夏の高尾山ハイキング その1 / Summer hiking in Takao ⑤ 🥾⛰🌸🌿

July 5th 2024



イヌゴマ/犬胡麻 別名:  チョロギダマシ/草石蚕騙し Stachys aspera var. hispidula
シソ科イヌゴマ属の多年草。
果実の形が食用の ゴマ/胡麻 に似るが、食用にならず役に立たないのでこの名前。別名のチョロギダマシは、草の姿が塊茎を食用にする栽培種のチョロギ (チョウロギ) に似ているが、食用にならないから。

本名も別名も可哀想なお花ですが、薄いピンク色の可愛いお花ですよ。🥰



ソクズ/蒴藋 別名:  クサニワトコ Sambucus javanica, the Chinese elde
ガマズミ科ニワトコ属の多年草で、地下茎を這わして繁殖する。
茎は直立し高さは1〜1.5m。葉は対生し、奇数羽状複葉で、2〜3対の小葉からなる。
茎の先に白い小さな花をびっしりとつける。花冠は深く5裂して、皿のように開出する。花には蜜はなく、花序のところどころにある黄色の腺体に蜜をためる。花序の上部は平ら。花期は7〜8月。
果実は直径約4mmの球形で赤く熟す。



例年はもっと株が出ていてモリモリ咲いていたのですが、今年はなぜがとても少なかったです。🥲



ヤマハッカ/山薄荷 Isodon inflexus
シソ科ヤマハッカ属の多年草。
ハッカの名前がついているが、ハッカのような香りはしない。
下唇は前に突き出し、上唇は立ち上がって4裂し、濃紫色の斑点がある。
(関東西南部〜中部東南部に分布する、よく似たイヌヤマハッカは上唇に線状の斑点がない。)

ほんのちょっぴりですが😂ヤマハッカも咲き出しました。本格的にたくさん咲くのは9〜10月ですが、咲き始めは毎年今頃です。



アキノタムラソウ/秋の田村草 Salvia japonica
シソ科アキギリ属の多年草で、サルビアやセージの仲間。
名前に「秋」が入っているが、花は7月ごろから咲き始め、11月ごろまで見られる。

こちらもたったひと花だけですが😂シーズンお初のアキノタムラソウ。🧚‍♂️💜



ヤマユリ/山百合 Lilium auratum, Gold-banded Liliy
ユリ科ユリ属の多年生植物。
日本原産のユリで、東日本を中心として本州に分布する。

麓で一株だけ咲いていました。本格的にお花が見られるのは来週からかしら。🤍😄



フジカンゾウ/藤甘草 Hylodesmum oldhamii
マメ科ヌスビトハギ属の多年草。
葉が漢方のカンゾウ/甘草やイヌカンゾウに、花がフジ/藤に似ることからこの名前。
花や実はヌスビトハギにそっくりだが、ヌスビトハギよりもずっと大きい。

こちらも今シーズンお初。やはりお花がちょびちょびのでした。😅 普通はもっとピンク色のお花がしっかりついて、可愛いです。😂



メハジキ/目弾き 別名:  ヤクモソウ/益母草 Leonurus japonicus, Chinese motherwort
山野の日当りのよい道端に生えるシソ科メハジキ属の越年草。
全草が産前産後、婦人病、眼病などの薬草として利用されていたので、別名が益母草。
茎に弾力があり、昔は子ども達が短く切った茎の切れ端を、瞼につっかえ棒にして張って、目を大きく開かせて遊んだことからメハジキという名前。

このお花に会うたびに、昔の子供達は随分すごい遊びをしていたんだなぁ… 😱😂 と笑ってしまうメハジキさんです。



メハジキと一緒に写っているのは、ナガコガネグモの幼体。

幼体は垂直の網の中心に、ジグザグに糸を張った隠れ帯の陰に隠れる(反対側から見ると蜘蛛が見えない感じ、こちら側からだと丸見えですが。😂)のだそうです。



駒木野のお花畑のところの小仏川
水遊びをしている親子もいました。💧