう