俳優 小日向文世さんを占星術で見てみました | 西洋占星術 in福岡 「星の歩み」

西洋占星術 in福岡 「星の歩み」

西洋占星術に魅せられて、2011年3月に占星術師としてブログデビューしました。
 長い間勉強してきたことを何らかの形で少しでもお役に立てたらと思います。星は常に歩み続けています。星の動きと心の動きをつれずれ語っていけるブログになればと思います。



今日の朝いちに出演されていて、お話されているご自身のエピソードに興味を持ったのでホロスコープを拝見しました。




まず、この方も水瓶座なのですね~

先日お亡くなりになった高倉健さんも同じく水瓶座の太陽の方でした。




現在、木星が獅子座にあって、その対向サインの水瓶座に木星がスポットライトをあてているということもあり、現在色んな面で注目を浴びやすいサインとなりますね。




良い意味に考えると、時代のムーブメントとなりやすい、悪く考えるといろんな面が露呈されやすい。




出生時の太陽、水星、金星が水瓶座にあり、水瓶座の副主星の土星と緊張の角度をとっています。




独特な個性を持ち、頑固さが強調される配置。




月は、正確な出生時間が不明ですが、乙女座で間違いないでしょう。




日常の家事、育児をこなし、全然苦ではなかったというのは奉仕的な月、乙女座サインならではですね。




太陽水瓶座サインの独創性、博愛精神、自由な集団性と、乙女座月サインのプロフェッショナルな技術の融合が、人生の核、テーマとなります。




そして天体の中で、ひときわ目に付くのが、蠍座火星の強力なエネルギー。





この火星は太陽と金星とクインタイルの角度を形成、木星とはクインカンクス、天王星とは、トライン、冥王星とはスクェア。




生まれた時間によっては、この火星は月ともセクスタイルの可能性が高く、多彩で強烈な活力を持っています。





クインタイルは5の系列のアスペクトで、持って生まれた創造性を表わしていますし、創造性、自己表現を示す獅子座の冥王星と蠍座火星のスクェアも強烈なので、舞台俳優という職業は天職のように思えます。





全体的にホロスコープを見ると、多面性のある独特な資質を使って、色んな面を外に押し出していく事が出来るでしょう。




俳優という職業で、この多面的な心的エネルギーを表現していく事をしないと、その全てを使いこなすのは難しそうですね。




この方のホロスコープは、アクが強いドスの効いた人物や、博愛的で愛情深くチャーミングな面、世話好きできちんとした母性的な面、話し好きで軽妙な面など、色んな資質が、互いにアクセスし合って、独特な統合感を醸し出しています。





興味深かったのは、ずっと舞台俳優だったので収入がなくて、39歳で結婚後は奥様が働いて、家で家事をしていたとの事です。




元々大器晩成型で、中年以降に力を発揮する方ですが、42歳でそれまでの所属劇団が突然解散になったときは、貯金ゼロで仕事もなしだったそうです。



その時の星の配置は、出生の太陽、金星に経過の天王星が重なっていて、方向転換、変化、覚醒の時期。



そして、47歳でテレビ界での突然のブレーク時は、出生の太陽、金星に経過の海王星がコンジャンクション(重なる)、経過の木星がトラインで、独自の個性にスポットライトがあたり、存在が知れ渡り浸透する。




元々出生ホロスコープで、この方の太陽はマイナーアスペクトも含め、その他の天体との間接的なつながりを含めると、全ての天体と連動していて、重要な感受点となっています。





この場所に、天王星や海王星が来ることにより、人生全般に大きな影響力が生じることになります。



天王星は、出生の太陽水瓶座の支配星で、海王星とも元々サイン違いのスクェアを持っていて、影響力は大きい。



未来予測を考察するプログレスの太陽の配置も、劇団解散の時期は一旦ストップの時期で、5年後はそこを乗り越え、ジャンピングしていく時期となっています。





ここまで考えてみると、水瓶座サインの方は今度は経過の冥王星が、2024年以降に巡ってくるんですね。



冥王星は、破壊と再生の意味があり、それまでの天体の状況を書き換えていきます。



さて、今度はどういう意図が巡って来るのか興味深いです。