一斉休校は、医療崩壊に結びつく?診察、治療が受けられない事態にも? | ニコリーヌの 夢見る頃を過ぎてもSAPHO症候群とともに

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良いお天気ですね。
先日雨が止んだ時間に、お友達ご夫婦が来てくれました。


心和むひとときでした。ラブ


本文の前にちょっと一言ね。休校よりも、ウイルス検査を早くたくさんの人が受けられるようにすることの方が重要だと私は思うのですけれど。


全国一斉の休校によって各地で業者さんをはじめとして、困った方が大勢いらっしゃいます。

さて、「女性が多い職場」はどうでしょうか?
休校になると、女性が職場に行かれなくなるケースが多くなります。
それでいま学童保育その他で、大変ご苦労をされています。
女性が出勤出来ないと、女性が多い職場は手が回らなくなります。
代表的な職場が病院です。
看護師、事務職員等。
そして病院業務に手が足らなくなる。
患者の受診や、看護や、さやざまな手続きが、できなくなる。
診察を受け付けてもらえなくったり、重症患者が亡くなるケースが増える。

つまり医療崩壊が起こるわけです。

中国武漢はなぜあれほどまでに死亡者が多かったか?
それは医療崩壊が起きたからで、
他の都市では、それが起きなかった。

なぜか?
武漢は都市機能を停止させたから。
都市機能を停止することによって、結局は都市機能崩壊、医療崩壊してしまった。

と、する声が、2月26日のTBSニュース23で発言され、3月1日付けでネットに紹介されていますので、詳しく読みたいかたのために、下に抜粋して貼っておきます。ご参考になさってください。

さらに詳しく読みたいかたは、検索してみてくださいね。



上昌広医師が「一斉休校」などの副作用を懸念。一部は現実に?

水島宏明  | 上智大学教授・元日本テレビ「NNNドキュメント」ディレクター

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TBSNEWS 23」で話す上昌広医師(左側、226日、画面を筆者撮影)

 新型コロナで日本中がニュースから目が離せなくなってしまった。安倍首相がテレビカメラを前に記者会見して「全国の学校での一斉休校」を改めて要請するともに、北海道知事もテレビカメラの前で緊急事態を宣言し「外出やめて」と呼びかけた。

 だが、こうした事態になって政治家たちが緊迫感を漂わせて、かなり唐突なタイミングで次々とパフォーマンスとも言えるような発表や政策を打ち出している中で、テレビ各局で冷静に医師の立場で科学的な対応を求めている人物がいる。医療ガバナンス研究所理事長の上昌広(かみ・まさひろ)医師だ。元東京大学医科学研究所特任教授で都立駒込病院、虎の門病院などで勤務した経験がある医師だ。

 2月28日(金)もTBS「ニュース23」で注目すべき発言をしていたので紹介。



 一方で政府が全国の学校の臨時休校を要請したことについても批判的な姿勢を示した。

(上医師)

「これについてもかなり疑問があります。社会は複雑系なのでこういうことをすると、予期せぬ副作用が出るんですね。特にお子さんが学校に行かなくなると、家で面倒を見るんですが、女性が働きに行けなくなるんです。女性が多い職場というのは、たとえば病院なんです。」

(小川キャスター)

「はい」

(上医師)

「病院というのは働きに行けなくなると看護師さんが来なくなる。事務(の人)が来なくなる。そうなると機能不全を起こすんです。」

(小川キャスター)

「機能しなくなる?」

(上医師)

「はい。そうすると医療ミスや患者さんを診れないとか、様々な不具合が出るんですね。実は都市機能が破綻するということはいちばん患者さんが亡くなる・・・つまり死亡率が高まるということがわかっているんです。」

 上昌広医師は中国でのデータを例に出しながら、冷静に話を進めていった。

(上医師)

「今回の中国の対応でも、武漢だけ飛び抜けて死亡率が高いんですよ。なぜかというと、都市が崩壊したからなんですよ。上海なんかはそんなことがないんですね。ですから、都市機能を維持するという意味で今回の対策・・・、女性が働けなくなる対策・・・これには私は疑問があると思っています。」

(小川キャスター)

「医療体制の崩壊を招きかねないと?」

(上医師)

「はい。要するに女性が多い職場が崩壊する。典型例が病院なんです。」

 上医師が懸念する「病院の崩壊」「都市機能の破綻」という状況はすでにその兆しが見え始めているのではないのか?

 筆者は札幌の病院関係者から聞いた話を思い出した。

 女性の看護師や事務スタッフが多い病院の職場。高齢者が多く通うある病院では患者が咳き込んでいたり、発熱したりしている場合には一律に「診ない」方針で他の医療機関に行ってもらうことにしたという。少しでも肺炎の疑いがあれば事実上診療から排除しているという。

 子どもたちの学校の一斉休校が始まる前からすでにこういう状態が始まっている。

 患者を診るのが役割のはずの医療機関が患者を診ないということになると、上医師の言う「予期せぬ副作用」「機能不全」につながってしまう可能性がある。

 確かに「全国一斉休校」や「一斉外出禁止」などは関係者に緊迫感を持たせる効果があるのかしれないが、実際に学校に行くような子どもの母親が病院などで働いている場合の対応策はできていないとしたら、上医師の言う「副作用」が大きいことになる。