水瓶座の新月 | 西洋占星術 in福岡 「星の歩み」

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西洋占星術に魅せられて、2011年3月に占星術師としてブログデビューしました。
 長い間勉強してきたことを何らかの形で少しでもお役に立てたらと思います。星は常に歩み続けています。星の動きと心の動きをつれずれ語っていけるブログになればと思います。



昨日20日の22時13分に、新月を迎えました。



水瓶座0度、ほんとうにサインに入ったばかりに起こったフレッシュな新月ですね。




水瓶座の特徴は、人類愛、あらゆる制約から解き放たれたい欲求、外側の圧力や権力、管理に対し、反逆精神を持ち自由を渇望する事。




前サインの山羊座は、~するべき義務がある、そして水瓶座サインは、~をしない自由がある、or ~する自由があると考えます。




全ての選択の権利は、個々にあるということで、根本の思想は個人の尊重ですね。




意見が違っても、それは当然のことで、主張する権利は妨げられることはありえない。



これって、フランスのパリで先日起こった、新聞社襲撃事件の時に、現地の方々が主張していた考え方と符号しているように思えて興味深く思えました。




日本から見れば、個人主義という言葉で認識されているフランスの教育は、哲学が主流で、日本の道徳教育のように正解が用意されているわけではなくて、あらゆることに「あなたはどう思うのか?」と問われる教育法だそうです。




考えてみれば、就職などの面接の時に、マニュアル化した答えを暗記して事前練習を学校などで行う日本と、個を問われる国とでは、意識感覚の差は大きいと言えますね。






そういう何よりも個人の考えが尊重される水瓶座の最初の度数で起こった新月は、射手座の初期度数にある土星と、同じジェンダーの男性サイン同士で、結びついています。



射手座土星と水瓶座の結びつきは、外国や広い世界においての、文化や慣習、民族の違い、考え方を水瓶座サインらしく客観的に理解し、互を尊重することで、生産的な働きを模索する動きです。



射手座の初期度数は、戦闘的な意味を持ち、土星が運行することで脆弱な部分を狙い撃ちしてくるようなイメージです。




東京での新月図は、新月が4ハウスに位置しますし、同じく冥王星も4ハウスで、アセンダントに位置する縁や大衆を表わすドラゴンヘッドと、デイセンダントの天王星とTスクェアを形成しています。





4ハウスは、土台、居場所、環境、国土と考えると、7ハウスが表わす他者や他国との関係が浮上して、水瓶座サインが示す、既存の考えや手法を脱した視点を持っての何らかの変革が求められそうです。





この配置は、国だけではなくて、個人的にも影響してきますので、これから1ヶ月は個々の大事な居場所や、自分自身にとって確かなもの、大事なものは何かという事に、はっきりと意識が向けられて行くでしょう。



その上で、個人の中で他者との関係性を再検討して、決断を下す方もいらっしゃるかもしれませんね。




キーワードは、個人の尊重、他者の真の理解です。



天体の配置を眺めて見ると、水瓶座に新月、水星、金星が位置し、その周りをすぐ隣のサイン、山羊座冥王星、魚座火星、海王星が取り巻いていますね。





個性豊かで自由な未来志向の面々が議論し、語り合っていて、それを周りが熱くフォローしているイメージですね。




5ハウスにある金星、水星の対向には、木星が位置して、楽しさやときめきを懐深く受け止めてくれています。



対人関係は、思いもしない出来ごとや、ドラマチックな物語が展開されそうな配置です。





魚座の火星と海王星と、射手座の土星はスクェアで対立していますね。




魚座の火星は、そのエネルギーを具体的な行動で示していく必要があります。



ビジョンを確立し、固めていくことに精力を注いでいく時ですね。




水瓶座のこの季節は、少しずつでも、未来思考の意識を取り込んで見て下さい。