草原のお花の楽園へ / Amazing wildflower hike in a mountain meadow ② 🌸🌼🌿🌾⛰🥾

September 6th 2024



カワラナデシコ/河原撫子 別名:  ナデシコ/撫子 ヤマトナデシコ/大和撫子 Dianthus superbus var. longicalycinus
ナデシコ科ナデシコ属の多年草。
河原に生える「撫でるようにかわいい花」ということでついた名前。別名の大和撫子はカラナデシコ(唐撫子)とも呼ばれるセキチク(石竹)との対比でつけられた。
秋の七草のひとつで、低地〜山地の草原や川原などに生える。
分類上はエゾカワラナデシコの変種とされ、本種のほうが萼が長く、苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)の数も3〜4対と多い。



ほぼ咲き終わっていたカワラナデシコですが、数輪だけ残り花を見つけることができました。💗😻

一緒に写っている白い花は…

シラヤマギク/白山菊 別名:  ムコナ/婿菜 Aster scaber
キク科シオン属の多年草。
舌状花は白で数は少なく、疎らにつく。
茎や葉には短毛があってざらざらする。葉はハート形で先が鋭くとがり、ふちには粗い鋸歯がある。
別名のムコナは、ヨメナに対して付いた名前。どちらも若芽が春の山菜となる。



咲きはじめたばかりのお花も見つけました。😻




ヒキオコシ/引起 別名:  エンメイソウ/延命草 Rabdosia japonica
シソ科ヤマハッカ属の多年草。
弘法大師(空海)が倒れていた修験者に草の絞り汁を飲ませたら元気になったとう伝説により、起死回生の野草として「ヒキオコシ」あるいは「エンメイソウ」の名がついた。 健胃薬。



たくさん咲き始めていました。🧚‍♂️🤍



フシグロ/節黒 Silene firma
低地から山地までの日当たりの良い場所に生えるナデシコ科マンテマ属の多年草。
直立する茎にある節が暗紫色を帯びるので、フシグロという名前。
マンテマの仲間なので、壺型に膨らんだ萼筒の先に小さな白い花が咲く。




フシグロもほとんど咲き終わっていて、なんとか数輪咲いているお花を見つけました。😄



ワレモコウ/吾亦紅、吾木香、吾妹紅 Sanguisorba officinalis, great burnet、garden burnet
バラ科ワレモコウ属の多年草。
花は上から下へ咲き進む。花弁は無く、花弁のように見えるのは赤い萼裂片。広楕円形で4個ある。雄しべも4個。花糸は糸状で葯は暗紫色。雌しべは1個。雄性先熟で初め雄しべが花粉を出し、雄しべがしおれてから雌しべが伸びる。



イブキボウフウ/伊吹防風 Libanotis coreana
低山帯~亜高山帯の日当たりのよい草地に生えるセリ科イブキボウフウ属の多年草。
ボウフウ(中国産のセリ科の草本で漢方製剤に使用される)に似ていて伊吹山で最初に発見されたので、この名前。
葉は2〜3回羽状複葉。小葉はニンジンの葉状に細く切れ込み、鋸歯の先端は丸みがある。
花序は6センチ程度と小さめ。また、全体に毛がある。



一緒に写っている虫🪲は…

アカスジカメムシ/赤筋亀虫 Graphosoma rubrolineatum
セリ科植物の花の蜜や種子の汁を餌とする。
赤と黒のはっきりとした模様は鳥からの捕食を免れるための警戒色。



コウゾリナ/剃刀菜、顔剃菜、髪剃菜 Picris hieracioides subsp. japonica
キク科コウゾリナ属の越年草(二年草)または多年草。
全体に剛毛があり、触るとかなりザラザラする。このような手触りをカミソリにたとえ、剃刀菜と呼んでいたものがコウゾリナになまった。
花期は5〜10月。



ウツボグサ/空穂草、靫草 別名: カコソウ/夏枯草 Prunella vulgaris Linné var. lilacina Nakai, Common selfheal, Heal all
シソ科ウツボグサ属の多年草。
花穂の形が矢を入れる筒型の容器「靫/うつぼ」に似ていることからこの名前。 別名の夏枯草は、真夏に花穂部分が枯れて褐色になることから。これを利尿などの薬用にする。
日本各地に分布し、日当たりのよい草原や林縁などに生育する。
標高の低い里では初夏のころから咲き始めるが、標高の高い高原などでは少し遅く、7月から8月に入ってからでも見ることができる。



高尾では6月終わり頃に咲くウツボグサですが、こちらではまだお花が見られました。🧚‍♂️💜😍