天体のサビアンシンボル | 西洋占星術 in福岡 「星の歩み」

西洋占星術 in福岡 「星の歩み」

西洋占星術に魅せられて、2011年3月に占星術師としてブログデビューしました。
 長い間勉強してきたことを何らかの形で少しでもお役に立てたらと思います。星は常に歩み続けています。星の動きと心の動きをつれずれ語っていけるブログになればと思います。

最近、大河ドラマを見ていて今から130年くらい前の時代にとても興味を持って見ています。



大学という最初の学校ができたのが1875年で、新島八重の夫が同志社大学の基となるものを設立しています。


八重の夫は新島穰(漢字が少し違いそうです)で、アメリカに留学して、その知識を日本に持ち帰っていますし、新島八重は、夫の死後看護学校の設立に関わったり、赤十字社の設立にも関わり、自ら正社員としても働いているのですね。



大学教育や、看護学校など、私が生まれた時には既に存在していて、あるのが当たり前と思っていたのですが、よく考えて見るとたかだか100年ちょっとの歴史なんだなとあらためて気付かされた次第です。



新島穰の生年月日がわかったのでチャートを見てみると、水瓶座に天体が4つもあります。



新しい文化を学び、日本に持ち込んできたのは、この天王星をルーラーにもつ水瓶座の影響ですよね。



天王星は、空間を越えた普遍性を、土星が表す地域社会に持ち込み覚醒させる作用を持ちます。



こんな世界があったのか!という覚醒ですね。



そしてこの太陽、木星を含む水瓶座のステリウムに関して、蠍座の火星がスクェア。



蠍座は、情や柵、組織を連想させ、既得権などとも関連しますので、想像を超える妨害を連想させるアスペクトでもあります。



冥王星は、牡羊座の最強パワーポイントの21度にあって、山羊座土星と、月が多分蟹座でTスクェアになっています。



これもガチで、伝統社会、集団性と個人性の対立を連想。



夫の穰が生まれた時は、牡羊座は冥王星、天王星は魚座の終わり辺りに位置し、妻の新島八重は2歳違いですが、彼女が生まれた時は天王星は牡羊座にはいっていました。



その牡羊座天王星、冥王星時代に、今まで存在しなかった学校などの文明を次々と設立しているのですね。



現在は牡羊座天王星時代というのが共通していて、既存の社会にないものを新しく作り上げる、持ち込む、その基となるもののスタートの時期だと言えそうです。



この二人の相性は、個々に見るとハードアスペクトが結構効いているのですが、互いの太陽、月の組み合わせで助け合っているように見えます。



夫婦関係においては、大事なポイントなのだと思います。



それと二人の太陽のサビアン度数を見てみると、八重さんが蠍座11度、新島穰が水瓶座の23度で、両方共サインの中で高揚するポイント近辺にあります。



太陽は目的、ということでそこを強調し、高める方向にあるという共通点を持っているようです。



サビアンシンボルは、ここでは詳しく書きませんが、チャートの中で、かなり使えそうだなという印象を持ちました。




最近、仕事の方向性で二者択一を考えていたのですが、よ~く自分自身のチャートをサビアンを含めて検証してみると、すんなり納得する答えを見いだせました。


チャートもそれぞれ着目点がいくつかあって、矛盾する配置も当然同居していたりします。



その時に、サインの中のサビアンを考えて見る。



あくまでサインが主賓ですが、その細分化という意味で役立ちそうです。



今後のセッションに取り入れて、ご本人が納得する方向を見出していただくヒントや手がかりになればと思い、意識して使って行きたいと思います。