遅くなりましたが、24日の日蝕図を見て見ました。
日蝕は昔から太陽を神を司るものとして考えて異変が起こるタイミングと関連付けられていました。
神を司る、大きな力が隠されて、闇に閉ざされてしまう現象。
最近では2009年の自民党から民主党への政権交代の日が印象深いものでした。
日食の影響は通常の新月とは異なり、その影響力は約半年に及ぶと考えられています。
今回の日蝕は蠍座のスタート地点で起こりました。
サインの境界線は、とりわけコントラスト感が強く、さらに是か否か、
ゼロか百か、中庸を持たない蠍座サインのスタートで起こる日食はインパクト感満載の印象を受けますね。
太陽は目標やテーマ、発展力、能動性で、月は無意識に働く強い欲求、感情傾向、日常との接点を司りますので、この二つが重なった新月は、共に協力して目標を確認し合うイメージでもあります。
蠍座のテーマは、自分にない異質なものとの心の連帯、共感を求め、内側にそれを凝縮して自己変容を達成し、新たに不動で、強固な力を築き上げる事です。
蠍座は恐怖や恥、心的外傷、精神的外傷を象徴するサインで、最も特徴的なのは、外部から制圧され、侵害されることに恐怖感を持つところです。
蠍座サイン、不動宮サインに出生図の配置が強く影響されている方は、今回の日蝕の影響が大きいかもしれません。
今回の日食は、東京を起点として作成すると12ハウスで起こりました。
自分にとって大切で理想的な繋がりを求めて、水面下で果てしなく世界を広げ、深くコミュニケートしていきそうです。
そして、とてつもない大きな国境のない世界との繋がりが、喜びや興奮を引き寄せるでしょう。
天秤座の水星は現在逆行中で、今回の日蝕図で8ハウスの支配星となっていて、牡羊座の天王星、山羊座の冥王星とはハードな角度をとっています。
8ハウスは、今回のテーマの蠍座サインの正位置となっていて、闇に隠されたもの、密かに存在するものを表に引きずり出し、冥王星、天王星の組み合わせの意味である改革のための破壊のパワーを発揮します。
これは、現在土星が蠍座サインに位置し、蠍座サインの粛清との関連が強く感じられますので、この日食のテーマは正に蠍座祭りの様相を帯びていると思います。
ここの所、マタニティハラスメントが話題に登っているのが興味深いですが、5ハウスの支配星である海王星が今回の日蝕図でコンジャンクションしている金星とソフトな角度を取っていて、若い女性の理想像を掲げ、より豊かな環境を目指していくイメージを感じます。
また今回の日蝕図で非常に目立つのが、カルミネートしている木星です。
この木星は、2ハウス射手座と5ハウスうお座の支配星で、自己肯定感や創造性を前面に押し出し、理想を掲げて派手に知らしめる配置となります。
この理想に対しては、1ハウスの土星がハードな角度を取っていますので、自己抑制を伴った課題を呈してきますが、日食図の配置はおもに東より集中していますので、全体的に能動性、自立的な作用が強く働き、変容への過程を目指す社会的な流れが始まるでしょう。
今日の福岡は、晴天で、秋らしい過ごしやすい日となっています。
午後からは、カイロン 福岡講座で伊泉先生のタロット初級講座の2回目があります。
みなさんワクワク、楽しそうに目を輝かせながら受講されているのを見ると嬉しい限りです。
私事ですが、明日から私用で思いがけず、愛媛県松山市に行くことになりました。
二泊三日の旅ですが、始めての地で右も左もわからないのですが、心はワクワクしております。
皆様もどうぞ楽しい日常をお過ごし下さい。