初夏の高尾山ハイキング その6 / Early summer hiking in Takao ⑥ 🥾⛰🌸🌿

June 30th 2024



タニタデ/谷蓼 Circaea erubescens
アカバナ科ミズタマソウ属の多年草。
谷に生え、草の形がタデ科のタデ (蓼) に似ていることからこの名前。
葉や茎は無毛。茎が赤味を帯び、水玉のような果実も赤味を帯びる。果柄が果実の長さの2倍以上と長い。




ミズタマソウの仲間のタニタデが咲き始めました。小さくて可愛い実🦠🦠ももうでき始めていました。😍



ヒヨドリバナ/鵯花 (オオヒヨドリバナ/大鵯花) Eupatorium makinoi var. oppositifolium, Boneset
キク科ヒヨドリバナ科の多年草で、秋の七草のフジバカマ(奈良時代以前に薬草として日本へ渡来した中国原産の植物)と同じ仲間。
葉は対生し、短い葉柄をもつ。フジバカマの葉は3深裂するが、ヒヨドリバナの葉は裂けない。



ウツボグサ/空穂草、靫草 別名: カコソウ/夏枯草 Prunella vulgaris Linné var. lilacina Nakai, Common selfheal, Heal all
シソ科ウツボグサ属の多年草。
花穂の形が矢を入れる筒型の容器「靫/うつぼ」に似ていることからこの名前。 夏枯草 は、真夏に花穂部分が枯れて褐色になることから。これを利尿などの薬用にする。




ウツボグサもたくさん咲いていました。💜💜



ヒメヤブラン/姫藪蘭 Liriope minor, monkey grass
キジカクシ科ヤブラン属の多年草。
ジャノヒゲに似るが、ジャノヒゲより葉がやわらかく、花序は曲がらず直立する。日なたに生え、花は紫色で平開する。種子もジャノヒゲは青いが、こちらは黒色。
(ジャノヒゲは日陰に生え、白い花を下向きにつける。しっかり開くと花被片が反り返える。)



アカショウマ/赤升麻 Astilbe thunbergii
ユキノシタ科チダケサシ属の多年草で、チダケサシの仲間。
花序の形がサラシナショウマに似ていて、根茎が赤味を帯びているためについた名前だが、実際にはサラシナショウマには似ていない。



アカショウマは今がちょうど見頃です。😄




エビガライチゴ/海老殻苺 別名:  ウラジロイチゴ/裏白苺 Rubus phoenicolasius, Japanese Wineberry, wine raspberry, dewberry
バラ科キイチゴ属のつる状に成長する低木。
全体に赤褐色で全体に毛に覆わているので、この姿、形を海老の殻に見立ててこの名前。
日当たりのよいところに生え、高さは約2m以上になる。
全体に毛に覆われていて、茎には棘が生えている。
花期は6月〜7月。白い花弁は直立し、平開しない。
果実は8月に赤く熟し、食べられる。



ちょうど1ヶ月前に咲いていたエビガライチゴ。もう果実が熟して真っ赤な実がなっていました。❤️😍



ヒキオコシ/引起 別名:  エンメイソウ/延命草 Rabdosia japonica
シソ科ヤマハッカ属の多年草。
弘法大師 (空海) が見つけたと言われ、起死回生の野草として「ヒキオコシ」あるいは「エンメイソウ」の名がついた。 健胃薬。
花期は秋(9〜10月)。

ヤクシソウに続いてヒキオコシまでもう咲いていました。🫢