夏の御岳山ハイキング / Summer hike at Mt. Mitake ② ⛰🥾🌸🌼🌿🌲

July 31st 2024


御岳平〜御師集落



ヤマジノホトトギス/山路の杜鵑草 Tricyrtis affinis
ユリ科ホトトギス属の多年草。
花は茎先と葉腋に1〜2個つく。花柄に毛が多い。花被片は6個で平に開き、あまり反り返らない。白色で内面に紫色の斑点があり、花糸には紫色の斑点がない。



今シーズンお初のヤマジノホトトギス。😻



キヌタソウ/砧草 Galium kinuta
アカネ科ヤエムグラ属の多年草。
「砧」とは布を柔らかくするために叩く台のことだが、その布を叩く木槌のことも指すようになった。「キヌタソウ」は、果実の形をその木槌に見立ててこの名前となったらしい。
輪生する葉は、対生する本来の2個の葉と残りの2個は葉と同形の托葉。



キヌタソウは花期最盛期で、たくさん咲いていました。🧚🤍



ギンリョウソウモドキ/銀竜草擬 別名: アキノギンリョウソウ/秋の銀竜草 Monotropa uniflora, Indian pipe
ツツジ科シャクジョウソウ属の多年草。 
ギンリョウに似ていて、秋、8〜10月にかけ開花するのでこの名前。
ギンリョウソウより数はずっと少ない。

ギンリョウソウ(ツツジ科ギンリョウソウ属の多年草)とギンリョウソウモドキの違い:  ① ギンリョウソウは液果、ギンリョウソウモドキは蒴果。 ② 花弁の縁がギンリョウソウはなめらか、ギンリョウソウモドキは細かく裂ける。 ③ ギンリョウソウモドキの雌しべの先端は黄色っぽいが、ギンリョウソウの雌しべは青。

この時期はつぼみが出てきているので、銀ちゃんもどきの方かしら? 🤔 (御岳ビジターセンターの方のお話だと、ここはギンリョウソウもギンリョウソウモドキもどちらも出る場所だそうで、時期的にギンリョウソウモドキではないかとのこと。) 花が開花したら雌しべの先の色でどちらかにはっきりします。8月半ばにまた行った時にわかるかな? 😁👻👻👻



ホタルブクロ/蛍袋 Campanula punctata, Chinese rampion, Spotted Bellflower
キキョウ科ホタルブクロ属の多年草。
子どもが袋のようなこの花にホタルを入れて遊んだことに由来した名前。

小さな蜘蛛🕷️が訪問中でした。コハナグモかな? 😄



オトギリソウ/弟切草 Hypericum erectum
日当たりのよい山野に生えるオトギリソウ科オトギリソウ属の多年草。
葉には黒点のこまかい油点が散在しており、ふちにも黒点が並ぶ。花弁と萼片にも黒点と黒線がある。花は一日花。
平安時代の伝説で、これを鷹の秘伝の傷薬としていた鷹飼いが、この秘密を他人に漏らした弟を切り殺したという話に由来して弟切草という名前。



ゲンノショウコ/現の証拠 Geranium thunbergii, Geranium herb
フウロソウ科フウロソウ属の多年草で、生薬のひとつ。
和名は「(胃腸に)実際に効く証拠」という意味。
東日本には白い花が多く、西日本には紅紫色の花が多い。
茎や葉には毛があり、茎の上部、葉柄、花柄、萼には腺毛がまじる。葉は掌状に3〜5深裂する。
自家受粉を防ぐ仕組みとして雄性先熟になっている。

こちらは雄性期のお花。🤍



ミヤマタニワタシ/深山谷渡 Vicia bifolia Nakai, two-leaf vetch
マメ科ソラマメ属の多年草。
ナンテンハギ (別名: タニワタシ) に似て、山地にあることからこの名前。
茎には稜がある。ナンテンハギと違って、ミヤマタニワタシの茎の上部は節でジグザグに曲がる。また、ミヤマタニワタシの葉の方が長くとがり、縁が波打つ。花期に苞も目立つ。ナンテンハギと同様、2枚の葉の複葉が互生する。



クサアジサイ/草紫陽花 Cardiandra alternifolia, Herbal Hydrangea
アジサイ科クサアジサイ属の多年草。日本固有種。
草本でアジサイのような花が咲くのでこの名前。

お花が終わりかけていましたが、長尾平から七代の滝へ向かう登山道でクサアジサイを見つけることができました。😍 鹿の食害で減ってしまったクサアジサイ。このエリアで会えたのは5年振りです。😆 これ以外に花が終わった株や花がつかなかった小さな株も数株見つけました。また増えてくれるとよいです。🙏🏻