出生図は、個人の始まり、スタートの図です。
常に動き移動している天体達の、その一瞬を切り取った天体模様。
自分だけの印・紋様のイメージ。
占星術の好きなところはそこですね。
すべてのものは同じパーツをそろえていて、究極的には同じだけど、考えや価値観、目的は様々、個性はみんな違ってそれがいい。共存共栄。
理想主義かもしれないけれど、占星術を学ぶ意義はそこにある。
細かな運勢の上下や、個人の欲を満たす事メインの占星術ではなくて、自他を客観的に眺めて、自他を肯定し、すべてのものの尊厳を肯定することを占星術は示していると思う。
私は占い師には向いてないなと思うのは、そういう考え方に原因があって、
占星術を学ぶ会を主宰することを志向するのは、他者との継続的な繋がりによって、自分だけでは得られない実践的な確かな知識を、共有し、広げていきたいという目的意識によります。
先日、久々に東京への占星術講座に参加したのですが、たった1日だけというのもあり、周りの人との接触が非常に一見さん的で、ものたりない感がありました。
出生図も、一見さん的な繋がりでは理解するのは難しい、ということを今まで多く感じてきました。
明日は、月1回の飯塚の西日本文化サークルの占星術講座の日です。
この講座は、すでにスタートから2年半経っています・
少し遠方にあり、こんなに継続するとは当初は想像していなかったのですが、皆さんが難しいながらも、楽しんで星に興味を持って頂いているので、私としてもやっていて楽しい会になっています。
今は、二十代、三十代、四十代、五十代と各世代がそろっていて、それでいてざっくばらんで緊張感がない、熱気あふれるクラスのメンバーです。
このクラスが始まった時の瞬間の、ホロスコープを見ると
MCは獅子座、太陽は7ハウスおうし座にあり、月は9ハウス蟹座で、6ハウスと、3ハウスの天王星、冥王星とTスクェアを形成。
9ハウス月が、サークルメンバーを表して、向学心の高さを示している。
MCも太陽も不動宮で、継続していこうとする。
mc獅子座は、火のサインで精神性を重視し、自他肯定の世界観を持つ。
物事のスタートした瞬間の星の配置図を私は、よく見るのですが、なかなか興味深いと思うことが多いので、お勧めです。